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早期教育とか言うより「早寝」がどれだけ重要か知るのだ!【鈴木みゆきさんの講演メモ】

恐ろしいことです。

なんと、日本の幼児の半分以上は10時以降に寝てるみたいです。

ちょっとわかりづらいですけど、このグラフがそうです。

昭和55年ぐらいでは25パーセントぐらいだったのに。

その証拠に、当時わたしも見ていたドリフターズの「八時だよ!全員集合」では加藤茶がエンディングで「早く寝ろよ!」って言ってました。

しかも、放映が土曜日なので少し遅く寝ても良い(=9時)という前提でこの時間です。

かたや、21世紀になると、ドラマ『マルモのおきて』でフィーバーしたエンディング曲の『マル・マル・モリ・モリ!』なんか、10時前にやってましたからね。

こどもがその時間に起きているのが普通だということでを表してます。

あと、昭和の当時は深夜といえは、「11:00」だったようです。ちなみに「深夜」という言葉の定義は「国民の半分が布団に入ってる時間」なので、今だとだいぶのびてますね。


では、講演を聞いたメモです。


■睡眠不足の作り出す悪影響

・寝不足だと食欲が出ず、朝食を食べられなくなる(朝食を食べないと体温が上がらない)

・肥満になる

・学力が低くなる(幼児の場合も知的能力に影響)

・性の早熟化(小学2年で初潮の例もある)



■「早寝」を妨げるもの

・残業で遅い親(主に父親)が子どもの顔を見たいがためにその時間まで起きている、または起こす

・大人と一緒にだらだらとテレビを見ること

・いつまでも楽しめるスマホ、ゲーム

・夜にコンビニに行く

・遅い夕食時間


睡眠には脳内の「メラトニン」と深い関係があるそうです。

メラトニンは夜にたくさん作られ、多くなると眠くなるそうです。でも、光に弱く、テレビやコンビニの明るい光などを浴びると眠くなくなります。

メラトニンの大きな役割は、酸素の毒から体を守ること。それと「第二次性徴」を抑える役目があるそうです。

なので、遅寝の子は性的に早熟してしまいます。すると、とくに女性は身長が伸びなくなり、骨盤の成長も止まり、普通に出産できなるようです。

それと極端に初潮が早い子は子宮などの大きな病気を患う確率が高いようです。

例で聞いた話では小学2年で初潮が来た子がいて、その子は夜中の1時頃まで布団の中でゲームをしていたんだとか……。むちゃくちゃや。


■子どもが早寝できるかは親にすべてかかっている

これ、重要ですよね。親が遅寝なのに子どもが早寝になるはずがない

大切なのは「寝る時間との境目を作ること」。絵本を読む、子守唄を歌うなど。


■こどもが寝させるときに絵本を読むのは良い

絵本を読んでるとき……

【1】親: 前頭前野が動く(コミュニケーション)→ボケ防止

【2】親: そのまま一緒に早寝すると太らない(肥満防止)

【3】子ども: 心の脳が動く→情緒豊かになる

【4】子ども: 日常で使わない文法を覚える (例: 「クマさんは朝ごはんにシャケを食べました」)


■早寝の大切な理由

「成長ホルモン」は夜の22時〜2時に一番分泌されるから

22時にふとんにはいるのではなく、熟睡していること。

睡眠前半の「ノンレム睡眠」で成長ホルモンが多く分泌され、体の成長、修復をしてくれる。

ちなみにこの成長ホルモンは寝ないと出ない。あと、昼の13時から15時にもたくさん出る。怪我や疲労が多いとそちらの回復に成長ホルモンが使われるので疲れすぎないことも大切(これは他のスポーツ関連の講義で聞いた)。


睡眠後半の「レム睡眠」で夢を見て、脳内の情報を整理、身体の整備をする

ちゃんと寝ないとレム睡眠を確保できず、学力低下につながる

・第二次性徴を抑えるメラトニンが分泌される

大人も大切で認知症物質の「βアミロイド」を低下させる



現在、日本で夜10時以降に寝る幼児の割合は半分以上だそうですが、世界で見ても異常だそうです。日本の子どもは世界一寝てないらしい。

昭11年のころは2歳児は半数が7時台に寝てたので、明らかに時代とともに変化してます。

え、そうだ、一時期話題になった「鬼から電話」というアプリはあかんらしいです。

寝る直前に刺激をあたえ、ストレスがたまるし、スマホの光が目を覚めさせるので。

それと、恐ろしいことに、3歳のころの睡眠が13歳の頃の肥満に影響があるみたい。

365日同じリズムでなくてよいそうです。祭りとか遊びに行くときは気にしなくてオッケー。

学校のリズムに合わせる感じで。

睡眠を操ることで24時間を自分でコントロールできるようになりたいですね。

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