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長期入院してしまったフリーランス | #2 病気の発覚

#1 は前書きのようなものでしたが、今回は病気が発覚するまでの経緯を。

まずは簡単に自己紹介をしますと僕は、福岡県は北九州出身の25歳、現在はフリーランスとして東京を拠点に映像制作の仕事に携わっています。

北九州のヒーロー・キタキュウマンのPVを撮ったり。北九州は決して危険な場所ではないです、はい。

主に撮影部としてカメラ周りのことをあれやこれややっています。


映像制作の仕事は比較的ハードで、早朝集合深夜解散も珍しくありません。また、現場では大抵お弁当などが支給されるのですが、それも健康に気をつかっているとは言い難いものでした(塩分多め)。

また、フリーランスということもあり、まだ20代だしという油断もあり、健康診断などは大学を最後に3.4年近くは受けていませんでした。

そんな生活が続いていた2019年の初めごろから、軽い倦怠感と咳が途切れなくなりました。症状には波があり、仕事はこなせるのですが、休日は立ち上がる気力もなくひたすら寝て終わる日々が続き、しかし仕事による疲れだろうと気にせずにいたのです。しかし、いくら経っても倦怠感が完全に晴れることはないまま、2019年7月ごろ、右足首と左のふとももが痛みはじめました。、特に捻ったりの記憶もなく、原因不明というのが怖くもあり、例の倦怠感もあり、ちょっとこれは身体がおかしいのでは?とやっと思い始めます。

ちょうど撮影の合間の休みがあったので、近所の内科をとりあえず受診してみました。そこで血圧を測ったところなんと300mmHgを超えており(!?)、すぐに最寄りの大きな病院への紹介状を持たされました。こんな数字は見たことがない、なるべく急いで、でも急がずゆっくりと動いて向かうようにと。

目に見えて動揺するお医者さんは初めてみました。もしかしていつ死んでもおかしくないのでは…?今週のジャンプまだ読んでないのに…という思いが頭を巡りつつもなんとか病院にたどり着き、すぐさま血圧測定をすると、いたって普通の数値が表示されました。何度か測定を繰り返しても変わらず、「一体何だったんでしょうね〜?」と看護師さんと笑いあいました。よかったよかった、ある日突然重病が判明するなんてやはり映画や小説の中だけの話だったのだ…。

しかし一応念のため、血液検査、レントゲン、エコーなどの検査を元に診察を受けたところ、担当の医師が非常に深刻そうな顔で仰いました。

「今すぐ入院する必要があります。」

そうしてそのまま人生初の入院生活に突入しました。


続きます。

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