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結果を出すには「素直な心」と言うけれど

✓ 「素直な心」

私は今も、いろんな研修やセミナーを受講しますが、その中で講師が話す有名なたとえ話の解釈が、「私とは違うな~」←(何かのドラマのセリフにあったような・・・)と思うことがしばしばあります。

独立した当初、PHP経営者友の会(松下幸之助の哲学を中心に経営を学ぶ会)で学びました。
「素直な心」という言葉は、その代表的な教えでもあったんですね。

「素直な心」という言葉の解釈で、「私とは違うな~」と、
特にビジネス系のセミナーで感じるのは、
「結果を出した人は、私(講師)の言うことを「素直」に実践した人です。」という講師のフレーズ。

ポジティブな意味で、確かにそれもあると思うのですが、
反面、結果の出ていない人に対して、
暗に「結果が出ないのは、あなたがやらないから悪いんですよ。」と、
受講者に責任転嫁して、置いてきぼりにする言い訳に聞こえることがあるんです。

✓ 「守・破・離」

何かを習得するときによく使われる「守・破・離」

修業に際して、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから修業が始まる。師匠の教えに従って修業・鍛錬を積みその型を身につけた者は、師匠の型はもちろん他流派の型なども含めそれらと自分とを照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで既存の型を「破る」ことができるようになる。さらに鍛錬・修業を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚した個人は、自分自身とそのについてよく理解しているため既存の型に囚われることなく、言わば型から「離れ」て自在となることができる。このようにして新たな流派が生まれるのである。
「本を忘るな」とあるとおり、教えを破り離れたとしても根源の精神を見失ってはならないということが重要であり、基本の型を会得しないままにいきなり個性や独創性を求めるのはいわゆる「形無し」である。無着成恭は「型がある人間が型を破ると『型破り』、型がない人間が型を破ったら『形無し』」と語っており、これは十八代目中村勘三郎の座右の銘「型があるから型破り、型が無ければ形無し」としても知られる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


「守・破・離」の「守」という基本は大切なので、
その鍛錬をするのはもちろん必要なことですが、
前述の講師の中には、「守」の基本の習得というニュアンスではなく、
講師が受講生の結果を出せない言い訳に聞こえることがあるのです。

「個々の能力を伸ばす」という意味での教育(education)に長く携わっている身からすると、そこが「私とは違うなぁ~」と思うのです。

✓ エステティックサロンと似ている

エステティックサロンでのカウンセリングも、お客様のお話はそこそこにして、サロンが販売したいサービスや商品の説明ばかりのサロンも多いのですよね。

そして、お客様の求める結果が出なかった場合、お客様の生活習慣に問題があるような表現や、コースの延長が必要だと迫るサロンも少なくない。

お客様がエステティックサロンに通いたいと思っていても、そういったサロンに当たってしまったお客様は、エステティックサロン自体を信用できなくなってしまいます。

「どうしたらいいのかなぁ~」とある時期、ずっと考えていました。

それからしばらくして、
医療系の専門学校で、化粧品販売のクラスを9年間受け持つことになったのです。
化粧品販売のテキストで教えながら、
「エステティシャン養成のカリキュラムには、接客や販売に関する知識や技術を体系的に学ぶ科目がないんだ。」と気づいたのです。

「販売が苦手」というエステティシャンは少なくありません。

それはそうですよね。
学んでいないのに、いきなり実践に放り込まれるのですから。

ということで、
エステティシャン・セラピストのためのエステティックサロン経営講座
「接客・販売編」を準備中です。

✓ 私が学んだ「素直な心」

同じテキストを用い、同じ言葉で学んだとしても、個人の解釈は違って良いと思っています。
その前提の上に、私が学んだ「素直な心」は、

たえず自己観照を心がけ、自分自身を客観的に観察し、正すべきことを正していくこと

『素直な心になるために』 著/松下幸之助

私の開催する講座では、基本知識の講義はもちろん行いますが、
あくまでも『自分の答えの見つけ方』を習得する講座です。

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