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鯉恋来い濃い故意…コイ

「こい」と変換して出てきた順に書き出したタイトル。
コイねぇ。出だしから踏み外したタイプの人間です。小学校3年生くらいから一部の女子で「好きな人を教えなければグループに入れない」といった現象が起きた。好きな人誰?と聞かれて「いない」と答えれば、つまんないなという表情をされ、どこか距離を置かれる。これがうっっすらスクールカーストの位置付けが決まる瞬間だったのかもしれない。
いま思い返せば、おませさんグループ。

このおませさんグループがいわゆるスクールカーストのトップにいるようなギャル的存在になるのだ。途中から、自分の立ち位置に危機感?を感じ、好きな人を明かして(本当にそうなのか疑問)仲間になろうとする人間もいるから滑稽だ。
なぜ、好きな人なのか。不思議で仕方ない。

興味が無いわけではなかった。少女マンガ大好き人間だったが、自分が当事者になれるとは思っていなかったように思う。そして、おませさんグループに言えることは口が軽いこと。まぁ、そのグループの誰が誰を好きかがほぼほぼ筒抜けだったわけだ。所構わずコイバナをする。その声の大きさたらなんの。聞きたくなくても聞こえるわけだ。そんな中に自分が入りたいなど思えるわけもない。

そんなことも関係あるのか分からないが、趣味にも恵まれ、コイなどなくても充実した日々を送るわけです。趣味の世界では趣味の話だけで良い、守られた世界にいるから忘れてしまうのだが、職場にいると必ずある質問がある。
「つき合っている人はいるの?」
的な質問が。いなきゃいないで、どのくらいいないんですか?いたらいたで、どのくらいつき合っているんですか?…だ。この制度はなんなんですか?

タタンというwebサイトで連載されている『ハルとアオのお弁当箱』というマンガで、主人公が同じようにコイバナに疲れた時に、同居人が言ったセリフがある。

『色恋って一般的には身近で誰でも手にできる娯楽だから』

娯楽!
そうか、そしてなんの資格も才能もお金も必要なく手にできる趣味。無意識に私にも簡単に手にできる趣味なんだから、あなたも同じでしょ。なんて思っちゃってるわけか!他ジャンルをディスる気はございません。そちらはそちらで極めて下さい。なんて思えば、すごく寛大になれる気がするから不思議だ。趣味に生きる同類なのだ。
ただ、他ジャンルもいることを認識してもらえると嬉しいのにな。と強く言えないのは長年のスクールカーストの形成からくる負い目なのかもしれない。

 #日記 #エッセイ #コラム #レビュー #コイバナ #スクールカースト #ハルとアオのお弁当箱 #マンガ

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