洋梨りんご

エンタメ好き。ここ数年エンタメから遠のいていたのでリハビリを兼ねて。その日気になった単…

洋梨りんご

エンタメ好き。ここ数年エンタメから遠のいていたのでリハビリを兼ねて。その日気になった単語からエンタメ話題に繋げることを目標にしている。感想レビューはリハビリ。ドラマのレビューを書いていたこともあったりなかったり。とにかく書く日常を取り戻す。写真も全て自分で撮影。

最近の記事

映画・人間失格を観て

蜷川実花監督の『人間失格』を観た。 最初の感想は『もう一度観よう』だった。 小栗旬、太宰治贔屓にはもってこいの作品だ。どちらの良さも出ている本当にお腹いっぱい胸いっぱいの作品だ!本当に! 本当に久しぶりに待っていました!小栗旬!よ! って感じだし、太宰美化しすぎじゃね?キザすぎじゃね?って思うけど、実際にこれだけモテていらしたのだから、そうなんだよな。と何度も突っ込んでは納得していた。本当に不思議な人だ。そしてそれが魅力なんだなぁ。太宰贔屓と言っても、そこには共感はないのだけ

    • サザエさん症候群は土日休みだけ?

      これまで何度も仕事を変えてきたが、こんなにも休日の終わりに『あー明日から仕事かぁ』と思うのは初めてかもしれない。それまで、毎朝『あと○回起きたら休み』とカウントダウンすることはあったが、休みの終わりに嫌だなぁと思う感覚はなかったような気がする。 平日休みが好きでそういった職場にばかりいたのだが、今回は土日休み。そのため、サザエさん症候群はこれのことかとしみじみ実感している。ここ数週間は特にそうだ。 平日9時17時の土日休みだとそう感じる率が高くなったりするのだろうか?平日

      • 雨の負の連鎖

        お酒を少し飲んで、雨が降って、上がって、通ろうと思っていたルートがなんだか不快で違う道に変更した帰り道。自分の性格反省会が始まった。 昨日の感想の薄っぺらさに反省したり、もっと時間をかけて書かないとぁと思えば、そうすると書く頻度が減り、書かなくなるのではないかなど思ったり。そこから何をしたいんだろうなんて考えに至る。雨の負の連鎖。 雨の日を歩くといろんなことを考える。雨の暗さと同じような暗いことばかり。雨音が思考を早めて、それが麻痺し、深く深く奥へと考えを張り巡らせる。そ

        • 謝罪の王様のリハビリ感想

          久しぶりにクドカン作品を見たような気がする。金曜ロードショーで放送された『謝罪の王様』をそれとなく見ていた。 謝罪師という職業の主人公が様々な理由で謝りたい、謝らなければならない人たちの手助けをするのだが、はじめは1つの依頼人ごとのオムニバスかと思っていたら、途中からどんどん繋がる伏線。緻密に仕組まれたものから、どうしようもないことまで、ひとつ気がつくとあれもこれも伏線なのではないかと疑ってしまう。疑いの目で観ているのに、思いもよらぬ形で回収される伏線に愕然。なのに観ている

        映画・人間失格を観て

          23時のノート

          特に決めたわけではないのだが、気付いたら23時台にアップすることが多い。この日付変更線との闘い。そんなドM要素なんぞ不要なのに、今日も懲りずに23時過ぎに書いている。 1日の終わりに自分の中に残った単語をテーマにして書くと決めたせいか、1日の〆にとも思うし、なんだかんだしていたらこの時間ということもある。あとは何も残っておらず、どうしようと悩んでいるうちにということもある。まさに今日だ。 何も残っていないというのは、今日が初めてではない。昨日のカーディガンの穴もそうだ。無

          23時のノート

          カーディガンの穴

          寒くなったのでおろしたカーディガン。気付いたら穴が空いていた。このグレーのカーディガンは一昨年買ったものだ。他にも濃い緑や薄い茶などをもっと前から持っているが、グレーに穴が空くのは二度目だ。 なんだい?穴の原因はグレーが好きなのかい?もうすでに他も穴が空いているのかい? しかしながら、グレーの着用頻度はダンドツ一位だ。 やっぱり原因はグレーが好きということか。 #日記 #エッセイ #コラム #カーディガン #穴 #穴あきニット #ニット

          カーディガンの穴

          女子高生とチーズケーキの衝撃

          昨日、Eテレの『グレーテルのかまど』でチーズをつくっていた。その様子を見て、高校時代、バレンタインにチーズケーキをつくってきた子がいたことを思い出した。 しかも彼女がつくってきたのは、レアチーズケーキだ。そんなもの手作りできることなど知らなかった私は心底驚いた。その子に作り方を聞いた。聞いたところで自分でつくる気など微塵もないのだが、それだけ衝撃だったのだ。そこでクリームチーズという存在を初めて知った。 それまで、我が家の冷蔵庫に存在したことがあるチーズは6Pチーズとスラ

          女子高生とチーズケーキの衝撃

          りぼんっ子の付録とワクワク

          少女マンガ雑誌りぼんの付録が展示された『りぼんのふろく「カワイイ」のひみつコラボカフェ』に行って来た。入場料無料。思ったほどこじんまりとした会場だったが、付録の数は多く、種類も豊富だった。 自分が持っていたもの、作ったもののオンパレードの展示に懐かしい!と胸が踊った。そして、あのころのワクワク感が蘇ってきた。それは付録への気持ちというより、毎月発売日に1ページ1ページをめくるワクワク感だった。 過去のものと同時に今現在の付録も少しあったのだが、最近はあのころのように作らな

          りぼんっ子の付録とワクワク

          きみのかほり

          数ある洗剤の中で一社だけどうしても苦手な匂いがある。洗剤の匂いに違いなんてないと思っていた。しかし、とある職場でその洗剤を使っていたときに違和感を感じた。主に掃除用の雑巾やタオルなどを洗うことがメインだったので、それも関係あるのかなぁと思っていたのだが、スタッフの一人がこの洗剤の匂い大好きなんですと言ったもんだから、何が良い匂いなんだ?!となったのだ。2年経とうが良い匂いと感じたことなどなかった。 それから数年、実家の洗剤が突如として、そのメーカーの物になったのだ。買い間違

          きみのかほり

          衣替えに気付くジョブズ感

          10月も半ばに差し掛かろうとしている週末。季節外れの気温の上昇も落ち着くとのことなので、簡単な衣替えでもしてみた。 とはいえ、夏服と冬服で大きな変化はない。 ここ数年の服を買う基準はこうだ。 ・日焼けが嫌でなるべく半袖を着たくない。 ・制服に着替える職場では脱ぎやすいシャツが良い。 ・カーディガンの保温力の素晴らしさ。 以上から、シャツスタイルが基本になった。これなら夏でも袖をまくれば問題ない。七分袖くらいで夏は過ごせる。冬はカーディガンを羽織るだけ。 なので通年同じものが

          衣替えに気付くジョブズ感

          魔法のビール

          大人数で飲む場が苦手だ。飲むならサシ飲みか気の知れた数人が良い。 それなのに、興味のあるイベントなどは一人で乗り込むから大変なのだ。交流会形式だとそれはそれは地獄だ。 なぜ、みんな初対面の人にベラベラと自分のことを語れるのだろうか?中には結構ヘビーな悩みをぶち込む強者もいるから恐ろしい。かといって上辺だけの会話も面倒くさい。 そういう自分が一番面倒くさいんだがな。 大抵は二言くらいで自己紹介を終わらせて、ボッチを決めることが多い。たまにホスト役の知人と挨拶を交わせば、

          魔法のビール

          鯉恋来い濃い故意…コイ

          「こい」と変換して出てきた順に書き出したタイトル。 コイねぇ。出だしから踏み外したタイプの人間です。小学校3年生くらいから一部の女子で「好きな人を教えなければグループに入れない」といった現象が起きた。好きな人誰?と聞かれて「いない」と答えれば、つまんないなという表情をされ、どこか距離を置かれる。これがうっっすらスクールカーストの位置付けが決まる瞬間だったのかもしれない。 いま思い返せば、おませさんグループ。 このおませさんグループがいわゆるスクールカーストのトップにいるよう

          鯉恋来い濃い故意…コイ

          ノート

          クラウドだアプリだとなんでもデジタル化の時代に、廃れることのないアナログ。 手帳。 毎年この時期になると本屋さんやロフト、ハンズなどでは、売り場の多くを占め、雑誌では手帳の書き方特集、強いては手帳の書き方のみのムック本まで発売されている。SNSには手帳アカウントというものがあり、自分の手帳をお披露目し合っている。 そんな手帳アカウントさんを見てみると、その多くが複数の手帳やノートを駆使している。プライベート用の手帳、仕事用の手帳、日記、クリップ用、読書ログ、ダイエット用…何

          さくら、散る

          今年から小さな桜を育てている。 盆栽用の桜でとても小さいが、確かに木だ。 昔、歌野晶午の「葉桜の季節に君を想うということ」という小説を読んだ。 この小説で桜は春だけのものではないと気付かされた。それまでは正直、花が散ってしまえば、桜のその後など気にすることもなかった。それどころか、花が散ればそのまま桜の木は裸になっていると思っていた。 ”思っていた”という表現が正しいかすら分からないほど、桜のその後に気にも留めていなかったのだ。 桜の花が開けば写真を撮りに、桜を見物し、時間

          さくら、散る

          3億円事件

          最近、3億円事件の実行犯と名乗る者による告白文が話題になっているとネットで知った。もう何年も前に時効が成立したのに、こうして時々世間を騒がす不思議な事件だ。 不思議な事件。 あくまで個人的な印象だ。なぜ解決できなかったのか、本当に未解決なのか。様々な憶測が憶測を呼ぶ。これまでも、映像や小説などで何度も取り上げられている。 そんな3億円事件の作品の中で異彩を放っていると思う作品がある。 「初恋」だ。 中原みすずによる同名小説だ。2006年に宮崎あおい主演で映画化もされた。