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東伊豆町で風待ち週報 #2

こんにちは、はたじゅんです。最近悩み事で体調不良を起こして、休養もかねて1か月間東伊豆町で風待ちステイをさせてもらうことになりました。
と言っても、南伊豆町からの通いにはなりますが、地域おこし協力隊の勉強と自分を見つめなおす時間にあてております。

山は紅葉に染まっています。

東伊豆町稲取

東伊豆町は、大川(おおかわ)・北川(ほっかわ)・熱川(あたがわ)・片瀬(かたせ)・白田(しらだ)・稲取(いなとり)の6つの温泉郷を擁する伊豆屈指の湯どころとして栄え発展してきました。その中の稲取地域で活動する合同会社so-anでお手伝いをしながら、風待ちステイをしています。

伊豆地域は、風を頼りに船を動かしていた帆船の風待ち港として活躍し、海上交通が活発化した時期に人や物の流れが活発になった歴史のある地域が多くある。稲取もその地域の一つ。

2週目の過ごし方

宿の清掃

morie・赤橙(せきとう)・錆御納戸(さび おなんど)の3つの宿の清掃とベッドメイクを淡々とこなしていくようになりました。
掃除機、クイックルワイパー、トイレ掃除、カーペット等のコロコロかけを持ち作業に働いております。

1棟貸しの清掃は、水回りとゴミをきれいに片づけてもらっているかどうかで作業時間というか取り掛かるまでの気分が変わるもんだなと感じながら自分が借りるときはめっちゃきれいに使おうと心掛ける気持ちになりました。

掛工生と静大生

週末には、掛川工業高校の文芸部の生徒さんと静大の地域創造学環のフィールドワークで来ていた学生が稲取に来ていました。
掛工生と一緒に荒武さんの活動に関する講演を聞いたり、BBQをしながら先生方とお話したり、湊庵で使うBBQの物撮りをしました。

BBQ

荒武家のお引越し

湊庵代表社員の荒武さんがお家を買ったということで新居のお引越しをお手伝いしました。仕事も立て込み、引っ越しも重なり、風邪をもらい、なぜか休まる日がないと嘆きを聞きつつ淡々と車に荷を運び何とか荷物移動は完了しました。

整理整頓は好きなので人んちの引っ越しでものをどんどん整えていくのはいいストレス発散になりました笑

TXOKO(チョコ)

稲取食材を使った料理を東京のシェフが作って食べられるという説明で縁あって会に参加させてもらいました。
稲取産のミカンがサラダや魚介と合わさり、主菜、副菜に変化を遂げているのが衝撃的で、何より美味しそうに見えてちゃんと美味しかったのに腰を抜かしそうでした。

ちなみに”TXOKO”とは、仲間同士が新鮮な食材を持ち寄り調理する社交場というスペイン・バスク地方の言葉だそうです。

東京の起業した大学生や六本木で会員制のお店でシェフされている方など町外からの新しい風と地元の方が交わるとても面白い集まりでした。

休日の過ごし方

学生時代のインターン先が同じだった友達と高尾山散策をしてきました。行きも帰りも徒歩でケーブルカーは使わず、紅葉を楽しんできました。

高尾山の紅葉

風待ち 気持ちの変化

毎日のように東伊豆町まで通いながら自分を振り返っています。自分は何がしたいのか。どんなことをしていたいのか。自分に適した環境とその枠からどれくらい外を目指したらつぶれずに戦えるのか。

最近、ひとつやってみたいと思えるモノと出会いました。その道を選んだ先にいる自分にもちゃんと憧れられるような気もします。圧倒的リサーチ不足で表面しか見ていないような気もしてドキドキする不安もありますが、進んでみようと思えています。

場所との関連はないですが、最近「夜明けのすべて」という本を友人に勧められ、読み進めています。
PMSの時期だけ急激に怒りがこみあげてしまう20代女性と理由もわからずパニック障害の診断を受けた20代男性を取り上げたお話で、頭で考えている自分と表面の自分の乖離した状態や漠然と抱える不安感に惹かれてとても読みやすく興味を刺激される内容になってます。(まだ途中)

「夜明けのすべて」瀬尾まいこ 水鈴社

少しずついい風が吹いているのかもしれません。


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