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裏開催の小倉は意外と順当な結果か? (よそトレ#218)

夏休み最後の週、小倉(そして札幌、新潟も)の開催も来週まで。
小倉は万馬券が出やすいと筆者は感じているが、この夏はまだ会心の当たりが出ていない。先週の北九州記念では、川須騎手のボンボヤージが穴という予想が的中したが(よそトレ#217)、馬券の買い方が上手くなかった。
今週も小倉のレースに再チャレンジである。

今週の小倉は裏開催

今週の小倉は裏開催にあたる。3場開催のため、出場する騎手の人数が多く、リーディング下位の騎手にも出場機会が回ってくる。そして、新潟と札幌で重賞レースがありトップジョッキーはそちらに回るため、リーディング上位の騎手もおらず、稼ぐチャンスである。
と、考えて裏開催時の騎手の成績を調べてみた。

注目の今村騎手は最多の11鞍騎乗

まずは、今週日曜の騎乗鞍数を確認。
新人女性騎手である今村騎手が11鞍で、西村騎手とならび最多である。今村騎手の活躍ぶりを考えれば当然であろう。ちなみに、今村騎手は今週土曜も小倉で10鞍騎乗し、3勝を挙げている。前日発売の馬券でも、ほぼすべてのレースで3番人気以内に推されている。(人気過剰に注意したところだ。)
西村騎手は日曜の小倉で騎乗する騎手のなかではリーディング2位である。実績のある騎手であり、やはり騎乗数の多さは当然と言えよう。ちなみに1位は鮫島克駿騎手で日曜は10鞍騎乗する。 
上記3人に続くのは、富田騎手と幸騎手。(ともに10鞍)
あとは、2年目の小沢騎手、松本騎手が8鞍で、ここは互いに負けていられないところだろう。

裏開催の成績では藤岡康太騎手に注目

あと、騎乗数は少ないが見逃せないのが藤岡康太騎手。

鮫島克駿騎手は今年、小倉の裏開催実績がない

表は、今年3月以降の裏開催の騎乗数と複勝率を調べたものだが、藤岡康太騎手の成績を見みると騎乗数・複勝率とも優秀で、特に複勝率は西村騎手とならび際立っている。小倉での複勝率は今回の出場騎手のなかでナンバーワンであり、要注意。
あと、この表からは、今村・小沢・松本の若手3騎手は、中堅・ベテランと比べると複勝率がやや下がることが読み取れる。若手なので騎乗依頼があれば選り好みしないだろうから、勝てそうにない馬に乗ることが多く仕方ないだろう。

軸と穴の考え方

予想のポイントとしては、軸馬と穴馬の選び方に注意したい。
小倉のレース=波乱続出、大穴連発のようなイメージがあるが、今日みたいな日はそうでもなさそうだ。結果を出せていない馬を騎乗技術や試合運びで上位に持ってこれるトップジョッキーがいないので、意外と人気通りが多いだろう。
ただ、今村騎手のように人気先行になりがちなケースは要注意だろう。
下のチャートは小倉裏開催時の各騎手の人気と着順のマトリクスである。
赤枠内は4番人気以下で3位以内=穴、青枠内は逆に1~3番人気で4着以下=取りこぼしの数である。

赤枠、青枠の中に注目
  • 西村騎手は騎乗数が多いので、穴も取りこぼしもけっこうでている。

  • 今村騎手は1~3番人気で4着以下が多いが、注目の女性騎手なので仕方ないだろう。むしろ4着が多いので、惜しいレースが多いと考えたい。

  • 藤岡康太騎手は上位人気時は手堅い。軸として信頼しやすい。また、3着が多く、あきらめないレースが多そうだ。

  • 幸騎手は取りこぼしも多いが、人気薄での3着以内が多いことから穴候補として面白うそうだ。

  • 富田騎手、小沢騎手、松本騎手は5番人気以内ならそこそこの結果が期待できそう。



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