【日記】咳をしてもひとり

自覚はある。
子供が軽い風邪を長引かせていた。遠足の日、ひどく暑くてぐずる子供の荷物からいちいち水筒を出すのがめんどくさく、自分のペットボトルの水をシェアしてしまった。

冬ならばそんなこと絶対にしなかった。
今思えばなんて迂闊なことをしてしまったんだろう。

次の日から発症した。感染力強すぎない?本当に風邪?

そして日に日に咳はひどくなり、
とうとう夜眠れなくなったので病院へ行った。

咳止めで様子をみようとこれまたわんさか薬をもらい、沙粧妙子の事件簿のように薬を飲んで(分からない人はググってください)言われた通り様子を見ていたが、飲めば飲むほどといった感じに咳はどんどんひどくなる。

今は後頭部が常に痛く、発作のようになると鼻血が出るまで咳が出る。昨日は咳き込み続けて結局4時まで眠ることができなかった。横でママがこんなにやかましくのたうちまわっているのに熟睡している息子。隣の部屋のくしゃみでも起きて泣いていたのに、大きくなったなあと頼もしくさえ思う。


咳は1回するごとに2カロリー使うそうだ。毎日ちょっとしたマラソンをしている計算になる。

昼間、ウキウキで体重計に乗ったら太っていた。ヒッと吸った息が引き金になり、また発作のように咳き込んだ。
咳き込んでいるうちに口に溜まったよだれが絶対に入っちゃいけない方の管をヒュッと通った感覚を喉で感じた。よだれは気管を通れない。今度は溺れた。

ああ、私はまだ体力があるからこうやって息もできずにいる状態で咳き込んでいられるが、年寄りだったらそりゃ死ぬわ。こうしてあがらえずに死んでいくんだわ。なんなら、ちょっとその瀬戸際にいるわ……。

待ってましたと言わんばかりに鼻血も出てきた。
もうデフォなので慌てるようなことはない、クールな私である。床で体を反転させティッシュをもぎ取り抑えるが、咳き込みすぎて胃もえずき、洗面所まで移動する余裕がないので、そこにあるゴミ箱に顔を近づけた。

さっき、猫のブラッシングを念入りにしたところだった。

咳き込んだ瞬間、煙幕のように猫の毛が私の顔面を襲い、もう、殺すならいっその事一気にやってくれと思った。

そしてここからは私の被害妄想だが、頭の奥の方で笑いの神がこう歌っていた。

「♪ピタ〜ゴラ〜スイッチ♡」

うるせえ、殺せっつってんだよ。

結局その発作のような咳が収まるのが先か、死ぬのが先かのような時間を過ごした後、私は生き残った。今日は生きられた。神様ありがとう。さっきはひどいこと言ってごめん。

それにしても……これ、本当に風邪か?
明日は呼吸器内科へ行くことにした。

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上川ゆう

進まぬクロールのような日々の記録

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