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梅の季節の湯島天神(階段のある神社・お寺)

 取り上げるテーマ、趣向を変えて、最近行ってみた東京の神社やお寺を紹介します。



 ちょっと時間ができると、ぶらりと神社やお寺に行くことがあります。この日は湯島天神に行ってみました。私が生まれ育ったところでは神社までの途中には急な坂や階段があった記憶からか、階段の手前に立つと神社にやってきたという引き締まった気持ちになります。


湯島駅から近い男坂

 湯島天神の最寄り駅は東京メトロ千代田線の湯島駅です。3番出口から地上にでると空が開けているのが上野公園の不忍池の方向になります。それとは反対方向に歩き、2番目の脇道をのぞくと階段が見えます。湯島天神の男坂です。歩いて近づくと階段手前の表示板には38段とありました。


本殿の近くにも梅が咲いていました

 男坂を上り鳥居をくぐると、右手斜めに本殿があります。本殿を守るように左右に狛犬がいます。左側の獅子には梅の花が近くまで広がっていました。

天満宮の牛像、撫で牛

 入り口の狛犬と手水舎の間に牛の像がありました。菅原道真公を祀る天満宮では牛は神の使いとされ、牛像が置かれています。この「撫で牛」に触るとご利益があるとされています。しばらく、接触禁止で周りにロープが張られていましたが、もう外されていました。触り放題です。

梅園では梅が咲き始めていました

 本殿でお参りしてから梅園を散策します。白い梅とピンクの梅。このコントラストがきれいです。

 奥に進むと赤い梅もありました。

 真ん中には淡いピンクの花がしだれていました。梅というと白い梅を思い浮かべますが、ここに来ると白から赤まで色調の違う姿を楽しめます。

 この時期は梅まつりが開催され、通路の両脇が露店で埋め尽くされていました。さらに梅園の中には甘酒のお店も。風の冷たいこの日、ノンアルコールの甘酒に身体が温まりました。(梅まつりは3月8日まで)

表鳥居

 本殿の南側、正面に位置する鳥居が表鳥居です。銅製で銅鳥居とも呼ばれているようです。東京都に存在する鋳造された鳥居としては古いものということで、都の指定有形文化財になっています。

 台座が梅の花をかたどっていました。でも、気にしない人が多いようです。

春日通りには大きな鳥居も

 先ほどの銅鳥居から西方向に行くと、本郷と御徒町を結ぶ春日通りに出ます。その手前にある車道をまたぐ大きな鳥居で行き交う車にも湯島天神の場所がわかります。

唐門

 大きな鳥居と表鳥居の間に唐門があります。ここからだと、梅園や社務所が近くにあります。

女坂

 上ってきた男坂の階段まで戻ると横にも緩やかな階段があることに気がつきます。女坂と呼ばれています。

アクセス

最寄り駅は東京メトロ千代田線の湯島駅 公式ウェブサイトだと徒歩2分となっています。
その他の近くの駅からは
 東京メトロ銀座線 上野広小路駅 徒歩5分
 JR山手線(京浜東北線) 御徒町駅 徒歩8分
 東京メトロ丸の内線 本郷三丁目駅 徒歩10分

※JR京浜東北線は昼間は快速運転で御徒町駅に停まらない時間帯があります。
※春日通りに沿って都営地下鉄大江戸線が走っており、本郷三丁目駅、上野広小路駅でアクセスしています。


周辺の概略

(2023年2月下旬に行ってみました)




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