動画編集の仕事の単価 安すぎじゃねーのっていう僕の個人的な感想

ふと興味があって、クラウドソーシングサイトの「動画編集」の単価を調べてみたんだ。需要が増えまくっていると思われる『premiere使える人』だけれど、どのくらいで「値踏みされている」かというのはまた別の問題。

そしたらびっくり。

10分動画 1本1000円

っていう依頼もあって、あと更に言うと(最初の1本目はテストで@500)とか書いてあって、うひゃー安!って思った。

やや、ここではその単価を希望した受注者の人達の悪口を言いたい訳じゃない。「このくらいの単価が僕らは妥当だと思っている」というだけであって、依頼される側が安いと思えば請けなければ良いだけの話なので、10万円でも10円でも、自分たちが感じる数字をそこに入れればよいだけなのだ。

10分動画を作るのにどのくらいの時間が掛かるかって考えてたら、なんだか数学的な気分になってくるよ。

送られてくるであろう【元データの録画時間】
1時間の元データが送られてきたら、その時点で最低でも1時間の人工が発生する。編集時間とは別に!例え最終的にアップされる動画の長さが3分だったとしても!まず何が入ってるのかを見ないとしゃーない。
これを係数oTとする。

企画構想
誤解されやすい所の一つで、動画編集という仕事は、そこそこの仕上がりで妥協するならば、機械的にメタ化された作業を動画編集ソフトに命令するだけで良い・・・と思っている人が日本人の大半だと思われるが、絶対違う。。
どんなありきたりな仕事の中にもクリエイティビティがあって、どんなに素材がグダグダでも、そこから面白い所を見つけて、どうやればこの糞つまらない動画を普通のつまらない動画に出来るか、悩み苦しんでいるんですよ。元画質が超きったねーけど、これはこれで素人っぽさが出て、ウケるかもしれない!とか。
『シーンを繋いで、適当にテロップ入れるだけだから』
って言われたって、テロップの手法が何億種類あるか知ってんのかお前。
・・・これを係数iTとする。クリエイター側の才能とか経験値とかによって1.00~1.99の中で変動する。

メインとなる【編集時間】
で、その元データの動画をファイル整理したり音量のバランス取ったりカットしたり巻き戻したり矢印キー連打で1フレームづつ早送り?したりやっぱりさっきのカットシーン使っておこうと思いやり直したりファイル名004.movと006.movの間に撮っていておそらく送り忘れたのだろうと思われるシーンがあると推測しクライアントに問い合わせたり
これをcTとす

なんでこんな事を書いているんだろう。僕は何がしたいのだろう。たぶん僕がしたいのは、動画編集の仕事している人にこう言いたいって事なんだろう。

おーいお前ら、完全になめられてるぞ。



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