見出し画像

休日にナナヲアカリの新曲をループしてたら「陽」のパワーに涙した

去年の今ごろ、ナナヲアカリというアーティストにドハマリした。
3月に思いつきでライブに行ったのが運の尽き、そこからズブズブとハマった。

個人的に思うナナヲアカリの良さは「どこか生きづらさを感じる人が頑張ったり頑張らなかったりする」ところ。
社会に適合しようとしたり、面倒くさいから適合しないときもあったり。
ただそこに深刻感はなくて、曲自体は明るいものが多い。

うまくいかない日々の中でナナヲアカリを知る

去年の今ごろは転職して2年ほど経った時期。
私は新たなプロジェクトの事務局だったが、四方八方から色々言われてうまくいかなかった時期。
「オレってだめやなぁ」という気持ちと「それだけ言うなら代案出せよ」という周りへの苛立ちばかり抱えていた。

出口が見えず暗中模索のなかで周りの人から指摘され続ける。
ストレスによって頭のリソースが減っていく。
そんな頭で生み出すヘボい資料を見せるとまた色々と言われる。

そんな日々のなかで出会ったナナヲアカリの曲はとても良かった。
一番聞いていたのは『一生奇跡に縋ってろ』
クソネガティブ、だがそれが良い。
ライブで聞いて「ウァアアァ‥」となった。

こんな感じで結構ネガティブな曲が多かったナナヲアカリだが、最近は前向きな曲が増えてきた。
そしてそんな曲を聞いた私はなぜか涙した。

I love meでいたいけど、なれない私は涙した

ナナヲアカリの直筆サインが届き、自慢するオタク
期間限定で直筆サイン入りのカードが付いてきた(部屋に飾ろう)

最近、ナナヲアカリが新作EP『DOPING!!!!!!』をリリースした。
このEPでは歌詞がすごくポジティブになっている。
なんというか自己肯定感が高い。
本人もインタビューでも心境の変化を語っている。

20代の前半くらいの頃の私は何に焦っているのかもわからないまま常に追われている感じだったんです。でも、今になって振り返ってみると、焦ったり、悩んだり、くすぶっていた時期も“まあ、いっか”と肯定できる感じがあるんですよ。こういうことを歌える自分になれて良かったなと思っています。

ナナヲアカリの豊かな表現力と新鮮な歌声のコンビネーションで魅せる、全曲コラボレーションによる新作EP『DOPING!!!!!!』はいかにして完成したのか

これらの曲のなかでも個人的に刺さったのは『I LOVE MEでいられるように』。
ホロライブ所属の人気VTuberの湊あくあとのコラボだ。

まずタイトルがすごい。
「I LOVE ME」とか前の作品だと絶対出てこなさそうな言葉。
アップテンポで明るい曲調にポジティブな歌詞が畳み掛けてくる。

これまでの曲調とのギャップに最初は戸惑ったが、昔から明るい曲調のアニソンが大好きな私はすぐにハマった。
そして今日、色んな作業をしながらひたすらループしてた。
合計4時間、我ながらループしすぎだ。

だけど、作業の休憩中に改めてこの曲をじっくり聴いてみると段々こころが揺さぶられてくる。
なんだか泣きそうだ。

なんでだろう。
明るい曲だし、歌詞も前向き。
なのに私はなぜ泣きそうになるのだろう。

今の私は1年前のような状況ではない。
プロジェクトはうまく回り始めたし、自分自身のキャリアアップも見えている。
プライベートでも楽しい日々を送っている、昨日も友人とご飯に行ってきた。

じゃあなぜこころが揺さぶられるのか。
もしかして私はまだこの曲を受け止められるメンタルじゃないのかも。

30年以上陰キャであり続けた私には「明るすぎる光」は凶器になる。
アンデッド属性に聖水が効くように。
やっぱり私は青春ゾンビだった。

だけどこんなことを言いつつ、今年のライブでは「アイラブミー!」ってコールしてる気がする。
というか今年もライブまで頑張って生き延びなければならない。
例年、7月7日に『770の日』ライブをやっている。
まずは翌日の7月8日に有休を入れるところから始めよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?