ダメ出しという凶器
あなたは、家族や先生、上司からダメ出しをされたことがありますか?
こんなことなんでしたの?
なんでできないの?
そんなこと言っちゃダメ!やめなさい!
私は、たくさんたくさんダメ出しをされて育ちました。
小学校のころから、
問題を理解できているのに、単純な計算ミスをして点数を落とす…
アポの日程を間違えてお客様に怒られる…
など、凡ミスをたくさんしてしまう人間でした。
ダメ出しは脳の機能を止める
以前、お金に関する数字を間違ってしまい、大クレームに発展してしまったことがありました。
そんなときに、上司に「なんでできないの?なんで凡ミスするの?」と言われる。
でも、凡ミスする理由なんて全く分からないです。
実は・・・
恐ろしいことに、ダメ出しをされると頭の働きがストップしてしまうそうです。
・ 何を言っているのか理解できなくなる。
・ その行動をするとどうなるのかという結果を予想できなくなる。
・ 失敗から学んで次に活かすことができなくなる。
・ 何が間違っていて何が正しいのかが分からなくなる。
これは例えば刃物を向けられた時の反応に似てるんじゃないかなと思うんですよね。
ダメ出しという凶器を向けられると、誰だって固まるし、パニックになるし、頭が真っ白になる。
だから、ダメ出しされると余計ミスを繰り返す。
上司が言っていることが理解できなくて、口をつぐんでしまう。
そしてその結果、できないやつというレッテルを貼られる。
・・・・怖いですね。
自分への”イイ”出し
あなたは、そういう風にダメ出しされる自分に対してダメ出ししていませんか?
こんな風に言われる自分なんてやつだ。
なんでこんなことしてしまったんだろう、ここがダメだからだ。
・・・てな感じに。
他人のダメ出しを止めることはできませんが、せめて自分から自分へのダメ出しをやめてあげませんか?
ちなみに、ダメ出しする自分を辞めようと思ってても、ダメ出ししてしまうこともあると思います。
(癖ですからそんなにすぐ治らない。。)
そんな時に、ダメ出ししてる!またやってしまってる!もう私だめだなーって、またダメ出し・・・・
負のループです。
ダメ出ししている自分に気づいたら、
いったん、「ダメ出しやっちゃうよね。だって癖だもんしょうがない。」
ってダメ出ししている自分を受け止めてあげましょう。
そのうえで、”イイ”出しをしてあげる。
「これはできてた、ここまではやった、これはできる」
いいところ出しができたら、
「さらに良くするためにはどうすればいいんだろう?」
「今回みたいなことを起こさないためには今後どうすればいいんだろう?」
と自分に声掛けをしてあげてください。
あなたも私も、持っているものしか持っていません。
でも何も持っていないわけじゃない。
せっかく持っているものがあるのだから、ダメ出しをして脳の働きをストップさせないで、持っているものを活かせるように、いいところ出しをしていきましょうね。
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