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写真で一皮むけるために(2)


「Photoshop」セミナーの2日目が終わった。昨日に引き続き、講師にに質問をぶつけてみた。やや難問だったのか講師は少し黙った後、なんとか回答してくれた。

結果を得るためにたどり着くための方法はひとつではなく、ある種の表現力が試される。操作手順の方針と言ってもよいかもしれない。その方針を誤ると、延々と内職のような作業を強いられることにもなる。出来れば操作はシンプルで明快でありたいものだ。

昨日と似たような事を書くが、操作は幾ら覚えても操作でしかない。

どういう表現がしたいか ⇒ そのためにどういう操作が効率的で美しく仕上がるか。順番はこうでなくてはならないと思う。

私の質問は、同じ画像をどう攻めるかという方針(考え方)で、操作そのものではない。やってみてその攻め方が違うと感じたなら、別のアプローチがないかということだ。

例1…空のみ明るさを変化させる

やや山と雲の境目が目立つので、境界線がグラデーション化出来ないかと質問したところ、回答はレイヤーを利用することだった。

講師の方のおっしゃるように、レイヤー(透明なフィルム)を2つ重ねてグラデーションをかけることで、私の望む表現が出来るかもしれない。試行は、講義の場所ではなく、もちろん自宅にお持ち帰りだ。

今の私が「Photoshop」に期待するものは、大きなところ2つとおまけが1つ。

(1) ハーフNDなどのフィルタを使わずに、露出差を埋める。

(2) 複数の画像つなげて表現する合成パノラマ。

(3) ダークフレームを撮れ忘れた場合のノイズ除去。←これはおまけ

皆既月食が今からまさに始まろうとしているが、台風が近づいているため、青森の一部と北海道を除いて、雲が多く厳しい状況だ。私の住む山形県酒田市は、現在こんな感じのお月様だ。

クリアな空は望めないが、雲の合間から月の色の変化程度は見られるかもしれない。

さて、「Photoshop」の力も少し借りながら、伝えたい思いをまた探しにいこう。

写真は、最後のシャッターを切る瞬間のみクローズアップされ、常に楽に撮っているものと思われがちですが、その前のプロセスにかなりの部分を割いているものです。暖かいお気持ちで、サポートいただけるご縁がありましたら、よろしくお願いいたします。