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29. Pause⑪無意識に食べ物を口に放り込んでいない?

こんにちは、久しぶりのブログ更新となりました。
今日はPause⑪です。テレビを観ながら、無意識(自動的)に食べ物を口に放り込んでいることはないでしょうか?
そういった経験、沢山してきた方が多いのではないかなと思いますが、私もその一人です。

私たちは生活のさまざまな場面で、自覚なく行動の意思決定を行うことがあります。例えば食べ物を目にしたとき、「食べようか、やめようか」と意識して考えることもあるかもしれませんが、何も考えずに自動的に食べてしまうこともあります。
無意識のうちに意思決定がされる、そんな「何気ない」行動の連続が生活習慣になっていきます。


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大阪市立大学医学研究科運動生体医学の研究グループによるリサーチで、
食べ物の画像を見た後に交感神経が興奮する人ほど、食べたい衝動を我慢できない傾向があり、食べ物の画像を見た後に交感神経が興奮しない人ほど、食べたい衝動を我慢できる傾向があることが分かったそうです。

交感神経が興奮する人ほど、下前頭回の活動が弱く、摂食行動に関与する右大脳半球の島皮質の活動が抑制される程度と、日常の摂食行動の我慢程度に相関性があるそうです。

島皮質の活動の抑制程度が低い人ほど、食べたいときに我慢できない、つまり、島皮質の活動の抑制程度が高い人ほど、食べたいときに我慢できる傾向があるということだそうです。


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またこの研究では、私たちの食習慣において行われている「食べよう、やめよう」という意志決定は、無意識のうちに働いていて、脳の習性に左右されている可能性があるそうです。

食事は自分の体を作るもの、命を繋いでくれるものですよね。
そこに意識を向けないということは、自分の命に無関心ということになります。自分の命を繋いでくれている”食事”を、もっと大切に、意識するように変えていきたいものです。

無意識に行っている食行動を意識的に行う練習、それはやはりマインドフルネスです。
食べたことさえ覚えていない、味や香り、食感、噛むごとに変わる味わいなど、「食」に意識を向けていなければ、瞬間瞬間を楽しむことができません。


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自動的に反応するのではなく、意図的に、この瞬間に、自分が経験していることをあるがままを受け入れていく練習、マインドフルネスが無意識に食べる行動を変化させてくれます。

そうすると、「いつの間にか空っぽになっていた」というような食べ過ぎも起こらなくなっていくと思います。
無意識の食行動を減らして、意識的に食事を楽しむように、マインドフルネスを活用しましょう。

それでは、今日はここまで。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
葉月ようか



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