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北海道ガーデン街道の旅(1)旭川での奇跡

今日から4日間、夏の北海道を旅する。

旭川空港でレンタカーを借り、旭川、美瑛、富良野、帯広を巡る。このエリアに8つの美しいガーデンが点在していて(MAPの緑マーク)、それらを結ぶ約250kmの区間は「北海道ガーデン街道」と呼ばれている。

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【8つのガーデン】
①上野ファーム
②大雪 森のガーデン
③風のガーデン
④十勝千年の森
⑤真鍋庭園
⑥十勝ヒルズ
⑦紫竹ガーデン
⑧六花の森

これら8つのガーデンすべてを訪ねるのが今回の旅の目的である。様々な花が見頃となるベストシーズンに来られたと思う。

まずは羽田空港から11時15分発のAIR DO 83便で旭川空港へ。13時に到着。旭川空港のセブンイレブンで、昨夜のアメトーク「菓子パン大好き芸人」で紹介されていた「ビタミンカステーラ」を発見。素朴でおいしかった。

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気温は涼しいが、あいにくの雨模様。実は旭川では今日の午前11時までの24時間に6月の観測史上最も多い78.5mmの雨が降り、東旭川町では川が氾濫したそうだ。報道ステーションのニュースになっていた。幸い、ぼくが着いた頃にはもう小雨になっていたが、もし一日ズレていたら大変なことになっていた。

空港のトヨタレンタカーでパッソを借りた。本当は今日、2つのガーデン(「上野ファーム」と「大雪 森のガーデン」)を訪ねる予定だった。しかし、レンタカーが混んでいて出発が14時頃になってしまったため、急遽予定を変更。「上野ファーム」は明朝に回し、今日は「大雪 森のガーデン」だけ楽しむことにした。空港から1時間半のドライブで到着。

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大雪 森のガーデンは「森の花園」と「森の迎賓館」という2つのエリアを楽しめる。

「森の花園」は、「上野ファーム」(旭川)や「風のガーデン」(富良野)をデザインしたガーデンデザイナー上野砂由紀さんによるもの。様々な花が咲いていたが、とりわけ気に入ったのは紫色の球状の花「アリウム」が咲き乱れるエリア。

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一方、「森の迎賓館」は緑いっぱいのエリアで、こちらも散策が気持ちよかった。印象的だったのは「ミヤママタタビ」という木。葉の一部が白やピンクになっていて独特の景観。

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最初は誰もお客さんがいなくて、「え、そんな寂しい場所なの?」と思っていたら、後からどんどん大型バスで団体ツアー客がやってきて、賑やかになった。そしてどの団体も40分くらいであっという間に帰っていった。ツアーは慌ただしい。

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ぼくは17時の閉園まで楽しみ、また高速を1時間強走り、旭川市街地へ。

宿泊するドーミーインにチェックイン後、夜ごはんを食べに、近くの「自由軒」というお店へ。何も知らずに入ったら、ここはドラマ「孤独のグルメ」のロケ地にもなった名店だと判明。

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オムカレーもホッケのフライもおいしかった。カウンターに座ったため、話好きな大将の雑談がちょくちょく耳に入った。常連のお客さんと、「明日プレオープンだってね」「繁盛するのかね?」「どうなんだろうね?」という会話をしていたので、「明日近くに何かできるんですか?」と尋ねたら、地元旭川出身の杉村太蔵さんがプロデュースした商業施設「旭川ここはれて」が明日プレオープンするのだそう。このお店のすぐ裏側に。

どんな施設なんだろう?と気になったので、お会計後、見に行ってみた。新しい建物ですぐにわかった。この施設内に、小さな飲食店が25店舗入るそう。建物をぐるりと一周していると、男性3人組が立ち話をしていた。そのうちのひとりがなんとなく杉村太蔵さんに似ているような気がした。そして近づいてみたら、本当にご本人だった!なんという奇跡!

「杉村さん!」

話しかけて、一緒に記念撮影させていただいた。

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おそらく、ここが杉村さんプロデュースの施設だと聞いていなかったら、絶対に彼のことに気付かなかったと思う。その意味では、「自由軒」で大将の雑談を聞いたことが伏線になっていた。そもそも、周辺にたくさんの飲食店があるなかでぼくがたまたま「自由軒」を選んでいなかったらこの出会いも起こらなかったわけだし、不思議なことだなあと思う。

旅先ではいつも奇跡が起こる。明日も楽しんでいこう。

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