両側金属支柱短下肢装具=強い?
両側金属支柱短下肢装具=強い?
https://www.zenniti.com/f/b/show/b01/1030/zc01/3.html
論文です。
両側金属支柱付き短下肢装具(SLB)は強度があり、強い麻痺に適応となるって思っているかもしれせん。
間違いではないのですが、SLBでも破損や摩耗が起こります。その場合はかえってSHBの方が強い場合もあります。
SLBはダブルクレンザックにより角度調整を行いますが、このロッドは摩耗が激しいです。筋緊張が高い場合や緩衝がうまくっていないと、ロッドにかかる負担が増します。
ロッドは消耗品なので、定期的に装具士さんに診てもらう必要があります。
しかし、定期的に診てもらうことが難しい場合は摩耗が進み、角度が変化している事が多いです。これにより歩容が崩れ、拘縮が起き、不可逆的な変化になってしまうこともあります。
その場合はかえって、SHBなど調整が必要ないものを選択しておいた方がしっかりと矯正できることもあります。
装具って色々なことを総合的に考える必要があるので、本当に難しいですよね。
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