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12月1日(2018)平川忠亮最後の勇姿

2018年12月1日 J1最終節埼スタFC東京戦。
2002年筑波大学からレッズに加入した平川忠亮現役最後のシーズン。監督が代わっても常にポジションを勝ちとってきたが、2015年以降はだいぶ出場機会が限られてきた。2018年は堀孝史監督、大槻毅監督代行、オリヴェイラ監督と指揮官が代わった難しい年だった。
同じくこの年退団となった李忠成の2得点と柴戸海のプロ初ゴールで、3-2でリードした89分柏木陽介からキャプテンマークを受け取りヒラがピッチに入ると、「We are REDS!」コールが沸き起こる。右サイドを駆ける姿を目に焼き付ける。
程なくして長いホィッスルが響き、最終節とヒラのラストゲームを勝利で飾った。
試合後の引退セレモニー。2003年2ndステージで首位に立った東京ヴェルディ戦での初ゴール、ACL準決勝城南一和戦のPKなど懐かしい映像が流れる。挨拶で指導者としてピッチに戻ってくることを約束して、温かい拍手に包まれる。最後に14番を着た同期の坪井慶介が花束を持って登場し思わず涙が溢れた。

17年間レッズ一筋で過ごしたバンディエラを送り出すに相応しい幸せなセレモニーだった。
翌日大原練習場に行くと、集まったサポーター一人一人に気さくにサインに応じてくれた。
翌年以降トップチームのコーチとして、クラブのために尽力し続けてくれているヒラは、これからもレッズに欠かせない大切な人だ。

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