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1634km÷24h=偉大な一歩

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突然現れた謎のエンジン。
いや見たことが、無いわけではない。
が、あれはロータリーエンジンだった。
「水素圧縮する技術?」
「インジェクションの摩擦や熱を潤滑油効果が
得られない燃料で如何する?」
「既存のシリンダーブロックは、水素の爆発に耐えれるのか?」


トヨタタイムズより引用

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Gazoo Racingカンパニープレジデントの佐藤恒治氏。

もともと水素エンジンの研究はずっと行っており、特にバイフューエル
(2種類の燃料を切り替えて、使用できるエンジン)のようなコンディションでは、2016年ごろから研究してきました。
しかし、それを車両としてまとめていく“複合化”の動きは、あまり進んでいなかったのが実態です。
いろんなことがつながって、手の内にある技術で、クルマとしての形がつくれることに気づいたのは本当に最近です。
水素はガソリンより燃焼速度が早いので、応答がすごくいいんです。
昨年末、環境技術でありながら、音や振動など、クルマ好きが愛してやまない“クルマ感”が出せる試作車をつくりました。
マスタードライバーのモリゾウさんに乗ってもらって
「こういうのどうでしょう?」
と軽い会話をするつもりで、持って行ったんですけど、そこで、モリゾウさんのセンサーが何かを “ビビッ” と感じ取ったんですよね。
「レースに出よう!」
と言われて、自分のちょっと“軽率な”…、訂正します…。自分の “チャレンジングな” 行動を振り返ったりもしました(笑)
今まで量産車の開発をしてきたので、自分の時計は量産車の時間軸でできています。やっぱり、モータースポーツでの(開発の)時間軸は圧倒的に早くて、アジャイルです。壊れないことを確認するのではなく、“壊しきる”までやるので、限界が本当にわかる。
そういう場で、このような未来の技術に取り組む。水素は課題が多いので、そう簡単に手の内には入らないんですね。
そんな技術を現実のものにしていくためには、時間軸が早いところに身をおいて、どんどん鍛えていく。
「そうしないと未来は近づいてはこないぞ」
と言われたんだと思いました。
最初から24時間にチャレンジするのは非常にエキサイティングな目標で、今日もこの裏でエンジンの耐久試験が回ってたりするくらいです。
これくらいのエキサイトメントがあるというのが、今のトヨタの温度感です。カーボニュートラルに向けてのチャレンジの中にも、クルマ屋としての “ワクドキ” を持ちながら、さまざまな技術に挑戦していくトヨタの姿があるんじゃないかと思っています。

――既存のエンジンとの戦いで、どこを見ればいいのか? レースにおける水素エンジンのポテンシャルを教えてほしい

佐藤プレジデント

水素の特性として、燃焼速度がガソリンの8倍なので、応答が早くなります。なので、低速のトルクの立ち上がりも早く、トルクフルでレスポンスがいいというのが水素エンジンのいいところだと思います。ただ、燃焼が早いがゆえに、高圧・高温になるため、熱のコントロールが技術的な課題になっており、最高出力をどこでバランスさせるかにつながってきます。今回のレース参戦では、最高出力をどこまでだして、燃焼をどこまで安定させるかバランスを確認するので、水素エンジンのポテンシャルがすべて見えるとは思っておりません。いろいろなバランスを見ながら、将来的に出力を上げていきながら、水素エンジンの良さを引き出す燃焼条件を見つけていきたいと思います。
ベンチスペック(車両搭載でなくエンジンのみでのテスト結果)で言えば、ガソリンのレベルと同等の出力が出せるレベルにはあるので、基本的には、ガソリンと遜色のない性能が出せると思っています。ただ、重量的には、計測器をたくさん積んで走るため、レースの勝ち負けというよりは、データを取りにいく実証実験的な意味合いが強い初戦になると思います。

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他の企業なら冗談でしかない。いや外国の企業なら・・・・・。
無いか。
基礎研究の実験を公開テストする話なんて 戦前の発明家の話で
企業が、する話ではない。
しかも モータースポーツのルールに則って テストをする。
そう本来ならまだ、スーパーコンピュータ-や1シリンダー実験を
終えてない話。燃焼解析も単なる理論上の話。
ただ
「動きました!」
くらいの話でしかない。
そんなエンジンの全開走行!
可能なのか?
クルマ好き、レース好きなら疑問視する話でしかない。
いやほとんど不可能だと思っていました。
その結果 水素エンジン初レースで 24hレース完走。

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HONDAさんには、悪いが
1992年以来の HONDA F1 PU  が、世界3大レースと言われる
モナコGPに勝って マックスが ドライバーランキングの
首位になったとしても、水素エンジンの完走には、敵わない。
何故なら レース史の新しい 1ページを作ったのだから。

8時間ほど マシントラブルがあったそうだが、トラブルの内容は、
プロのジャーナリストが、書かれるでしょう。
判るのは、一回の充填で、約47km走った事になる。
タンク量は、180Lで内圧 82hPa。

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お財布には、まだ、優しくなさそうで。
それでも 東京~鹿児島まで走りましたよ。
凄いです。
参考になりませんが、
ル・マン24h 第一回大会の優勝距離は、2209.536km。
今回の車両では、負けていると思いますが、
燃焼解析が、良い方向に行けば。同じ速度で100km以上
走れたら直ぐに追いつく記録。
期待してます。

モーター音だと寂しいですからね。
水素充填ほ、ピットから離れてまして。

ちなみにルーフは、

こんな事をしています。安全第一。
しかし こんな設備が、あるなら
FCVも N1耐久レース参加しないかな。
日本には、2台あるし、メルセデスや現代も呼んで。
水素エンジンvsFCV 夢があるじゃないですか!

偽物の夢がここにあります。
所詮、こんなものです。
FCVやHVを捨てて これに以降する理由は、ありません。













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