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クリエイティブ系フリーランスの作業管理について


パワハラがひどかった会社をやめました。最後の最後まで「お前みたいなずるい人間は見たことがない」「計算高い」「感謝が足りない」「そんなんじゃ社会で通用しないぞ」と、たくさんのマウントと呪いの言葉をいただきました。

精神をとてつもなくやられましたが、私に言ってきたことは、どちらかというと、私が会社側に感じていたことだった気もするので、人間関係っていうのは本当に鏡なんだなぁと。相手に対して感情的に怒りを覚えることは、自分の中にそういう側面があるのかもしれないなと勉強になりました。

今後の人生にいかしていこう。

 

ところで、晴れて個人事業主となったわけですが、収益計算やら、作業時間に関して、自己管理をしないといけないなと最近けっこう真剣に思っています。

お客さんに自分で見積もりを出す上で、自分がどれだけの時間をかけて作業しているのか?負担がどれくらいか?など計算できていないと、お客さんに申し訳ないし、逆に、自分を安売りしかねないことにもなります。

で、日勤アプリを導入してみることに。

ほしいと思ったものは下記です。

・1つのタスクにどれだけの時間を割いているか
  (1時間あたりの各作業単価を出すため)
・仕事を獲得するためにどれだけ自腹切っているか
 (実務以外の手間賃の把握)
・どれだけ怠けている時間があるのか
 (効率よく動くための行動把握)
・1つの行動にどれだけの実費が発生しているのか?

なぜこんな発想を持つようになったかというと、以前の職場で「ギャラがどう考えても安い」と人に愚痴った時「でも午前中は行っていないし、行かない日もあるでしょ?」「1日何時間ぐらい働いているの?」と言われて答えられなかったから。
24時間体制で働く日もあれば、3時間で帰る日もある。まともな雇用契約では決して許されないゆるさがある状況だった。(最低週6日出勤、朝9時から夜は仕事が終わるまでと、定額働かせ放題プランになるのが嫌で正社員雇用は断っていた)
会社側がぐだぐだではあったが、雇われる側の私もぐだぐだすぎて、けっこう本気で訴えたいぐらい疲弊していたけど、何が問題かリストアップできない状況になっていた。会社員はやめたとしても、そこの労働時間はしっかり把握しないとちょっと色々良くないなと痛感したわけです。

それを把握するために、日勤アプリをつけることにした次第です。で、今とりあえず無料で試しているのが、

まだ全然使い始めなんだけど、主に映像制作の実務的な作業があるため、それの記録してみた。

こんな感じ↓

作業的に黄色が実務、緑が移動、赤が休憩、ピンク紫がその他パソコン業務って感じで、カレンダー形式でスケジュールを書き込めて、比較的使い勝手はよいし、こういうことしたかった。
円グラフも自動的作ってありがたい。

ただ、これを作った人の狙いは、パートタイムの時間給の把握のためなんだなぁと分かってきた。作業にかかった実費とかを算出したいから使い勝手はそこまで悪くないんだけど、このソフトじゃない気がしています。

ちなみに、そもそも日勤をメモしようと思った動機は被雇用者的目線だったけど、現時点では、事業者として活用したい気持ちが大きいのです。

クリエイティブ系はそもそも元手が必要なものではないので、ただただ、私の生きるための維持費だけ賄えればけっこう値段を安くすることができちゃったりするわけですよ。
ただ、実際には、あらゆるお金はかかっているわけで。機材導入費もしかり。実務以外の連絡のやり取りなども、重要な作業の一つだ。自分の単価を安くしすぎると、設備投資もできなくなるし、業界全体の損失にもなる。
8月から3週間くらい行動していて、受注型のフリーランスはともかく、私のような企画提案型のフリーランスは、継続してものを作れる維持費として適正価格の算出は、フリーランスには不可欠だとなんとなく感じています。

(受注側も、予算感のまったくないお客さん相手だと、必須な感覚ではあると思う)

なぜこんなことを書くか?情報を収集するためには、まずは情報開示が重要だと思うのです。

情報が集まってくるとかいうことじゃなくてこういうふうに書いていくと、自分がどういう目的で行動記録をしているか整理されると思いませんか?だから、書いているわけです。

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