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多様性到来。 自分の『モヤり』にどう向き合うか

望まずとも多様性が選択できるようになってしまった

昨今様々な勤務体系で働く人が増えた。
依然として、小さい子供がいる、家族に病人がいる、介護がある、在宅や時短制の選択はそういう人が主な対象になることが多いだろうけど、今回のコロナでは自分が望まずとも多様性を選ばざるを得なくなった人も増えた。
多様性を理解し互いに受け入れているつもりでも、この先メタバースでバーチャル机並べるだけになったとしても、やはり一緒に仕事するメンバーにモヤっとした気持ちがでているとしんどいもの。どう処理していいかわからない人がわりといるのが現実だろうとおもう。

知らぬ間に『あっちがわ』になる場合がある

朝から女友達のモヤりを聞いた。
「今は在宅を交代制でしてるんですけどね。そろそろ出社しないといけなくなったから昼から出社になったのですが、その通勤時間が勤務時間に含まれるのがずるいって。通常勤務の人にぐちぐち言われて。」言ってくるのは時短ママや新人さんだという。そかそか~。ベテランだからそりゃ時間縛らなくても仕事できちゃうもんね。基本、そのような文句を言ってくるような人に合わせて調整する必要などはないと思うので、「能力が高いので成果物で勝負しています。」と言っておやり!といったものの、、、私もふと昔のことを思い出した。

私もかつて時短ママで働かせていただいていた時期がある。
当時、時短や曜日限定というへんてこりんな契約で働く人はいなかったから、私は感謝の気持ちで必死だったのであまり覚えていなかったけれど、今思い返せば結構なかなかの意地悪をされたと思う。そして私も逆だったら率先して意地悪してたかもしれないとも思う(笑)

今回のコロナ騒ぎにおいては家庭の事情がどうとかではなく、希望してもしなくてもそういった働き方を強いられることになり、思いがけなく他人事だと思ってた向かいの岸にきてしまい、気づけばずるいといわれる立場になったのがこの例。みんな予想していないことがおきてる。きっとまだまだおきる。

そこは会社の決めること・・当人同士モヤらなくていい。

望まずして対岸に渡ってしまうことへのリスクヘッジもあるけれど、できれば同じ職場で働く人間同士、ギクシャクしてメリットはないので、(特にこのお友達の場合血の気も多いので(笑))今回、「モヤりはわかるが、直接個人間で毒吐き合戦はしなくていいんですぞ。」と添えておいた。そこは当事者同士でやることではなく会社側が決めること。どうかんがえてもお金を払う人に決定権がある。誰を残して組織をどうしたいのかは会社が決めるのでお任せしたらいい。当人同士がモヤって解決しようとするものではない、このモヤリが私たちがどうのこうので解決するものでもやいことがわかって無事切り離し成功!したらきっとこのモヤは晴れる。

多様性で起こる問題は、多面的な見方を授かるチャンス。

多様性への予期せぬ選択により、大切なものに出会ったり身近に取り巻く人間との間の関係性を見直せた人も多いと聞く。戸惑いはあれど、モノの見方をより柔軟に、向こう岸にいたはずの自分とは違う生き方を選んだ人たちにも、感謝の念をいだいたり、理解しようと努めてみるきっかけにはなるんだと思う。実際問題、事務所で起こる突発的な出来事には出社してくれている方にしか対応できない。書留も無理。ありがとう。

現に今、何か私たちがサービスを考えるときにも、一人でいくつもの多面的な視点をもっているってのは重宝だ。頭柔らかくしてるとアンチエイジングにもなる。私自身も前向きにとらえ、これまたどこかで意地悪をされたとしても、まだまだ引き出し増やしてくれる肥しとしてガブガブ頂こうとおもっています。