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(実録)自作曲で世界に挑戦 第6話 瞬間、ビジュアル、重ねて

こんにちは。HIRO UNNOです。毎日は無理ですが、なるべく間を置かずにnoteを投稿しようと思ってるんですがなかなか難しいですよね。
よし今日は記事を書くぞと思ってnoteを開いても、フォローやいいねの確認をまずしますから、いいねをくれた人の記事を読みに行って面白くて色々と読んでしまって「ああもうこんな時間か、記事はまた明日にするか」なんてことがしょっちゅうです。
と、言い訳をしたところで、シリーズの続きです。

ビジュアルで楽曲に付加価値をつける

その1 短いループ動画でリスナーにアピール

Spotify公式がプロモーション用に標準で用意してくれている Canvas という機能です。
短いループ動画を、楽曲を再生中のリスナーの画面に表示させることができます。(表示させるかどうかはリスナーが選べる)
動画の長さは4秒から8秒です。
試しに8秒の動画を作ってみましたが、やはりただアルバムジャケットを表示させるよりもずっと見映えが良く、効果的だなあと思いました。

この短い動画は Musixmatch という歌詞付き動画を作成できるサイトのテンプレートで下地を作り、それにAI生成した画像を動画編集ツールで差し込んでみました。
サブリミナル効果とは違いますが、意味深な画像が一定間隔で現れてアクセントになり、面白いんじゃないかなと思ってます。
8秒間の制限があるのでストーリー性のあるものは難しいかも知れません。


その2 歌詞を表示させる

Spotifyで楽曲の歌詞を表示させるにはいくつかの方法があるようですが、私はこの Musixmatch というサイトを利用しました。
歌詞を表示させるだけなら無料で制限なく利用できます

まず Musixmatchアーティスト認証をします。自分のアーティストページのリンクを貼り付けます。私の場合、認証されるまで3日かかりました。
認証されたら以下の手順で歌詞を作成します。
① 音源をアップロードします。
② 次に歌詞を入力します。
③ 音源に合わせて歌い出しの箇所を時間で指定します。

同期

この歌詞の入力や同期の作業は、私は楽しかったので自分でやりましたが、面倒に思う場合にはこのサイトのスタッフに依頼することもできます。
一番安い、年払い36ドルのプランだと、3曲まで依頼できます。

④ 必要に応じて、残りの項目を入力すれば手続き完了です。

注:手続きしてから実際に歌詞表示されるようになるまでには、少し時間がかかるようです。(私は手続きしてから4日経ちましたがまだ反映されていません)

その3 歌詞付き動画を作ってソーシャルメディアでの宣伝に

上記の Musixmatch というサイトでは歌詞付き動画を簡単に作成できます。
動画の素材はテンプレートを使ってもいいですが、アップロードして独自の素材も使えます。ただ歌詞のフォントが6種類ぐらいなので、もう少しあれば良かったのにと思います。
この動画作成機能は有料プラン限定です。年36ドル~。作成数上限はありません。

まとめ

やはりリスナー目線で考えると、明らかに情報量が増えて興味を持ってもらいやすくなるのでこのような機能は積極的に利用して、楽曲の商品的価値を高める必要があるんだな、と思いました。



統計

少し間が空いてしまいましたがデータは毎日取ってあるので、現時点までのリスナー数の推移の画像をまとめて貼り付けておきます。

3月26日のデータ

3月27日のデータ

3月28日のデータ

オーガニックなリスナーの増やし方

このように毎日少しづつですが着実にリスナー数が増えていっています。これを「オーガニックなリスナーの増やし方」(Organic Promotion)と言うそうです。
前にも書きましたが、spotifyでのリスナー数というのは30秒間、その曲を聴いた人を1人としてカウントします。
興味のない曲や、自分に合わない曲は 「秒で」スキップできますので、30秒間聴いたということは確かに興味を持って聴いたと言える、意味のある数字です。
しかも1ヶ月ごとの区切りでカウントされるので、リスナー数を維持するには継続して楽曲をリリースするなどの活動が必要となってきます。
Youtubeなどは累計の数字なのに対して、spotifyのリスナー数はリアルアクティブ数であるので、そこが特色なのかと思います。

それ以外のリスナー数の増やし方

プレイリストを基軸にした、リスナー数を増やす戦略の他にどんなものがあるでしょうか?
例えばインフルエンサーに宣伝を依頼するという手段があります。
これは私が良く利用する SubmitHubにも項目があるのですが私はまだ利用したことがありません。1回ぐらいはやってみようかと思いますが。
色んなサイトで「インフルエンサーによる Shout Out」という言い方をしています。
これが実行されるとストリーミング数は確かに一気に増えます。インフルエンサーがちゃんと宣伝すれば30秒以上聴いてもらえてリスナー数としてカウントもされるでしょう。
しかし問題なのは、「そのリスナーはリピーターとなってまた聴くことがあるか?」ということです。
インフルエンサーが好きでライブ配信を見ていて、そのインフルエンサーに「みんなちょっとこの曲を再生してくれないかな」と言われ聴いてはみるものの、自分にはまったく合わないジャンルの音楽だったら、もう聴くことはないでしょう。
これに対して、プレイリストに載せてリスナーを増やす戦略は、自動的にその音楽のジャンルを好むリスナーにアプローチするので、結果としてリピーターになりやすいということです。
もし宣伝費用が闞沢にあるのなら、毎日のようにインフルエンサーによる宣伝をしたり、視聴者数が何10万人もいるような大手インフルエンサーに依頼できればそれは流石に効果的でしょうが、駆け出しのインディーズミュージシャンにそんな予算は有りません。

では宣伝費用が限られているアーティストはどうすればいいのか?
地道にキュレーターに曲を送り、プレイリスト入りを狙い続ける?

公式プレイリストには2種類ある

spotifyの公式プレイリストには2種類あり、人の手による選出のプレイリストをエディトリアル・プレイリストと呼びます。このリストはフォロワー数も多くリスト入りすれば再生数に対する影響力は大きいですが、リストに入る曲数には当然限りがあります。(50~100曲など)
公式プレイリストには、メジャーのアーティストも載せようとプロモーションをするため競争が激しくなり、新人アーティストにとってはリスト入りのハードルが高すぎる事実があります。
しかしチャンスではあるので、リリース前に準備してリスト入りを狙いピッチは必ず行います。
もう一つの公式プレイリストは、アルゴリズムを元に作成されるものです。
アルゴリズム・プレイリストにはたとえば「アーティスト・Radio」があります。

これはアーティスト毎に Spotifyのアルゴリズムにより自動で作成されるリストです。
現在の私のような無名のアーティストのRadioリストに載っても意味はないですが、アーティストごとにこのRadioリストは存在するので、フォロワー数の多いメジャーのアーティストのものに載ったら・・・?
効果は絶大ですよね。
しかもこれはアルゴリズムが選出しているので、ピッチをする必要はありません。
ではどうやったらアルゴリズムに選ばれやすいのか?これはいろんな推察があるようで実際のところは分かりませんが、内部で楽曲ごとにスコアが付けられていてその点数の高い曲が選ばれやすい、というのがあります。
そのスコアはお気に入りの数、セーブの数、どのぐらい聴かれずにスキップされたか、1曲を通して最後まで聴かれたか・・・など、様々な要素により決まるようです。

以前の Yousetsu Welders 時代に1日で再生数が1500近く突然伸びたことがあります。キュレーターへのピッチはしていましたが、それまではせいぜい1日で200~300がいいところだったのが1500ですから、おそらく有名アーティストのRadioリストに載ったのではないかと、今では考えています。(アルゴリズムによる自動選出なので確認はできませんでした)

まとめると、

  • 公式の(エディトリアル)プレイリストにまず載るためにリリースの2週間にはピッチングを行う。(spotifyの公式ツールから行えます)

  • spotifyのアルゴリズムによる「アーティスト・Radio」プレイリスト入りを目指す。

  • そのために一般のキュレーターへ SubmitHubなどのサイトを利用してピッチングを地道に行って、楽曲を少しでも聴いてもらう。

  • 少しづつでも聴いてもらえれば自然と楽曲のスコアも上がり、アルゴリズムに選出されやすくなる。

こんなところでしょうか。
to be continue…

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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