ChatGPTは法律が苦手?
ChatGPTには得意科目があるようです。
つい数日前から、ノート代わりに趣味のプログラミングと法律学習のブログを作って、いろいろ試していたのですが、プログラミングは本当にすごい。
ChatGPTがあったら、プログラミングの仕事を辞めずに続いていたかもしれないと思うくらい、ピンポイントで使える知識をどんどん返してくれます。
その一方で法律については、全く使えません。注意深く、判例の日付や、事件の性質について、詳細に文脈を与えても、返事をするために踏まえている情報量がかなり薄いのが透けて見えてしまいます。普通に有名判例についても作り話をします。ChatGPTの学習データに、ネットで公開されている裁判所の判例データは入っていないのでしょうか・・😨
英米法の話題に限定すると、かなり厚みのある返信をしてくれますが、話を日本の法律に限定した途端、返事をするために足りない情報を勝手に作って返して来ます。
おそらく、ネット上に存在する情報の量と質がそのまま反映している様子が窺えます。
法律というのは、普遍的なものなので、英米法の話題に限定しても、日本の法律を理解するのに有益な知識は得られるのですが、日本の法律の資格試験を受けるために正確に、しかも効率よく、ChatGPTを使って学習を進められるかというと、全く自信ありません。
一方で、ネット上に一番、量質ともに充実していて、しかも新しい文字情報がある分野はプログラミングだと思います。とりわけ、プログラミングにおける第一次資料ともいえるソースコードを惜しげもなく公開・共有する文化があることが、特に大きいように思います。
あるライブラリのあるAPIが、内部で何をしているのか、どう動いているのかということまで、的確に、言葉で説明してくれます。
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ChatGPTは仕組み上、翻訳も得意だそうで、こちらが聞いたことの返事を英語の情報源に基づいて、日本語で返しているように思えることも多いです。
学校で習うような教科だと、たいていの分野で英語の情報が充実しているので、実用に耐えます。しかし、日本語の情報しかない分野だと、全く頼りないことになってしまいます。
ChatGPTを活用して、法律のアウトプットの訓練しまくるぞ!と思っていたので、すごくがっかりしてます😓
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