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箸の使い方論争その2

テレビよ。そういう話ではない。

たった今、移動中の車内で見たテレビで箸の持ち方問題について放送していた。あなたは箸の持ち方がおかしくても結婚出来ると思う派?できないと思う派?というもの。

<元のツイート>

<blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">娘が小学校の先生から「お箸の持ち方がおかしい。お嫁にいけんよ」と言われたというので、朝から母はヒートアップ♡<br>お箸の持ち方が変だから結婚したくないとかいう人とそもそも結婚せんでいいし、いや、結婚する相手を決めるのは娘やし、女が選ばれる時代なんてとっくに終わってるし、はああああ??</p>&mdash; ちゃちゃこ@正直クソババアお母さん (@shinkontosa) <a href="https://twitter.com/shinkontosa/status/1138945079253409792?ref_src=twsrc%5Etfw">2019年6月12日</a></blockquote>
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一般の人が結婚できるできない論争になるのはまぁ、良いとしてもテレビ局がそれじゃどうかと思いますね。「もうお嫁に行けない!」と、言う言い回しは昔は普通にありましたもん。決まり文句みたいなものでその部分に大きな意味なんて無いんですよ。確かに最近聞かないのでお若い方が知らないのは仕方がないけど放送関係者は・・・・あなたたちだけは・・・。ちょっとしか見ていないので誤解していたら申し訳ないのだが、残念な思いで見ていた。

何がしたいのか?

問題にしなきゃいけないのは箸の持ち方が結婚に影響するかじゃないでしょ。そんなのケースバイケースです。当人同士の話です。好きあう二人が箸の持ち方くらいでどうにもならないと思いますが、もし一方が正しく持てていたら一生気になるでしょうね。その程度です。論じるまでもない。結婚できるか?できないか?街頭インタビューもスタジオのコメントもまったく無駄です。では私ならどのような切り口で構成するだろうか?と考えてみた。

1.心理学的分析で構成

この母の怒りの元はなんなのか?なぜそう分析されるのか?という感じでツイートは導入部分のきっかけにして心理分析の一般論に切り替えるかなぁ。自分のコンプレックス(正しく持てない。とか、正しく教えられない)を刺激されたとか、娘を通して自分が批判されたと感じたとか。実際、「しつけ」って大嫌いとか書いてますのでね。でもこれは個人攻撃っぽくなるので難しいかもしれませんね。この母親はヒートアップしているからなのか、口調もあまりよろしくないように思います。箸の持ち方とか靴を並べるとかよりもっと大事なことを教えているというご意見ですがその口調だと説得力がないのかなぁ。もちろんこの親子の事は全く知らないのであくまでもこのツイートから受け取る個人的な印象です。

2.文化的側面で構成

先日、「箸の持ち方論争」というメモを書きました。そちらにも書いているように箸は文化です。個人的な好き嫌いとは次元の違う話で、異文化交流の機会が増えると恥を書くことになります。洋食文化圏から見たら箸をきれいに使えるだけで羨望のまなざしです。本人はいつも通りに食事してるだけなのにいつの間にか評価が上がってるかもしれません。逆は・・・逆はキツいなぁ。外国人のほうが自分より上手に箸が使えるとか・・・恥ずかしいかも・・・。と、言う方向で責めたいのでインタビューする対象は外国人かな。今現在、箸が正しく使えないなら練習してみようかな。と思えるような結論。

まとめ

おそらくこの話は箸がどうこうではないと思うのです。言われて面白くなかったというのが真相でしょう。言われたから言い返したいという不毛な心理の分析をどこかのテレビ局でやって欲しいですね。冒頭の先生の発言に込められた思いは歪曲されて消えちゃいました。



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