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【宝塚記念 2019】予想と血統解説


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まずは週中に投稿した考察記事をご覧下さい。

youの血統考察 #13 【宝塚記念 2019 : 過去の宝塚記念やここ最近の芝レースから考える】



阪神11R 宝塚記念 芝2200m


週中時点の見立てでは、稍重〜重想定だったのですが、おそらく良馬場で開催されることにはなるかと思います。稍重であれば狙い馬はすぐに決まったのですが、良馬場なのであればほぼ全頭にチャンスが生まれるため、ペースの想定をもう一度練り直します。

ラップ想定

ペースメーカーはキセキですね。

前走のようにスタートが立ち遅れた場合は、ほかに何か先頭を奪うかもしれませんが、エポカドーロのような馬もいませんので基本的にはこの馬が引っ張ると思います。

ただ、この馬の近走の前半5Fと後半5Fの通過タイムを見てみると

秋天 59.4-57.4 後傾2.0秒スロー 3着
JC 59.9-57.2 後傾2.7秒スロー 2着
有馬 60.7-60.3 後傾0.4秒ミドル 5着
大阪 61.3-59.7 後傾1.6秒スロー 2着

と、芝の状態により全体的にはタイムの速い、一見ハイペースのような競馬をしていますが、実際は後傾ラップの競馬をしており、またそうした方が好走するという結果も出ています。

そのため、全体的にハイペース・早仕掛けになりやすいレースではありますが、キセキがペースメーカーと考えるとスローで進んでいく可能性も否めません。

血統傾向

こちらは無料記事にも書いた通りですが、やはり欧州型の血統が有利です。

特にNureyevやSadler's Wellsなどの欧州型ノーザンダンサーには注目です。

ひとつポイントとして気を付けて頂きたいのは、ステイゴールドですね。過去10年の結果を見ると好走血統なのは誰が見ても分かることだとは思いますが、実際好走しているのはゴールドシップ、オルフェーヴル、ドリームジャーニーのニックス血統と母父にRibotを持っていた欧州型のナカヤマフェスタのみです。

それ以外の母系が米国型のステイゴールド産駒は苦戦を強いられているということを覚えておかなければなりません。
18年パフォーマプロミス 9着
17年レインボーライン 5着など

印と買い目

◎12リスグラシュー
◯1キセキ
▲6スティッフェリオ
△2,3,4,10,11
血 5タツゴウゲキ

3連複フォーメーション
12-1,6-1,2,3,4,6,10,11 計11点

ワイド
12-5,6,10 計3点


血統解説

12リスグラシュー
→母リリサイドはフランスの中長距離を得意とした馬で、母父American Postがその母父にSadler's Wellsを持っており好走血統と一致します。
また宝塚記念というレースは、昨年のミッキーロケットのように、ここが初G1でそれ以降全く好走も出来ないという勝ち馬が多く発生する特殊なレースでもあります。1990年の宝塚記念を制したオサイチジョージは、まさにそんな馬でオグリキャップやイナリワンなどを下してこのレースを制しましたが、以降はG1で馬券内に入ることも出来ませんでした。そんなオサイチジョージの父ミルジョージを産んだミルリーフを母系の奥に持つリスグラシューにもこのレースへの適性の高さを感じます。
ちなみに前年の1989年の宝塚記念を勝ったイナリワンの父もミルジョージで、まさしくこのレースへの適性の高さを感じる血統です。
唯一、不安な点は父ハーツクライの成績が悪いことですが、このレースに駒を進めてきたハーツクライ産駒は、前走天皇賞春からのローテーションが多く、距離短縮を苦手とするハーツクライには厳しいローテーションです。それに比べ同馬は、前走2000mからの延長ですから、むしろプラスと捉えていいでしょう。
2019年春のG1シーズンの最後は、まさしくこのシーズンの主役と言って良い活躍ぶりだった鞍上にも期待したいと思います。


1キセキ
→このレースに求められる適性はサンデー系の瞬発力ではなく、キングカメハメハ系の機動力であるということは、18年1着 ミッキーロケット(父キングカメハメハ)や15年1着 ラブリーデイ(父キングカメハメハ)からも分かって頂けるかと思います。
父ルーラーシップは自身も国内G1では、このレースが最高着順となるほど適性は高く、また母ブリッツフィナーレは雨の中のオークスを制したダイワエルシエーロの半妹。母母父ドクターデヴィアスからは長距離レースで活躍する馬も多い。スローペースさえ刻めれば頭まで。


6スティッフェリオ
→母欧州型のステイゴールド産駒で天候がもう少し悪くなればかなりの確率で好走に期待は出来ていたのですが、それでも初心は曲げずに上位評価。母父Mtotoは英・12Fのキングジョージ、10FSのエクリプスS連覇などG1を3勝。欧州型のタフな血統で、母も英のG1を勝ったタフな芝に適性がある血統。
そこに父ステイゴールドと来れば、間違いなくナカヤマフェスタの再来を期待してしまう。3走前福島記念ではマイスタイルの暴走にまともに付いていったのにも関わらず完勝。ここにこの馬のスタミナの本質があり、宝塚記念で今まで穴を開けてきたタイプと近い。馬場が乾けば、より厳しくはなるが期待はしておきたい。

上位人気の中で軽視したいのは、エタリオウとスワーヴリチャード。

エタリオウは、母父は米国系Storm Bird系の瞬発型。本質的にはスローの瞬発力勝負が得意で、先週までの馬場であれば大幅にマイナス。ただ少し乾いてきているが、まだ欧州型に有利な馬場であることは変わりない。

スワーヴリチャードも同じく母父Unbridled's Songの米国型。さらに母母父もBold Rulerでかなり軽い芝に適性がありそう。

血統適性だけだと、タツゴウゲキとノーブルマーズには注目しておきたい。

タツゴウゲキは父マーベラスサンデー。こちらはサンデー産駒の中でも宝塚記念のみを勝利した珍しいタイプ。産駒のシルクフェイマスも宝塚記念2着を始め、特殊な距離での活躍が目立った。芝2200で強かったネヴァブションも同産駒で、特殊馬場への適性はありそう。また母父はSadler's Wells系のSingspielで02年3着のローエングリンの父でもある。

ノーブルマーズは昨年3着ということもあるが、血統的に裏付けられた3着であるということを忘れてはならない。父ジャングルポケットは好走血統のNureyevを持っているし、母父Silver Hawkは、宝塚記念においてはあのスペシャルウィークを子供扱いするほどの強さを見せたグラスワンダーの父。状態が戻っていれば、今年も爆発の可能性は大いにある。


以上が、宝塚記念の予想です。

血統を解説してほしい馬等いれば
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