やきとりい

プログラマー。二児の母。翻訳書に『ルビィのぼうけん』シリーズ、『Girls Who C…

やきとりい

プログラマー。二児の母。翻訳書に『ルビィのぼうけん』シリーズ、『Girls Who Code 女の子の未来をひらくプログラミング』『プログラミングElixir(夫の笹田耕一と共訳)』 「ぱんださん」は2016/12生まれ、「よんださん」は2019/9生まれの子です。

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  • ポメラ日記のまとめ

    ポメラで書いてる日記まとめ。だいたい子どもふたりに振り回されている。

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    日々こどもに読み聞かせている絵本の個人的な思い入れと子どもたちの反応の記録です。

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    鳥井雪の名前でお仕事した翻訳本への思いの丈を綴る記事たち。

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インターネット・オヤゴコロ

この記事の要約:『ルビィのぼうけん インターネットたんけん隊』を翻訳しました。子どもが安全に知識を持ってインターネットの良いところを体験するために、大切な本だと思うので、よかったら手にしてみてね。 インターネットを爆破したいと思うことがある。 いま二歳になったばかりの君が、いつか少し大人になって、インターネットで詐欺にひっかかって、親に隠してお小遣いを全部振り込んじゃったり、楽しい動画を見るつもりで残虐動画を見せられて何年も悪夢にうなされたり、友達とかいう名前の、実は同い

    • RubyKaigiでスタンプラリーをしたら飛ぶように本が売れて.rbも発生していた話

      RubyKaigi2023が終わって一週間経ちました。いいKaigiでしたね。たくさんのRubyistが元気に楽しそうに技術にワクワクしている姿はいいものです。 わたしはこの3月から5月、人生初の単著『ユウと魔法のプログラミング・ノート』の準備で大変忙しかったです(無事にオライリーから5/17に発売されました)。加えて子供の卒園&小学校入学準備、RubyKaigi登壇準備等があって、まさしくてんてこ舞いの日々でした。 なのに何故か始めてしまったんです…。スタンプラリー企画

      • It's time to collect stamps at the venue of #rubykaigi2023 ! - Rubyist Book Authors Stamp Rally / 最近本を出したRubyistに話しかけようスタンプラリー #rubykaigi2023 会場 をやります #authorsrb

        English ver.What is the Rubyist Book Authors Stamp Rally? In Japan, many Rubyist have been publishing books (off course in Japanese) recently, so we've decided to organize an event to bring together RubyKaigi participants and these authors

        • Rails Girls Japan昔話2:株式会社万葉とRails Girls Japan

          万葉社員十何年目かの鳥井です。これはRails Girls Japan Advent Calendar 2022 の23日目の記事になります。 先日、Rails Girls Japanの10周年Keynoteで、『10年前のRails Girls Japanむかしばなしとわたし』というタイトルでお話しさせていただきました。 その資料作りの間、いかに万葉って会社がRails Girls Japanの立ち上げ期、さらに長きにわたって支援してくれていたのかということを実感し、しか

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          ポメラ日記 2021年4月20日(火) いつかはわたしがさよならなのだけど(断乳の話)

          いつかはせねばならない、断乳。 いわゆるおっぱいからの卒業だ。 よんださんももう1歳と7ヶ月。早い子はとっくに済ませている。 最近の育児の主流の意見としてはとくに卒乳(ともいう)を急ぐ必要はなくて、母親が負担じゃなければ本人が納得いくまで吸わせててもいいんじゃなーい? 負担なら離乳食から十分栄養取れるようになったらいつでもいいんじゃなーい? という感じだ。 そしてよんださんと私の場合である。夜中の授乳はしない、朝起きての授乳は夜が明けてから、というルールであることもあり、

          ポメラ日記 2021年4月20日(火) いつかはわたしがさよならなのだけど(断乳の話)

          ベビーカステラ・ベビー・スメル(小説)

          ハミ山クリニカさんの「ベビーカステラ・ベビー」https://twitter.com/kllinika/status/1377820757837762563 二次創作です。この漫画がずっと心に残って、「あのベビーカステラのお母さんどうしてるかな...」と思っていたいつのまにか書いていました。ハミ山さん公開許可ありがとうございました。 ——— 毎年その祭りに屋台を出すと、ガサガサした女が来る。 俺の屋台はベビーカステラを作って売る。流行に乗らない代わりに、この味が好きな人間

          ベビーカステラ・ベビー・スメル(小説)

          ごく個人的体験としての絵本紹介3  ごめんごめん、ってきみに謝りたいよ:『よるくま』

          ママ、あのね…… と、ベッドで寝かしつけられる「ぼく」がママに話し始めるところから『よるくま』は始まる。「ぼく」はまだちっとも眠そうではない。 あのね きのうのよるね、うんとよなかに かわいいこが きたんだよ。 トントンて ドアを ノックして 「あらそう。ママしらなかった。どんなこが きたのかな? おとこのこ かしら おんなのこ かな」 ううん、くまのこ。 『よるくま』 ISBN:9784033312309 作・絵:酒井 駒子 対象年齢等は絵本ナビさんをご参考に→

          ごく個人的体験としての絵本紹介3  ごめんごめん、ってきみに謝りたいよ:『よるくま』

          ごく個人的体験としての絵本紹介2  大地の広さを生きる:『トヤのひっこし』

          トヤはモンゴルの草原で、家族とゲルで暮らしている。ある日、おとうさんが言う。「きょうは、ひっこしだ。みんな、にづくりを、てつだうんだぞ」どこへ? おにいちゃんが答える。「ここよりも もっと みずも くさも ある いいところだって」 その日からトヤのひっこしがはじまった。家をラクダの背に乗せ、牛と羊とやぎを連れ、馬にまたがり、草原を、狼の吠え声のする夜を、嵐を、岩ばかりの砂漠を越え、山を越えて、そして行き着く先には…。 『トヤのひっこし』 文: イチンノロブ・ガンバートル 絵

          ごく個人的体験としての絵本紹介2  大地の広さを生きる:『トヤのひっこし』

          ごく個人的体験としての絵本紹介1  ひとりでいる幸福のさきに: 『ねえさんといもうと』

          ねえさんはとても優しいお姉さん。 いもうとのことをいつも気にかけて、こうすればいいよ、といつも教えてくれます。 でも、いもうとはある日、そのことにふとあきあきしてしまいました。 『ねえさんといもうと』 https://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=123871 ISBN:9784751529515 文:シャーロット・ゾロトウ 絵・訳:酒井 駒子 子育てをしていて時折り強く思う気持ちは、「ひとりになりたい」だ。 子どもが好きだ

          ごく個人的体験としての絵本紹介1  ひとりでいる幸福のさきに: 『ねえさんといもうと』

          1人の女性がエンジニアになるまで〜いつエンジニアになったか分からんパターン〜

          誕生ー保育園ー幼稚園 人生の途中まで、思い出の写真とか積極的に手放す生き方だったので幼少期の写真などは出てきません。このエントリはwirohaさんの「1人の女性がエンジニアになるまで」から続く、いろんな女性がエンジニアになるまでを書いたサンプルの一つです。 1980年福岡県福岡市に生まれました。母は高校の司書教諭、父は以前同じ高校に務めていて、母との結婚を機に教育系一般企業に転職しました。同じ学校に夫婦がいることはできない制度らしいです。理由はよく分からん。 3歳上の朗

          1人の女性がエンジニアになるまで〜いつエンジニアになったか分からんパターン〜

          ポメラ日記 2020年6月1日(月) 白地にオレンジ色の罪

          保育園復帰第一日目。 朝から、ぱんださんとよんださんの分の登園準備をする。 保育園の持ち物準備はかなり複雑で、毎日やっていればなんとかこなせるようになるが、ブランクが長い。そういえばあれがいる、これがいる、と右往左往しながら、ぱんださんとよんださんの着替えと朝食だ。 ささださんが珍しく朝の時間に自発的に起きてきて、手伝ってくれた。 よんださんを抱え、ぱんださんと歩いて登園。 ぱんださんだけなら自転車でシュッといくのだが、歩いての登園はゆっくりになる。ぱんださんが花を見つけた

          ポメラ日記 2020年6月1日(月) 白地にオレンジ色の罪

          ポメラ日記 2020年5月30日(土) オンライン吟行録(カンヌとクレープ)

          今日は吟行だ。 吟行というのをご存じだろうか。一言で言うと、みんなで俳句散歩&句会だ。 俳句仲間で一所にあつまり、時間を決めてばらばらにあたりをそぞろ歩いて俳句を作り、その後近くの集会所やらカラオケBoxやら、とにかく腰を落ち着けられるところに集合する。そして持ち寄った俳句の善し悪しをわいわい言い合うのである。 この集会が悪みたいなご時世にとても食い合わせの悪い行事だ。 ということで、今日はZoomでオンライン吟行である。 13:00から、毎年カンヌ映画祭に行っている映画ラ

          ポメラ日記 2020年5月30日(土) オンライン吟行録(カンヌとクレープ)

          ポメラ日記 2020年5月29日(金) いつか空を見上げることの意味をきみと

          良い天気だ。 六月一日からのぱんださん・よんださんの保育園登園が決まったので、土日を除いて今日が最後の登園自粛日だ。 このところ天気や仕事の都合や気分の都合が重なってピクニックに行けなかったのだが、最終日の記念にお弁当を用意した。 ぱんださんと、クリームチーズと水切りヨーグルト、砂糖をすりまぜたクリームにいちご・バナナを挟んだ定番のフルーツサンドを作る。 先日のピザの余りチーズが残っていたので、チーズとハムと茄子とプチトマトのホットサンドも作る。 ささださんを呼んで、外へ行っ

          ポメラ日記 2020年5月29日(金) いつか空を見上げることの意味をきみと

          ポメラ日記(書けなかった日のためのスペース、内容はないよう)

          登園についてすったもんだあったり、いろいろしたので後からかけたらかく

          ポメラ日記(書けなかった日のためのスペース、内容はないよう)

          ポメラ日記 2020年5月19日(火) 詩人と暮らす

          朝から雨が降っており、これはだめだという気分が高まる。 ぱんださんは九時頃に起き、わたしの枕と自分の小さな枕を並べてそれに横たわり、「ぱんちゃんのべっど」と言っていた。 自分用のベッドやふとんが欲しい、という要望をちらちら言うようになっている。 「でもくっついてねたいの」 自立への長く曲がりくねった道は続く。 家に、星の形のぬいぐるみがある。中に鈴が入っている。 ぱんださんが手に持って、しゃらん、と鳴らす。 「どうしてここにほしがあるか、ぱちゃんしってるよ。おつきさまがくし

          ポメラ日記 2020年5月19日(火) 詩人と暮らす

          ポメラ日記 2020年5月18日(月) 新しく言葉が通じる瞬間

          ささださんが、子どもたちが寝る時間がずれ込んでいて、その後起きて家事や仕事をするとどうしても午前五時とかになってしまうのだ、と言う。 じゃあ子どもたちの寝かしつけは付き合わなくて良いよ、と言ったのだが、それでも朝三時に起きたらまだ起きていた。 ささださんのWebDBの記事のレビューを頼まれていたのでそれをやり、じゃあ寝るねと布団に戻ってもまだ起きていた。 まあ明日の授業準備というから仕方ないのだが、釈然としない。 寝かしつけに付き合っていたら間に合わなかったのではないか、あれ

          ポメラ日記 2020年5月18日(月) 新しく言葉が通じる瞬間