チャットレディなばばあ。DAY1 後編

私は妙齢38歳♀独身、昼間は銀座のオフィスで事務職をしている。
いろいろあってお金が必要になり、チャットレディを始めた。
そんな私のチャットレディ体験談を書き記していきたいと思う。

さて、時間が空いてしまいましたが、前回の続きから。
いよいよチャットレディ体験本番である。
諸々登録やら手続きが済んだところで、担当さんにチャットルームに案内してもらった。チャットルームは2.5畳くらいの鍵がかかる小部屋で、The 女子!!といった感じのあわーいパステールな色のソファーにクッション、カーテンにはなにやらピカピカ光る電飾みたいなものが這わされている。なんというか、男性が思う20代前半のかわいい女子が住んでそうな感じだ。そこに大きめのパソコンモニターとユーチューバーが使うような電気の輪っかが設置されており、担当さんからログイン方法やピカピカの付け方、機器の操作方法のレクチャーを受けた。今回の初ログインでは2時間ログインすればサイトから12000ポイントもらえるようなので、とりあえず2時間やってみよう!とのこと。
一通り準備ができたところで衣装を選ぶことになった。いくつかある小部屋の廊下にシルバーの衣装ラックが置いてあり。そこから自由にもっていって着ていいということだったので、物色。
全部ミニスカだった。38歳、ミニスカなんて何億年ぶりだろう、、人様に自分のヒザ様を見せるのはいつぶりだろう、、むしろ、自分でも自分のヒザ様なんて久しくみていない、、あれ?私ってヒザあったっけ??でもしょうがない、今ココの世界ではミニスカしか存在しない。そしてココのミニスカ、ウェストが自分の首周りくらいしかない。え、これ、小型犬用かな??と思いながら、なるべくウェストがゴムでできてる伸びそうなミニスカを選び、トップスもなるべく腕と腹が隠れそうな布面積の多いものをササッと選び、コソコソっと小部屋にもどり、いざ試着。案の定、ミニスカが尻の手前で止まった。予想通りだった。だがしかし、ウェストゴム素材のものはシルバーラックの中にこれの他にはない。ふぅ、と一息つき腹を思いっきし引っ込めながら、天井に吸い込まれるようなイメージでありったけの筋力を尻に込めて、キュゥうううううう!っと上に上に持ち上げた。入った。が、尻がデカいのは3秒前と何も変わらないので、ミニスカの後ろがありったけ上がり、ワカメちゃん状態で尻が寒い。ま、しょうがない、座れば大丈夫と、ふと下を覗くとヒザ様がコチラを見ていた。しかも2つ。もちろんヒザなので2つあるのだが、数何億年ぶりに見た自分のヒザは貫禄があり、ドテっとしていてなんか、人の顔みたいになっている。これ、絶対カメラ向けたら顔認証しそうだし、しかもなんか怒っている。アングリーヒザ様×2、でヒザ様様〜!とか心の中でひとしきり楽しんで自分を慰めたところで、マミ、31歳、Eカップ初ログイン。
ログインすると、モニターにはライブで自分の様子と現在のポイント数、今、この瞬間何人の人が自分のページを見ているかが映し出されている。忙しなく変わる顔の見えない観覧人数に「こいっ!とりあえず、来てくれ、頼む!!」と願うこと約20分、ピンピロリン♪という軽快な電子音とともに誰かがやってきた。「こ、こんにちは〜、はじめまして〜、!!」と喋りかけると、お相手「こんばんは。」とタイピングで回答、は、しまったもう夜だな、ドジっ子発揮して、今後もドジっ子キャラでやってかなきゃいけない縛りができたら大変だな、嫌だな、、とヘラヘラしていると、お相手さんはそんなの構わず「マミちゃんは、見せ合うの好き??」とタイプ。を、イキナリそんな感じか、そりゃアダルトサイトだもんな、「急に見せるのは恥ずかしいかなぁ〜、あと大勢がみてるところでは〜、、」と本音を言うとあっさり初回さんログアウト。わ、すばや!!相手の舌打ちが聞こえるような速度でどこか見せ合いっこができるオンナのもとへ消えていってしまった。なるほどなるほど、こうゆう感じか、素早く相手の要望に応える、もしくはコチラから質問などを用意しておいて相手を引き止めることができなければ、向こうは1分単位でお金がかかっている、もどもどしているババァなんかに時間を割いている暇はないってことだ。これでも100Pくらいは稼げていた。
ふむ、気を取り直してマミ、31歳Eカップ、セコンドログイン!!
またもや、移りゆく観覧者数をじっと眺めながら待機してると、ピンピロリン♪誰かがやってきた。コチラを②さんと呼ぶ。サッと体制を整え、「こんばんは〜!」今回はドジっ子設定のことで頭使わなくて済みそう。②さん「はじめまして!マミちゃん可愛いから遊び来ちゃいました〜。」え、ヤダうれしい、ヒザに人面付いてるのに可愛いとか言ってくれる。この人、大切にしよ。「え〜!やった〜!!うれしい、今日はじめたばかりで、めちゃ緊張しているのでそんなこと言ってくれてもう、誉ですぅ!」とちょとババァスパイスをいれつつおしゃべり。前回の失敗をふまえて向こうのタイピングを待たずにすかさず、「お仕事終わりですか〜?」とか「ご飯食べました〜? 」とかそんな事を質問しながら、途中「今日履いてるパンツ何色??」くらいの下ネタをかかえつつ②さんと25分くらいおしゃべりの末残っている仕事がるから、と②さんログアウト。途中覗き見さんも何人か出入りしていたようで、ポインㇳは4200Pくらい溜まっていた。をを!この調子でもうあと1時間、がんばるぞ!と再度ログイン。②さんがとても良い人だったので、このくらの下ネタや要望ならば、自分でも応えられるな、このサイトでやっていけるかも!!と調子にのって待機していると、待てども待てども誰も来ない。観覧者数だけが2〜3人をウヨウヨと動いてそれをジっと見ているだけ。時間だけがただただ過ぎていくだけだった。その後1度だけピンピロリン♪と誰かが訪問してきたが、私の「こんばんは〜!」のあとに、「あ、」とだけ言い残しすぐに何処かへ行ってしまった。え、なんだろ、今の「こんばんは〜!」の何がイケなかったんだろう、、難しい、、声が思ったよりダミ声だったとかかな??なんだろう、、とグズグズ考えていたらあっという間に体験の2時間が経っていた。担当さんに、2時間経ったことを伝え、小部屋で今回稼いだポイントの説明を聞いた。体験ポイントの1200Pを抜いて計4500P、そこから事務所の取り分などなど抜いて約1350円ほどがこの2時間での自分の稼ぎだった。担当さん「ま、これは海釣りみたいなものなので、ココから今日きたお客さんにメール返したりしてお客さんを増やしてく感じっすね。」と言われた。ふむ、なるほど、平均時給5000円!なんていう謳い文句にのせられてきたが、やはり、なかなか最初っからそんなわけにはいかないもんだ。しかも、今ポロッと言ったけどメール機能があるの??と詳しくサイトの中身を見てみると、この2時間でメールやらお気に入り登録やらをしてくれた人が何人かいたようだった。そうか、ただただ観覧者数をジっと見ているだけじゃだめだったんだ。待機時間にこうゆうのに返信したりしていろいろ種をまいていくんだな、しかも自分のプロフィールに趣味や訪問ありがとうの挨拶を記入する欄もある。マミはいま31歳E カップという情報だけが張り付いた状態だった。
担当さんに、退出の際のいろいろなルールを聞いて、今日はおつかれさまでした〜、と体験終了。お家に着き、担当さんに続けてみたかったら送ってね、と言われていた一週間分のシフトを送った。うん、とりあえずやってみるか。このサイトでは新人期間というものが設けられており初回ログインから24時間のログイン時間の間は新人として扱われ、お客さんは通常よりも割り引いたポイントで新人さんのページを訪問できるらしい。この新人期間が終わるまではなんとかやってみよう、それで全くお客さんがつかなかったらそこから考えよう。
次回、え、メール機能の他にこんなのもあるんすね、え、洋服着たままブラジャーとるんですか??の巻を書いていきたいと思う。

この日稼いだお金:約4950円

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