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こんにちは、葉月ようかです。
今日は「ゆっくり食べるための工夫」の6回目、最終回になります。
最終回は「お箸の充電」についての紹介です。

『お箸の充電?、何それ?』と思ってしまいますよね。
実際にスマートフォンを充電するイメージのような充電をするわけではありませんが、「充電をするかのようなイメージで、ひと口食べたら、お箸を箸置きに戻す」ことを意味しています。

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ひと口いただく度に、お箸を箸置きに戻すことで、自動的に次の食べ物をお箸で摘み、自動的に口に運ぶことを防ぐことができます。

一度よーく自分の食べ方を観察してみてください。大抵の方は、口の中で食べ物を噛んでいる間に、既に次のひと口の準備にとりかかっています。
お箸をお皿に向けて動かし、食べ物を探し、また口に運ぼうとします。
そうすると、自動的に食べ方が速くなって、十分噛んでいなくても、次の食べ物を口に入れられるように、急いで飲み込んでしまいます。
そんな風な食べ方をしていたら、じっくり『味わう』というチャンスを逃していますよね。食べ物の本来の味や、その味の深さにも気づけず、本当に心から食事を楽しむ、そんな経験ができません。

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舌のどの部分で感じているか、それもゆっくりと食べていくと気づけます。
上の図は、私たちの舌がどの部分で味を感じているのかを表しています。
味はおおよそ次の5つ、甘味、辛味、塩味、酸味に区分され、甘味は舌先で、塩味は舌先の外側で、酸味は舌の奥のほうの外側で感じやすいとされています。苦味だけは、舌根との境の有郭乳頭あたり、さらには舌根の部分で感じ取られると言われています。
しかし、最近では舌の部位による感受性に違いはないと言われるようになっています。

本当に舌の部分で感じ方が違うのか、またはどの部分でも同じなのか、一度自分の舌で試してみてもいいかもしれませんね。

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最近では、とても可愛いらしい箸置き、素敵なものも沢山見かけますね。
私は佐賀県で生まれ育ったので、有田や伊万里によく陶磁器を探しに出掛けていました。
お気に入りの窯元が春の陶器市と秋にも売り出しをしていたので、そういった時に、狙っていた絵柄のお皿や器を購入していました。
箸置きは気軽に購入できますし、食卓を楽しくしてくれるアイテムですよね。
こんな風に箸置きをはじめとして、器も楽しめるようになると、食事の時間は家族にとって特別な時間になりそうですね。

ひと口食べるごとに、お箸を充電するかのように箸置きに戻す。
この習慣がゆっくり味わって食事をする習慣を作ってくれます。

それでは今日はここまで。
最後まで読んでくださって、有難うございました。
葉月ようか


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