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神社の格式(種類)

皆さんは、参拝をする神社の、何を基準に選択していますか?
日本には約8万8000社以上の神社がありますが、これらには格式(種類)があるのをご存知でしょうか?

その格式(種類)によって、祈願の内容や参拝意識を使い分けていますか?
神社には、「格式(種類)」や「お祀りしている神(通称:神様)」によって、その「祈願内容」や「参拝方法」を使い分ける必要があります。

それらする事によって、祈願した環境を、効果的に創造する事が出来ますので、把握して下さい。


「産土神(うぶすなかみ)神社」と「氏神(うじかみ)神社」

「産(うぶ)神様」と聞いたことはあるでしょうか?
「産土神(うぶすかみ)神社」とは、自分が「出生した場所」にある神社を指しています。
この場所の「神(カミ)」(産土神)のチカラによって、「今」(イ)の自分が始まりました。
この神社に参拝することで、自分の原点となる「生命活動」の働きを調節することが出来ます。

そして、「氏(うじ)神様」は聞いたことがあると思います。
「氏神(うじかみ)神社」とは、「居住地域」にある神社を指しています。
産土神と氏神が、同じ神社になる人もいるかと思いますが、この地域の活動を創造している「神(カミ)」になります。

居住している地域に馴染み、円滑で協調の取れた暮しを司る「神(カミ)」の活動となりますので、住居の転出入時や日常の暮し中で、この神社への参拝をおすすめします。

これらの神社にお祀りされている「神(カミ)」は、土地や海・山等の自然由来が多いのが特徴ですので、それら大地のエネルギーを十分に感じ、自分の中の電気粒子や生命粒子を、動かすようにして下さい。
その活動が地域とリンクしますので、安泰な地域生活が出来るようになります。
また、これらの「神(カミ)活動」が、自分の「四相」に合わない時には、転居をして、自分に合った地域を見つけ出す方法も、生き抜く手段と言えます。


崇敬(すうけい)神社と大社(たいしゃ・オオヤシロ)

崇敬(すうけい)神社とは、参拝者個人が、自身の生命活動に共感(崇敬)している神社を総称した呼び名です。

具体的には、地域の氏神神社を含めて、皆さんが個人的に崇めている神社で、宇迦之御魂(ウカノミタマ)をお祀りして、稲の豊作を願う「〇〇稲荷神社」や、大己貴(オオナムチ)をお祀りして、縁結びに効果的な「〇〇氷川神社」などの、様々な多くの「神(カミ)」が、全国にはお祀りされており、これらの神々を「八百万(やおよろず)の神」と呼びます。

また、国家のために命を捧げた御霊をお祀り(主祭神)ている「〇〇護国神社」では、国家や地域の「安泰」や「家内安全」など、御霊に敬意を払い「平和」の決意をするのに効果的な神社です。

実在した人物をお祀りしている神社もあります。
徳川家康の「東照宮」、菅原道真の「天満宮」などが有名ですが、これ以外にも多くの人物が、「神(カミ)」としてお祀りされています。
これは、それぞれの自分物の「フトマニ(四相)」をお祀りしていますので、各人物の「生き様」を把握して参拝することで、自らの「フトマニ(四相)」を同様なメカニズムで、生命粒子を活動させる事に繋がると考えます。

そして、これらの「崇敬(すうけい)神社」を、一手に集約しているのが「大社(たいしゃ・おおやしろ)」となります。
今では24大社ありますが、内23大社は、明治以降に格付けされて「〇〇大社」となりました。
「〇〇大社」と呼ばれていますが、「大社」とは、出雲国から継承されている、「通称:出雲大社」の一社のみとなります。
大社には、「大國(オオクニ)」の「主(ヌシ)」がお祀りされており、年に一度「神無月」(旧暦10月)に、全国から八百万の神を集めて、翌年の男女の「結び」を決めていると言われています。

これはカタカムナ的に捉えると、音の思念は次のようになります
オ(o)=奥深い・環境・広がる
オ(o)=奥深い・環境・広がる
ク(ku)=引き寄せ・自由・解く
ニ(ni)=圧力・生命活動と存在・中和安定平衝・状態の存在

奥深くまで広がる環境を、自由に引き寄せる生命活動と存在
このような働きをする「主(ヌシ)」なのです。

このカタ世界は、肉体的性別に関わらず、全ての事や物が、「女・男」「陰・陽」「マイナス・プラス」「静・動」「怒・喜」など、「アワとサヌキ」の「引き寄せと解き放ち」でカタチを成しています。
これら個々の結びつきを、全体の作用として動かしていく事が、「大國(オオクニ)」の「主(ヌシ)」の活動となります。

国や組織などの大きな動き、個人の、全体的な方向や広がりに必要な「四相」を働かせる目的なのが、「大社」への参拝となります。


神宮・大神宮・宮

これらの神社は、天皇家の管轄となり、天皇家にゆかりがある神が祀られています。
神宮は、「〇〇神宮」として現在24社ありますが、これも「大社」同様に、23社が格上げされました。
そして、「神宮」と言われるのは「通称:伊勢神宮」の一社となります。
光の世界(天照)を創造する、最大のチカラ(大御神)を「内宮」にお祀りし、この世界の対となる「神(カミ)」を、「外宮」(陰)と「内宮」(陽)にお祀りして、国や組織全体の環境を創造していると、私は考えています。

参拝順が「外宮」→「内宮」と定められているのは、カタカムナの視点で捉えると、全てはカム世界(外宮・陰)の活動から始まり、「伊邪那岐(いざなぎ)」と「伊邪那美(いざなみ)」の活動や、「天之御中(あまのみか)」の「主(ヌシ)」の領域での活動で、電気粒子や生命粒子が対となって、カタ世界(陽)の神(カム)のチカラで現象を創造している考えと、一致しているように見えます。

因みに、外宮の主祭神を「豊受(とようけ)」の「大神(おおかみ)」とし、他33社あります。
内宮は、「天照(あまてらす)」の「大御神(おおみかみ)」を最高神としてお祀りし、全92社あり、合計125社の「宮」や「社」の神社で構成されています。

「〇〇神宮」は、歴代の天皇や皇祖(こうそ)をお祀りしている神社です。

「大神宮」とは、「神宮」(通称:伊勢神宮)の支店的な役割を担っていると考えて下さい。

「宮」は、特別な理由があり、天皇や皇族にゆかりのある、実在の人を「神様」としてお祀りしている神社です。
崇敬(すうけい)神社でも述べましたが、天皇家以外では、国の統制に関わり、偉業を成し遂げ、天皇家に近い存在になった、実在した人物を神としてお祀りしている神社を、「宮」と格付けしています。
徳川家康の「東照宮」や、菅原道真の「天満宮」などが有名です。

このように、「神宮」「大神宮」「宮」は、天皇に関わる神社として、国や世界への関わりを特徴としています。
参拝者も多く、この一人一人の生命の「四相」が反映されて、「今」(イ)の現象が創造されています。
これを担って、神宮系の参拝を行ってみて下さい。


社(やしろ)

ここまでの神社の格式には入らず、地域の狭い範囲に存在していたり、神社名も不明であったり、参拝者も来ない「社(やしろ)」も、たくさん存在しています。
ただし、そこに社(やしろ)があるのには、必ず理由があります。
その場に立ち、大地や自然環境からの電気や生命の粒子を感じ、「イヤシ」や「ケガレ」、または「無」などの「ロ(ro・空間)」を判断して、自分のカタカムナ活動をするのも個人的に楽しめます。

誰も知らないイヤシロのレア感や、その地域の過去のケガレを想像するだけでも、自分のカム世界が動き、「アマウツシ」や「カムヒビキ」をして、「四相」を広げる事が出来ます。


このように、神社には「格式」や「種類」があり、それぞれの「目的」があり、その殆どが「イヤシロチ」に建てられています。
明治天皇をお祀りしている「明治神宮」では、土地をイヤシロにする為に、樹木や炭、土など用いて人工的に改良をし、敷地内のイヤシロチ化を、数百年の計画で行っていることは有名な話です。

自分が祈願する内容を明確にする為にも、目的に合う神社の選択は、とても重要な事です。
ただし、選択が自分の目的と相違していたとしても、イヤシロチを歩んでいますので、自身の天之御中主(アマノミナカヌシ)を動かすことで、その神社の「イヤシ」を受け、本意に近い「四相」を、現象する事となります。

また、神社の選択と同時に、把握しておきたいのが、お祀りしている「神(カミ)」の種類です。
基本的には、共通して「天照(あまてらす)」「大御神(おおみかみ)」がお祀りされていますので、自分の存在その物の活動領域ですが、その領域にある「神(カミ)」「主(ヌシ)」「尊(ミコト)」のいずれの活動に作用するか、また、それぞれの領域の何のチカラを動かすのかを、お祀りしている神名で判断して選択する事が、より詳細な電気や生命の粒子を、自分の意思で動かす事にも繋がって来ます。

自分の祈願を明確に意識して「本意」を知り、それに合った神社を選択して参拝することで、それらの環境の現象を、やがて来る「今」(イ)に、創造する事が出来ます。


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