宇宙ホラー2【統合失調症 小説】
episode01(05)
私は警察の車に乗せられた。
黒く光る光が見えた。窓の外をずっと見てたけど、対向車が1台も見えなかった。
不思議だった。
昔のテレビみたいな横線が見えた。
ウィーンという音がする。車が動いているというより、外の風景が動いているように感じた。
住所を聞かれた。‥です!しっかり覚えていた!
ナビのようなものに入力をする警察官。誰かに電話をかけている。左、左、左、とにかく左に曲がっていく。見覚えのない暗い道を行く車。
えっ!これが私の家?ボロボロじゃん!
そう思っていたら警察に何故か今日の日付を聞かれた。えっと‥2022年06月8日です!
何かを入力する警察官
すると‥外の情景がみるみる変わって私の家が現れた。
玄関から誰かが出てくる
あっお父さんとお母さんだ!
やっと会えた。
やっと家に帰れた。そう思った。
でも何故か老けてる?
私は直ぐに病院に連れていかれた。その時もずっと喉が乾いていた。
私は真面目に話をしただけど、私の話はおかしくてとんでもなかった。だから先生はずっと首をかしげていた。
episode03(01)
体育館そこで私は働いていた。ダイヤル式の電話、印鑑、手書きの領収書、私は旧式のシステムの中で働いていた。
そこにやってくる子供達は、何故か様子が変だった。文字が上手くかけないのだ。
デジタル化が進んだ世界で皆文字が書けなくなっていた。申請書が書けない子供たち。お前がやれ、お前がやれと押し付け合う。
ネット申請はないんですか?
と子供が言った。
ないよ、ここは手書きの申請書のみだからね。名前がかけなきゃ、利用できないよ。
頑張ってスマホを見ながら必要事項を記入する子供達。提出された書類の文字はカクカクだった。
なんじゃこりゃ。
自分の名前が書けない子供達。でも必要ないといえば必要ない。デジタル社会に識字力は必要ない。しかし、ここはアナログシステムの体育館
子供達はカルチャーショックを受けていた。
episode04(02)
2022年6月7日
私は道を歩いていた。どんどん歩いていた。木の小径を抜けて、ゴミを拾った。
ゴミを拾いながら進んでいくと、団地が見えてきた。傾いた看板。子供の鳴き声。そこは雰囲気の違う土地だった。団地の公園にはブランコが6つあった。優しさだと思った。子供たちがケンカしないように6つもブランコを作ったんだと思った。そんな優しいブランコに乗る1人の少年。どんどん高く漕いで見せる。凄い凄いと言ったら満足そうに漕ぐのをやめた。
それからまたゴミを拾いながら進んでいくと、少年が立っていた。こっちこっちと手招きする。彼の手は職人の手だった。何処か寂しそうな彼に惹かれてついて行った。彼が手招きする。キスをして、公園のベンチでxxxした。
こうちゃんに振られるそれだけが怖かった。こうちゃんとの約束それは浮気をしないこと。私は浮気をしてしまったのか?分からなかった。
生理が始まった。
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