何事も若いうちに。

 天気が悪いですね。新潟も本格的に梅雨入り。雨の匂いは嫌いではありませんが、サイクリングできないのが辛い。6月下旬です。 

 そんな天気も忘れるくらい、近頃、二つほど素敵な出会いがありました。どちらもコーヒー屋さんで働いていた時のことです。

 一人は、早くもコーヒーに目覚め、現在は受験勉強をしながらも、コーヒーの仕事に就くことを夢見る高校生の男の子。

 一人は、大学で地域デザインについて学ぶ、ヒッチハイクをして遠くから新潟にやってきた、大学生の女の子。

 こんな二人に出会うことができました。運良く、たくさんお話しする時間も取れたので、その二人から聞いた熱い想いを紹介したいと思います。

 

① 「コーヒー飲める男ってかっこいい」の気持ちを忘れずに。(高校生の男の子編)

 その子がコーヒーと出会ったのは、なんと小学生の時。最初は、「コーヒー飲める俺って、かっこいい!」という思いから、コーヒーを我慢しながら飲んでいたとのこと(かわいい)。さらに、中学生の頃くらいから、コーヒーの美味しさに目覚め始めたそうです。

 それからは、新潟のコーヒー屋さんに止まらず、東京のカフェにも自分でいくほどに。次第に、自分でコーヒーも淹れ始め、有名なバリスタのセミナーにまで参加するほどに。まだ高校生、すごい行動力・・・。

 実は高校では部活もとっても頑張っているようで、その彼が「今」やりたいことが全部詰まったような環境に向かうために、受験勉強を頑張っているようでした。 

 それを全て支えるのは、溢れ出る好奇心や、知りたいという欲求だと思います。若ければ若いほど、やりたいことがあったら、それに向かって突っ走ることが出来る環境も力も備えることができます。

 「いい大学に行きたい」、「近くの国公立が良い」、「親に財政的な迷惑をかけたくない」という考えも立派です。しかし、自分の好奇心に逆らわず、その時々で描いている夢を追って道を決めることができる能力というのは、いい大学に行くよりも一生物です。  

 僕自身が、「国公立で、教育学部か国際系の学部ならどこでも良い」と思っていたので、もし自分もこういう考えを持って受験していたなら・・・と少し羨ましく思います。

 

② 自分のいる日常は正しい?(大学生の女の子編)

 朝の少し忙しい時間帯も終わり、ゆったりした時間を過ごしている頃、この女の子はやってきました。最初は、別のスタッフと話していたのですが、話している内容がとても面白かったので、つい耳を傾けながら相槌を勝手に打っていました笑。

 そうしていたら、その子も大学生ということがわかり、会話に入れてもらうことに。

 その子は、ヒッチハイクで国内を回りたい。夏頃に始めようと思っていたが、待ちきれなくてとりあえずやってみた。とのことでした。

 すごい行動力と勇気だなと思いながら話を聞いていると、地方活性化などについて勉強しているとのこと。僕が働いているコーヒー屋さんが、新潟では有名な商店街にあるので、その一環だったのかもしれないです。

 でも、もっと聞いてて面白かったのは、自分の大学生活について真剣に考えていたこと。「みんなは友達と飲み会とか、部活とかで同じコミュニティにいることが多い。私はそれも好きなんだけど、それだけだと価値観とか視野を広げられないまま大学生活を終えてしまう」とのことでした。

 なかなか人とは違う一歩を踏み出せなかったり、どうしても慣れた場所に集まりがちな人間の習性みたいなものに対して疑問を持ち、しっかり行動するということができている人なんだなぁと、尊敬します。

 改めて、様々な環境に身を投じて、その環境を生かし自分の糧にしていくことの重要性と、その意義を考えさせられました。この場を借りて、この出会いに「ありがとう」と言わせていただきます。

 


 非常に、面白い二人だったなぁと思います。そして共通しているのは、まだまだ若いこと。

 若いからこそできる発想、行動、社会への影響力があります。こういった若い人たちが、どんどん前に出れる社会であるべきです。そうして、その人たちを見て次が出てくるんだと思います。 

 なので、もし今、進行形でやっていることとは別にやりたいことがあるという人は、今すぐにでも行動を起こすことをオススメします。義理や良心などは、時に行動力を削ぎ落とす弊害になりかねません。 

 そして、その周りに求められることは、繰り返すようにそのチャレンジを許容できる社会を目指す、そのためにその社会に存在する一人一人が自分ゴトにこの課題を捉える。

 という姿勢だと思います。

 二人の若き挑戦者のお話でした。


 それでは!  

 

エンジニアリングとコーヒーをこよなく愛する新米エンジニア 夢は、「世代を超えて、それぞれの幸せを追求できる社会を創造する」こと エンジニアだけどコーヒーを上手に淹れます。 頂いたサポートは、より良いnoteの記事を生み出すために使っていきます。