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長期入院してしまったフリーランス | #10 高額療養費制度

術後の経過も良好で、手術を行なった大学病院から家の近くの病院へと転院になりました。
というわけで一旦大学病院での会計を行なったわけですが、領収書と診療明細書をもらったので、興味本位で本来ならいくら治療費が掛かっていたかを計算してみました。

その額にして¥4,959,320。
心臓が止まっちゃう
かと思いました。

が、ちゃんと健康保険や高額療養費制度などの救済措置があったので一安心です。今日も心臓は元気に動いてます。

まずは健康保険は言わずもがな、治療費3割負担となります。
500万が150万に。すごい。
でもしがないフリーランスにはそれでも無理があります。

そこで忘れてはならないのが高額療養費制度。詳しくは以下をご参照のこと。

簡単に言えば、高い治療費が掛かっちゃったとき、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分があとで払い戻される制度です。自己負担限度額は所得によって変わってきますが、だいたい10万以下なのでこれを使わない手はないです。

気をつけなければならない点は主に以下の3点です。
①払い戻しは3ヶ月後
申請してから3ヶ月後までは払い戻し分の額を自分で負担することになってしまいます。ただ、"限度額適用認定証"というものを取得しておけば、会計時に支払う料金が自己負担限度額までとなります。国民健康保険の場合、自分が住んでいる市区町村の国民健康保険の窓口へ申請する必要があるので、入院中で身動きが取れない場合はどなたかに代理で申請してもらわなければなりません。

②計算は1ヶ月ごと
高額療養費の自己負担限度額が適用されるのは1月(1日から末日まで)に掛かった医療費の総額となります。そのため月をまたいで入院してしまった場合、負担額が大きくなってしまう可能性もあります。

③入院中の部屋代、食事代などは含まれない
病院によって4人部屋、2人部屋、個室などで料金が異なります。この差額ベッド代は高額療養費の計算に含まれません。今回僕は手術後に一般病棟に戻った際に2人部屋に入りましたが、「2人部屋だとストレス少なくていいな〜、しかも窓際で日当たりいいし」なんて考えながらそのまま呑気に過ごしてるといつの間にか結構な額になってしまいました。
ふと日当たりの良い窓の外を望むと、ひよこちゃんと目が合いました。

看護師さんに言えば大部屋に移動することもできるので(空いていれば)遠慮なくお願いしましょう。


これまでは健康保険料払うの億劫だな〜なんて思ってましたが、いざ入院する立場になるとやはり大事なものだったんだなと痛感しています。もちろん健康であることに越したことはありませんが、万が一入院する場合に備えて、そういえばこんな制度があったな、と頭の片隅にでも残してもらえると幸いです。
上記以外にも細かい点で色々と決まりがあるようですが、それは万が一の時に調べてください!(放棄)
以下参考にしたwebページです。



感染性心内膜炎の完治のためには、これからもまだしばらくは抗生剤の点滴に繋がれた生活が続きます。8月中には退院できるといいのですが。
時間が有り余っているので、Amazon primeで観れるオススメの映画ありましたらぜひ教えてください。ちなみにこの数日で観た中で一番心に来たのは『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』です。深夜の病棟で泣きました。



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