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11月20日(2004)紙吹雪の中の歓喜

2004年11月20日。名古屋戦。
J1 2ndステージ首位を走るレッズにとってリーグ戦での初優勝を賭けた試合になった。
この年から転勤になった人のシーズンチケットを譲り受け、毎試合スタジアムへ通い始めた。数日前から古新聞を切ってビジュアルの準備をした。
バックスタンド1階の西側自由席で、あの紙吹雪の中にいた幸せ。
試合内容のことはよく覚えていないが、終了後やや間があって、他会場の結果を伝える朝井さんの声が耳に乗っている。その瞬間再び紙吹雪がスタジアム中を包む。
負けて優勝が決まるのも、レッズらしい。
駒場のピッチでトロフィーを掲げたキャプテン山田暢久の姿。
浦和の街で繰り広げられた美しい歓喜の光景。
今まで少し特別だったサッカー観戦が、日常のことになったシーズンだった。

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