症例報告の行い方

症例報告の行い方。

装具とは関係ありませんが、、、

今年度も研究発表を視野に、準備に取り掛かっている方も多いと思います。

いざ、症例報告を行おうとしても何から手をつけていけばいいのかわからないかもしれません。

積み重ねていく内に段々とわかってくるのかもしれませんが、、、

まず、
症例報告になりうるテーマは
①稀な症例
②診断が困難だった症例、または診断に工夫を要した症例
③予想外の経過をたどった、または予想外の合併症が生じた症例
④理論的に正しい治療法、または比較的稀な疾患の治療法
と言われています。
http://www.m-review.co.jp/book/detail/978-4-7792-0680-1

また、理学療法士向けの論文では
・珍しい疾患の症例
・珍しい疾患ではないが特異的な症状や経過、病態を示す症例
・特別な治療が奏効した症例
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mpta/16/1/16_1_5/_pdf/-char/ja

とあります。

一般的な症例では特別な治療や評価をしていなければ、あんまり適していないことになります。


また研究を行う上で確実に押さえておくことはPI(E)COと呼ばれるものです。

ここがズレてしまうと何をやっているのかわからなくなるのでこちらの作成にはしっかりと時間をかけて検討していく必要があると言われています。

症例報告では対象は決まっているかもしれませんので。どのような介入をして、どのような人と比較して、どのような結果になったか。を明確にして取り組めているでしょうか?

そう、考えると症例報告も難易度が高いような気もしますよね。

しかし、症例報告をすることはクリニカルリーズニングを高める練習になると思います。

準備は始まっていると思いますが、見通しを立てて、必要な評価を取り損ねない事に注意して下さい。

ある程度テーマが決まったら必要な知識や論文を集めていく作業になります。

今後は抄録などで症例報告の書き方を少しづつ見ていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?