もはや鼻整形も遠い過去となり、日常においてすっかり忘れているんだけど、旧友に3年ぶりに会い、そういえば何も指摘されなかったな、と言うところから、色々な思い出が久しぶりに走馬灯のように駆け巡り、昔の写真を見ていたら、7、8年前の写真が出てきて、その鼻腔が、鼻っ柱が、すっごくご立派だったので感銘を受けた。

バカにしてるんじゃない。
愛しさが込み上げてきた。
当時の私は誰からも愛されてなかったかもしれないけど、今の私は当時の私を愛してる。
特に鼻整形してからというものの、今は失われた自分の美点として、私は膨らんだ鼻腔とか、凛々しい太い鼻っ柱に格別な愛おしさを感じる体質になってしまったのだ。
北村匠海とか、大好き。
SOLの鼻とかも好き。

それは置いておいて、もはや自分の元の鼻を忘れていた私からすると、たいして変わってないようで、改めてかなり大きく変わったことを確認し、それでいて現在の鼻は決して整い過ぎてはおらず、昔の個性を薄っすらとは残している。

大成功じゃん。
客観的に。

そう思ったので報告。
もはや、鼻もつまめるようになり、気圧の変化がある時に耳抜きすることも難なくできる。

不具合といえば、カピカピとした鼻くそが鼻の上部に留まりがちで、それは綿棒じゃないと取りづらいこと。
あとは、術後、鼻の形が変わったことで、一部の鼻毛が鼻の穴の外に向かって生えるようになったので、飛び出しやすくなり、定期的にチェックしてカットする必要があること。

嗅覚は弱くなった気がするけど、これは手術のせいかはわからない。

ってくらいだからさ。
よくよく考えると、鼻の周りの皮膚の赤みは強くなったのかもしれない。
ファンデーションを塗ると、鼻の横幅が急に細く見えるのは、多分そのせいだ。
でも、そこまで気になるものでもない。
鼻の穴の切れ込みなども、あれから良くなったわけではないから、整形の痕跡を徹底的に隠したいのならなんとかするべきなんだろうな。

ただ今のところ、痛い思いをしたり、綺麗に治らず傷跡残ったらどうしようと思いながらそんな処置をまた受ける気にはなれない。
しかも自分的にはもう慣れてしまって気にならないんだな。

整形してよかったと思う？
結論的には正直まだわからない。
しなくても良かったと思う。
鼻の穴なんてたいした問題じゃなかった。
私は7年前の野生味あふれるワイルドな鼻の自分を魅力的に思うからだ。
これは、白人が、アジア人っぽいアジア人の顔にエキゾチックさを感じて惹かれる感じだと思うけど。

今の顔は、パンチがなくなってつまらない。
だけどそれは、うちの子充分かわいいのに〜という、無責任な親目線とか姉目線であって、当時の私は写真撮る時にいつも精いっぱい鼻の穴をすぼませる習慣があったし、SNSに写真をあげる時は高い確率で鼻の穴を小さく加工していたのだから。

その自分に寄り添ってあげれば、私は確実に整形成功したのである。
もはや私は鼻の穴をすぼめずに写真にうつれるし、SNSにあげる写真の鼻の穴を加工もしてないもんな！
かといって、あれ？こいつこんな綺麗な鼻してたっけ？と注意をひいてしまうようなものでもない。悪目立ちしなくなっただけ。

ただ、私、昔と比べて格段に美しくなったなあ、とか、可愛くなったなぁ、とは思わないんだよな。

それは多分歳取ったり太ったり、それから精神の充実度だよ、幸せ度。
もともと弾ける笑顔で勝負してたんだな、と昔の写真を見て思う。
幸せいっぱいに破顔大笑している私は魅力的だし可愛い。
美醜の問題じゃないんだよ。

そういう意味だと、成功とも言いづらい。
私の目標は、最大の弱点をお直しすることによって、美人度、魅力度が大幅に格上げすることだったからなー。

でも、やらない後悔より、やる後悔だよ！
お陰で私は、ニコニコ笑って生きていくことが、私の魅力アピールとして一番大事、私の強みって気付けたんだもの。
それに決して悪くはなってない。
正面の顔はちょっと特徴が薄くなったと感じるだけですごくよくなったのかはわからないけど、横顔は確実に以前より美しくなったといえるしな。

それにさ、弱点を減じさせることは、魅力の拡大には繋がらないんだなと改めて思った。
逆に強烈な魅力があれば、弱点は個性、スパイスというだけで、足を引っ張るものではない。
私に必要なのは、自分の魅力を理解して、それを拡大し光をあて、アピールすることだ。

でもマイナスを減じさせておくことも意味なくはない。
だから、よかったんだと思う。
けど、次はもうマイナスを直すことより、プラスを伸ばすことに集中するわ！