圧縮論と構成選択の考え方【オートチェス】

こんにちは、AMAKARAです
とても上手いです
上手すぎてチャンピオンシップではアジア地域4位、ACOTでは日中韓露7位を取りました
今回は構成を選ぶときに参考になる考え方を紹介します

ただ、今回紹介している圧縮論は過信しすぎないで下さい
状況が揃って駒が圧縮されて強くなる構成が卓に刺さっている時だけ使いましょう

※今回使っている画像はtwitchのnew3_gameさんの実況からです(許可有)

事前情報 構成のTierと有利不利

Tier0 パンダアサシン パンダシャーマンメイジ
Tier1 ビースト6
Tier2 ナイト6 シャーマンメイジ 太古
Tier2.5 ケーブディバイン 
Tier3 ウォリアー9 メイジ9 アサシン9

パンダ構成は全対面有利なのでそれ以外の有利不利を紹介します

ビースト6

有利構成(ビースト6が有利な構成)
ナイト6(ドワーフ無し) ウォリアー9 アサシン9
不利構成
シャーマンメイジ メイジ9(雷☆3) 太古(微有利) ケーブディバイン(微有利?)

ナイト6

有利構成
シャーマンメイジ メイジ9 ケーブディバイン アサシン9

五分
太古?

不利構成
ビースト6 ウォリアー9 

シャーマンメイジ

有利構成
ビースト6 太古 ウォリアー9(セイクリッドランサー☆2未満) アサシン9 メイジ9

五分
ケーブディバイン?

不利構成
ナイト6 完成し切った構成 マリーン

太古

有利構成
ウォリアー9 ナイト6(微有利) 

五分
ビースト6?

不利構成
シャーマンメイジ アサシン9 メイジ9 ケーブディバイン(ホーン)

圧縮論とは

圧縮論というのは自分が欲しいと思っている駒のゴールドと同じゴールドの違う駒を集めていると、自分の駒が集まりやすくなるというものです
例えば卓に霊刃の騎士を☆3にするために集めている人が8人いた場合を考えます
霊刃の騎士をみんな拾っていくのでプールから霊刃の騎士が消えて行き、全体的に霊刃の騎士がショップに並びにくくなります
すると、代わりに他の2G駒がショップに並びやすくなり、霊刃の騎士以外の2G駒が集まりやすくなるのが期待できます
これが圧縮論です

圧縮論が役に立つ場面(想定)

例1)卓に二人太古族がいる
それに対抗するためにアサシン9が現れる
この時点でナイトがかなり強くなります
太古族とアサシン9は2G☆3をエースにするので、霊刃の騎士が重なりやすくなるからです
一番上が連勝ビーストとかでない限りナイト6でいいでしょう
ここにケーブディバインでも居ようもんなら最高です
ナイト6は太古族にもアサシン9にもケーブディバインにも五分以上に戦えるし、最終構成のパワーも随一なのでとてもいい選択だと言えるでしょう

例2)ビースト卓で太古もいる
こういった卓だと雷☆3が狙いやすくなるのでメイジ9の選択肢が生まれます
メイジ9は上でTier3構成に入れているようにあまり現環境で強い構成ではありませんが、状況が揃えば強くなります
ビースト卓ならナイトはビーストに打点を受けて育ちにくいし、一位が見えてきます
メイジ9は雷☆3まで行けば相当強いしビーストにも太古族にもまあまあ強いです
ちなみに太古は2Gも圧縮してくれる素晴らしい構成なので毒竜も重なりやすくなります
失敗体験が多い構成かもしれませんが勇気を出してやってみてもいいのでは?

圧縮論が役に立つ例(ACOT)

これはACOTの準決勝です

この卓は見ての通りビースト卓で、5人のビーストがいました
ビースト6という構成は3Gを多く使います
☆3を狙うことは無いですが、人狼、芋虫、途中の進行でバーサーカー、占い師等、使う3G駒は多いです(カワウソは選択駒だからプールに関係しない つまり圧縮論にも関係しない)
リザルトだけを見た時、人狼は15匹、芋虫は12匹出ています
3Gのプールは15枚が限度なので人狼や芋虫を重ねた人たちはショップになかなか並ばずに苦労したことでしょう
しかし、そうやって3Gの人狼、芋虫がショップから出にくくなったことによって太古族に必要な駒は集まりやすくなりました(太古の支配者、羊の騎士)

ACOT準決勝の構成選択の経緯について

ラウンド6の盤面です
対戦相手の配置中の駒と倉庫の駒は頻繁に確認します

今の段階で既にビーストを見ている人が多いように見えます
この段階から自分(AMAKARA)は太古を見ていますが、唐突にシャーマンメイジが3人現れて太古が刺さらなくなる可能性も考えてナイト駒も取っています

ちなみにビーストにも太古にもアサシン9にもシャーマンメイジは有利が取れるので、アイテムによってはひょっこりメイジが複数出てくる可能性はある卓でした

ラウンド9です
プレイヤー達の絶対にビーストに行くという決心が強く見られます
やめた方がいいです

ひょっこりメイジっぽい人も見られず、太古の天敵のアサシン9も連敗被りの上ホーンアサパンダに行く人が見えているので厳しい状況になるでしょう
圧縮論的にも卓的にも太古にとって理想的な状況です(パンダアサシンは全対面有利なので考えないものとする)

少し飛んでラウンド26
予想通りの展開になりました
アサシン9が意外な奮闘を見せて☆3を量産しますがホーンが厳しくて下位落ち目前
ビーストは構成被りが多くて全体的に弱い
パンダアサシンはキモい
太古が伸び伸びしています

最終結果1位
きんぴらさんもびっくり
アイテムは弱かったですが太古の支配者☆3が強かったです

ACOT決勝の構成選択

ACOT決勝1試合目

決勝1試合目
最初の引きでビーストを見ていますがメイジを狙ってる人が2人います
連敗の竹叶さんはアイテム的にメイジ、ディバイン系統を狙うのがわかっています
ビースト被りもいるのでこのまま行くと重なりの弱いビーストになり、メイジに焼かれる危険があります
次のラウンドに竜の騎士、アベンジナイトを引いたのでナイトを選択
アイテムは飢血スティック鎧
バーストライフルは後で来る読みです

ラウンド27です
霊刃の騎士の集まりが悪い上バーストライフルができず、命の水晶が複数余ってしまうという非常に苦しい展開でした
途中緊張してミスも多発しました
ただ、メイジとケーブディバイン(8位)には有利を取れるので、ある程度ライフを保って戦うことができています
霊刃の集まりが良くてバーストライフルが早い段階で作れていれば上位が見えた卓でした
今回は圧縮論は考慮しない構成選択でした

結果4位
途中で引いた猿のおかげですが正しい構成選択をしたと思います
メイジがもう少し育ってビーストをどんどん焼き殺してくれればこの引きとアイテム運でも3位まで見れたかもしれません

ACOT決勝2試合目

決勝2試合目
ラウンド8です
アイテムは飢血スティック鎧を選択
連勝しているのでやや余裕を持って構成選択ができます
多少の構成被りなら許せる感じです
上からナイト、ビースト、パンダアサシン、ビースト?、太古、ナイト、パンダアサシン
という感じで予想できます
消去法で構成を決めます
まずパンダアサシンが2人いるので太古は出来ません
ナイトは2人被ってるので無し
アイテム的にメイジ系は無し
ということでビーストを選択します

結果は6位でした
22ラウンドでしっかり回して連勝を奪う+打点をデカくして卓を早くするという立ち回りができなかったことと猿が引けなかったこと、パンダアサシンに破壊されたのが敗因です
ただ31ラウンドまで生き残っているのでそんなに大敗って感じではないです

ACOT決勝3試合目

決勝3試合目
ラウンド7です
ここまで連敗成功していましたがbuiさんがフルオープン決行
どうせ連敗止められる+buiさんが太古なのでアサシン9の自分からするとbuiさんが上に上がる=勝てる相手が最後まで生き残ってくれる
という事なので連敗を譲ります
勝てば1ゴールドもらえますしね
半分ネタで行ったアサシン9ですが意外と卓には刺さりました
なんで卓に刺さったのか解説します

ラウンド12です
1位がケーブディバインで連勝しており、利子ポジビースト+ウォリアー9、連敗に成功している太古族が一人、ハンター進行が一人です

アサシン9はケーブディバインと太古族に強いです
連勝中のケーブディバインと、連敗からの連勝が期待できる太古族二人から連勝を奪い、卓を早めていくことで勝ち筋が拾えます

圧縮論的にもケーブディバインと太古族は2Gをエースにするので深海の歩行者の重なりも期待できます

ということで割とアサシン9が珍しく悪くない卓でした

結果は6位でした
多少ミスはありましたが、一角のマスクが無ければアサシン9は絶対に勝てないので何があっても無理だったと思います

終わりに

いかがだったでしょうか
いや勝ってねえじゃねえかと言う人もいるかもしれませんがちょっと運がなかったので許してください
120人以上いる中この考えで決勝まで勝ち上がって来たのでそんな間違ってないと思います
良かったら参考にしてみてください


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