見出し画像

護国寺にはやさしい階段がありました(階段のある神社・お寺)

 護国寺はその名前がついた東京メトロ有楽町線の護国寺駅が最寄り駅です。1番出入口は護国寺の敷地内です。振り向くとすぐに仁王門があります。

仁王門

 仁王門の柱は、右側が阿形あ・ぎょう像、左側が吽形うん・ぎょう像の金剛力士像です。このあたり、お寺の車なども仁王門を迂回するように通りますので、注意しながら歩いてください。

水屋の先の階段

 仁王門を通って右側にはオープンな休憩所があり、くつろいでいる人たちがいました。まっすぐ進むと左右に水屋があり中央に緩やかな階段があります。最初の36段は4段ごとに踊り場があり、楽に登ることができます。登ったところが不老門です。門の下に10段あります。さらに8段を登り終えると本堂の高さになります。合計54段です。54段の階段は急な傾斜だと息が切れますが、護国寺はやさしい階段でした。


本堂(観音堂)

 広い境内の中央に本堂の観音堂があります。江戸時代に五代将軍徳川綱吉が生母、桂昌院の発願ほつがんで護国寺を開山し、さらに観音堂を完成させたとされています。

多宝堂と松の木

 観音堂に向かって左側(西側)には多宝堂があり、手前には松が植えられていました。


太子堂

 8段の階段を下がって東側に向かうと太子堂が設置されていました。以前に薬師堂だったのをこの場所に移設して太子堂にしたそうです。現在の薬師堂は本堂の左側(西側)にありました。


富士塚(音羽富士)

 階段を一番下まで戻ると、音羽富士の案内が置かれています。東側の水屋の横を通っていくと石の橋と鳥居がありました。

 その先に黒い岩々が積み上げられた小高い場所がありました。これが富士塚、音羽富士です。山頂まで一本道ではなく、いろいろなルートがありそうです。ところどころに合目を示す石碑もありました。


もう一度仁王門 背面にも仏像が

 帰り道、仁王門まで戻ってきました。背面(北側)にも像が設置されていることに気がつきます。写真の右側(西側)が広目天、左側(東側)が増長天という仏法を守る仏像だということです。


音羽通り

 大通りまで戻ってきました。名前のとおり護国寺前交差点です。目の前にまっすぐ伸びているのが音羽通りになります。写真右手奥には出版大手講談社がある有名な場所になります。


アクセス

 東京メトロ有楽町線は池袋駅からだと、護国寺の地下部分から音羽通りに抜けていく路線になっています。護国寺駅の1番出入口がもう護国寺です。そこで振り向いてください。同じ道路沿いに交番もありますが、そこまでいかなくても仁王門には気がつくと思います。
 目の前の音羽通りの下を有楽町線が走っています。間違って反対に向かったとしても6番出入口は講談社と大塚警察署の近くに出ます。そこからでも仁王門はわかりますので、目印にしてください。



(2023年2月下旬、3月初めに行ってみました)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?