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地方での採用活動を考えてみる

大企業の『終身雇用決別』宣言が話題になっています。

でもそもそも、終身雇用って当たり前なんだっけ?と思いちょっとググってみました。(「終身雇用 割合」で検索)

見る限り、転職ってそんなにレアじゃないんですよね。というか普通。
肌感覚ですが、地方はもっと転職が一般的な気もします。

終身雇用の是非

個人的にいうと、終身雇用は全員には不要、かと。人それぞれ、さまざまな働き方、考え方があるので、その人に合った企業で、その人のスキルや能力を発揮できる働き方が一番ではないかと。

なぜなら、企業経営に必要な資源(ヒト・モノ・カネ・情報)のうち、ヒトはすべての中で一番貴重な資源となりつつあると思うからです(日本では)。

そんな貴重な資源であるヒトについては、最大限のパフォーマンスを発揮してもらわなければなりませんので、それに合わせる必要もあると思います。

逸れましたが、終身雇用、要するに、安定した環境でパフォーマンスを発揮できる人に対しては、終身雇用を提供できるようにすればいいんじゃないでしょうか。

逆に、特定のスキルや能力を持ち、安定していなくともその時々(場面)で能力を発揮できる人に対しては、そういった仕事の場を提供していくことが是となるのではないでしょうか。

もちろん、安定的な雇用の代わりに比較的低賃金を許容してもらう、逆に安定していない代わりに急進的な成果報酬を取り入れる、といいった報酬形態があってもいいかと思います。

要するに、すべての人材に終身雇用と年功序列給与を提供することがもう無理、ということでしょう。

新卒の就活者に聞くとよく安定志向だといわれますが、結局、結構な数の新卒が離職するわけで、要するに仕事に対する考えなんてその時々、境遇などでまったく変わっていく、ということに他なりません。

そんなことを頭に入れて採用活動に取り組めば、また違ったことが見えてくるのではないでしょうか。

地方の中小企業の採用活動

新卒一括採用の是非については、私自身は一つの企業が単独で一括採用することはナンセンス、時代にフィットしなくなっているのでは?と考えています。

新卒の採用は、その人材の可能性も考えたうえで、いくつかの企業が共同でやってもおもしろいのでは?と思っています。

先ほどのとおり、仕事に対する考えなんて、その時々、境遇でまったく変わりゆくと思っているので、その段階で一つの仕事に決めることがナンセンスだと思うからです。であれば、5~10社くらいで共同で採用し、一定期間、希望なんかも聞きつつローテーションで仕事についてもらえばいいんじゃないでしょうか。

当然企業側のコストはかかります。でも採れないよりはマシ。如何に選んでもらえるかが見せどころ。待遇面もしかり。終身雇用を提供するか、それともよりプロフェッショナルな仕事と報酬を提供するか、そいう視点も必要になるのではないでしょうか。

仮に自分が経営者であれば、やめていくことを前提に採用します。やめるまでにどれだけ会社に貢献し、なおかつその型自身が成長できるかを考えた仕事を割り当てれるようにします。もちろん、希望すれば安定的に雇用することも重要。その人材に合わせた柔軟な雇用形態を提供できるよう会社としてできることをしていく、というスタンスですかね。
結局、中長期的に見て、それが一番会社にとっていいような気がします。

AKBグループのように辞めることを卒業といえる会社にできればいいとおもいますねー(いい意味で)。

個人の成長の場を提供でき、なおかつ会社の利益にも貢献していただく…それにより会社の成長はもちろんですが、人材に困らない(人材が卒業したあとでもすぐに次の人が採用できるだけの評判を得ている)会社になれると思うからです。

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