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みんなに拍手

こんな活動(?)をしている私だが
人の子の親でもあり、
本日は学芸会的なものに行ってきた。
いまどきは学芸会って言い方じゃない
らしいのだが、なんていうのか忘れた。

一生懸命頑張っている子どもらを見て、
ほろり。
ひっとりも知ってる子が居ない場面も
余裕で泣ける。
涙もろくていけない。

(…ふぅ…良かったわー…)
なんて涙をそっとぬぐって
あたりを見渡す。


そして思う。


(…この中にも、
 婚外やってる人、
 いるんだろうなー。)


少し前の席に座っている、
めっちゃ仲良さそうな夫婦。
顔を寄せ合って、
ずっと楽しそうに喋っている。


(………。)


…いや、何も願ってないですよ笑?





うちの彼のお子さんは
もうずいぶん大きい。
学芸会って歳でもないけど、
昔は彼もこういう場所で
ほろりとしていたのかな。
意外とピュアっ子だからな。


でも、
そんな彼を見たいか?
そんな彼が欲しいか?


(うーん…)


純粋に好きな人は見たいけど、
彼の子を産んだのが私だったら
良かったのに…!
みたいな思いはない。


むしろそういうところをすでに
通り過ぎてきている人だから
こんなに好きなのかもだし、
こんなふうに付き合えるのかも。


こうして眺める、
子どもたちはいろいろだ。
それが、大人になる。
なんも変わらんよ。
「好きな人とケッコンしたい❤」
人生はそれだけじゃないぞ。




結局のところ、
私は何が欲しいのか?


やりたいだけなら、
全裸でその辺に寝転がっていればいい。


お持ち帰りされるのが先か。


職質・連行されるのが先か。


つまり、
どっちにブチ込まれるのが先か。


そのくらいの覚悟で臨むぞ、俺は。


フンフン!


っていうか、
ブチ込まれたいわけじゃなくて、
まあそれもあるんだけど、
なんだろうな、
一番近いなと思うのは

「おともだち」

でしょうかね。


おともだちが欲しかった、
とまあ、
そういうことでしょうか。


エッチなおともだち、
ラブなおともだち、
楽しいおともだち、
新しいおともだち、
大好きなおともだち、
今、私の周りには居ない、
そういう秘密のおともだち。

彼の何で在りたいか?
そう思うと、
おともだちがしっくりくる。


関係っていうのは、
距離感のことなのかな?

いろんな人たちと、
いろんな距離で生きている。

近づいたり
離れたり。

母や妻でもあるけれど、
恋人にとっては彼女でもある。
いいんだよ、
詰め込めるだけ詰め込め。
てんこ盛りで生きろ。
これだけ人が居るんだから、
その中に居るんだから、
そりゃーいろいろあるさ。
ブチまけたビー玉みたいなものだ。
ぶつかったり遠ざかったり。


そんなことをしながら。


どんどん変わっていく。
自分が、
気持ちが、
考え方が、
向かう先が、
目指す場所が、
欲しいものも、
要らないものも、
どんどん変わっていく。


単純に、それが楽しい。


君たちも成長しているけれど、
おばさんも成長している。
割れんばかりに拍手している、
そっと涙をぬぐっている、
足元の冷える体育館の片隅で
そんなことを考えている、
おばさんになった私も、
未だに成長を続けている。


へへ。


こんな場所で
そんなことを考えながら
子どもの成長に泣き
彼のLINEに返信し
そういう自分にも慣れてきた。

お、また成長したな。

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