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天使の話(第31話)不幸の布団

今あなたは何処にいますか?そこはあなたに相応しいところですか?もしあなたが明るい明日を望んでいるなら環境が大切だってお話したよね!?もし挑戦を認めてもらえない場所なら、また失敗が許されないところにいるなら、環境を変えるのが一番の近道だよ。人って暗いところに長くいると、ちょっとした光でも眩しくて目を閉じてしまうって話を随分と前にしたよね。そう、天使ハッピーのお話の時だった。人は上手く行かないことが続くと、殻に閉じこもってしまうんだ。そして僕らは、この殻のことを不幸の布団と呼んでいる。人の成功を見ないように目を塞いで、自分の不幸を呪い続けるんだ。この状態の厄介なことは、ある程度の同情が集まって、とっても温かく感じること。冷たい外の世界で凍えた心はこの温かさから逃れられなくなる。心を青く塗りつぶして明るい明日を手放してしまうんだよ。でも、あなたは本当にそれで良いのかな!?もしイヤなら、布団から飛び出してみてごらん。外に出れば、雨が降ったり風が吹いたり、まだ肌寒かったり、逆に暑くて目眩がしちゃうかも知れないけど、太陽の光を浴びて日向ぼっこしてごらん。ちゃんと目を開けばきっと光を感じられるはずだよ。

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