加藤有香

大学病院2年→特別養護老人ホーム施設看護師4年→順天堂大学大学院慢性疾患看護専門看護師…

加藤有香

大学病院2年→特別養護老人ホーム施設看護師4年→順天堂大学大学院慢性疾患看護専門看護師コースへ。 生きるってなんだろう。生き切るを支えるって何だろう。答えのない答えを探している。 "医療"っていう壁をなくしてもっと親しみやすい"ケア"を考えるのが好き。

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  • SHIPマガジン〜旗を立てよう。〜

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    SHIPは、医療・介護・福祉領域を軸に、「これまで」を変えたい人、「これから」を作り出したい人、応援したい人が集まり、対話や行動をともにすることで自らの強みを見いだし、やがて世界を前に進めるコミュニティです。 応援してくれる人が見えるとやる気になります!

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生きるってなんだ。

生きるって、 とても神秘的。 『生きる』ということを身近に感じた瞬間。 看護師になっても私にできることなんて何もない。でも、私の存在によって彼の感情が可視化できたならば、その関わりには意味があったと思う。 看護師は何かをする人ではない。その人を全人的に見て、不足、欠如があれば補えるよう一緒に伴走する。そんなサポーターであると私は思います。 病院で働く中で感じる多くの葛藤。大好きな患者さんがこぼした一言から始まる私の大切なストーリー。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー

    • 歯車がようやく動き出す

      書き留めていた文章達。書き残している文章を読み返して、苦しいながらも、もがきながらも前を見ていた自分を自分で肯定できる日が来てよかったと、心から思える。昔書いた文章をきちんとここに残していく。 この私がいたから、今ここにいるなと。同じように悩んでいることもあって、成長してないのでは!?と思うけど、それもまた、愛おしいと思える自分でありたい。 これは、2年前のこの時期に書いたもの。新卒1年目、大学病院外科病棟。甘くなかった。弱かった私。今だったらもっとうまくできたかな。。?

      • 今日までの自分にお疲れ様。〜転職報告〜

        この度、2年勤めた大学病院を退職することとなりました!転職先の報告と共に、その想いを書きました。 たかが2年目の看護師ですが、自分と大切な人と向き合ってした選択です。長文になってしまいましたが、お付き合いいただけると嬉しいです。 ーーーーーーーーーーーー その人がその人らしく生き切れるようサポートしたい。 そんな思いが自分の中に芯としてある。 本当は最初から訪問看護師などの在宅領域のキャリアを選び、やりたいことと向き合い続けたかった。 でもファーストキャリアで「やり

        • お前は誰に認められたいんだ?

          周りにすごい人がたくさんいて、だけど私はまだ何もできなくて。 結果ばかりに目がいく。 そこだけが大事なわけじゃないってわかっている。でもね、自信ないと、持っていたくなるんだよ。大きな肩書きや成果を。自分を「あーこれでいいんだ」って少しでも思える何かを。 嫉妬と悔しさで感情はいつもドロドロしてしまって。迷宮入りしている。 現場では2年目で、何もできなくて。想いだけ持っていても、ダメで、空回りの日々で。 「認めてもらいたい」の欲求が自分をとても苦しめた。もっと、もっとっ

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          少しずつ主体性を上げていく

          毎日激務。相変わらず。 心を無にしないとやっていけないこともまだまだある。 でも、最近自分で勝手にやっていいことが増えてきた。 今までのモヤモヤ ①なぜこの患者さんは家に帰れないのか。 ②なぜこの患者さんは治療を行っているのか。 それに対し、自分で主体性を持って動くことが怖かったり、どこまでやっていいかわからなかった。 今は、 家に帰れない患者さんのところへ訪室し、今後希望としてはどうしたいか。を聞けるようになった。 その内容を医師へ伝え、今後の方針が今どうなっている

          少しずつ主体性を上げていく

          嫉妬という感情が私の足を止め、進む足を加速させる

          最近やれることがすこーーーしずつ増えてきた。本当にやっと、すこーーーし。それまでは大切にしたい自分の核さえも見失うほど苦しく、涙の多い、言い訳の多い日々だった。 やっと光が見えた矢先。私を押し寄せてきたのは嫉妬という感情だった。 自分の足元しか見てないときは苦しくて自分が立つことで必死だった。 ようやく、少しずつペースを掴めるようになったら。周りが見えてきた。 そしたら、周りがキラキラして見えた。悔しかった。 私のこの、食いしばった1年はなんだったんだろう?というほ

          嫉妬という感情が私の足を止め、進む足を加速させる

          ベクトルは自分に向かっているか。

          やりたいことがある けど、 やりたいことはないけどなんかやってみたい、 でも、自分なんて、、 気持ちを前へ進めたい。変わりたい。 と思うと同時に感じるのは、 周りからどう思うのだろうか 変なこと言われないかな どうせあなたなんてできないって言われれかな って、いう怖さ。 人が怖いのではなくて、自分に自信がないだけ。 自信がなくて、怖いから足がすくむ。一歩が出ない。 ずっと、私はこんな感じだった。まー、今もだね。 自分を「周りからよく思われたい自分」という殻で守っ

          ベクトルは自分に向かっているか。

          頑張ろうって思えた。今の自分はきっと間違えていない。

          この文章は去年の10月、私が一番しんどい時に書き残していたもの。 改めて読み返して、過去の自分から学ぶことの多さに気がつく。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 本当はいきなり訪問看護師になりたかった。それは利用者さん1人に時間をしっかり使えるから。私はケアって向き合うしかないって思っているから。業務に追われて大切にしたいことを忘れてしまうみたいな働き方は絶対にしたくないって思ってた。 でも、そんなに簡単に自分の好きな仕事についていい

          頑張ろうって思えた。今の自分はきっと間違えていない。

          「隙」は柔軟なコミュニティを創造する

          早く行くなら一人で行け。遠くへ行くならみんなで行け。 アフリカのことわざ。 みんなで遠くへ行く楽しさを知った。 4月28、29日。うんコレチーム(https://unkore.jp/) に加わりニコニコ超会議へ出店しました。 うんコレのアプリを作っているのは、うんこ学会会長石井さん。(https://www.facebook.com/yousuke.ishii) 石井さんは、私にダイバーシティとは何かを教えてくれた人。 医療は医療だけで伝わらないという新しい考えを教えてく

          「隙」は柔軟なコミュニティを創造する

          時間が人の姿を変える。今を生きなきゃ。

          病院に勤めて1年が経った。 私が関わった中で何人もの人が亡くなった。 短い関わりの中だけれども思い出のある人がたーーくさんいた。 最近は、少し違う。 去年の私には感じられなかった、「時間」が確実にある。 それは、入院して、検査して、手術して、元気になって家へ帰ったはずの人たち。 その方々が戻って来る。 姿を少し変えて。 毎回すこし驚く。 頭ではわかっていたけど、がん患者さんなんだと視覚がこれでもかというくらいに私に訴えてくる。 あなたは今、何を考えている? 想像する

          時間が人の姿を変える。今を生きなきゃ。

          看護はね未来が見える仕事なんだよ。

          現場がきつくて 目指すものに届きそうもなくて でも、逃げるだけが道でもないような気もして でも、ここで何を学んだらいいのかもわからなくて 苦しかった。 本気で転職するか、留まるか悩んだ。 いろんな人に会って、話を聞いてもらった。 多くの人は私の気持ちを受容してくれた上で背中を押してくれた。 「あなたが納得をしたいなら、逃げるのはいまじゃないんじゃない? でも、本当にきつかったらやめていいよと。」 自分と向き合いきれない弱さを人に見せることで、 元気を

          看護はね未来が見える仕事なんだよ。

          「忙しいからしょうがないんだよ。」に負けない。

          病院で勤務していると、 「こんなことしたいけど、、病院じゃ忙しくてできないや」をたくさん見る。やりたいならやればいいじゃん!!簡単なんだけど、そんな簡単にできない現実がある。なんでこんな現実なんだろうか。ずっともやもやしてる。私は、やりたいケアは先輩に怒られないように隠れながらやってきた。 なんでいいケアって胸張ってできないんだろう。 なんで私は、コソコソ隠れて大切にしたいことをやってるんだろう。って。 きっと、それは「やらなくてはいけないこと」がたくさんあるから。ま

          「忙しいからしょうがないんだよ。」に負けない。

          病棟看護師1年目、がむしゃらだった。そんな私が感じた1年とこれから。

          その人の当たり前を当たり前にできるように伴走する そんな看護師になりたくて、、 生活の場というその人らしさがある場所で看護をしたいって思っていた。なので、新卒で訪問看護師になろうかなって本気で悩んでた。 でも、在宅の利用者さんはきっと治療のフェーズを踏んでから地域に帰る。 そう考えたら 治療がどのような環境で、どのように行われるものなのかを知らない私は、利用者さんの想いに共感できないところが出てくるのかなって。 それは悔しいなーって。 だから、病院へまずは行こう

          病棟看護師1年目、がむしゃらだった。そんな私が感じた1年とこれから。