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ようてんのREALITY2021年10大ニュース

2021年中はお世話になりました。2022年もよろしくお願いします。

去年やったこれの2021年版をやりたいと思います。

昨年に引き続き、1年とか経った際に絶対に忘れてそうなので今のうちにポエムを書いておこう、ということで思い出しつつ好き勝手書いたものをお届けします。

1. 3周年記念ワールド

コードネーム:mead

最大4人までのアバターコラボを継続したまま、歩き回ったりいつもより自由なカメラ操作をすることができる、3周年記念ワールド(開発コードネーム:mead)です。

3周年記念ワールドが社内でどういう感じだったのかは以下の記事にほぼ全部詰まってるのでそちらを読んでもらうのがわかりやすいと思われます。

マルチプレイゲームを1年前に作った時から「どうせ歩き回るワールドをつくることになるでしょ」って言い続けてたのですが、思ったよりここに至るまでに時間がかかったなぁという気持ちがあります。

2020夏、どうせすぐにやることになるでしょ、と警戒しているようてん

ワールド方面の次回作がどうなるのかはさっぱり未定でございますが、気長にお待ちください。

2. グローバル拡大

公開地域がめちゃくちゃ増えました。6地域ぐらいから64地域ぐらいに増えました。ユーザー人数として日本以外の方が多くなったというのがシンプルな事実です。

その結果、グローバルなシェアとして自然にそうなるわけですが、iOSユーザーよりAndroidユーザーの方が多くなり、REALITYが使われる機種のバリエーションも大幅に拡大しました。
まったく知らないメーカーがつくった、聞いたことのないSoCが搭載されているモデルがブラジルやインドネシアではシェアがあったり、久しぶりにグローバルなAndroidを感じる機会の多い一年でした。

「この国・地域はスマホにN万円払える」のような金銭感覚については元々ある程度知ってるつもりでしたが、1年間世界中のスマホの機種と実売価格についてちまちま調べ続けることになったため、かなり知識が増えました。
その中で「スペックに対して割高で買ってはいけないスマホは全世界どこにでもある」ということを改めて理解しました。

また、グローバルで言うと小数点の区切り文字がピリオドじゃなくてカンマという罠を2回踏みました。やはりCSVは滅ぶべき

3. 総合ランキング

あけましておめでとうございます

ギフトなどの日別・週別・月別順位などが表示されるようになりました。

REALITYは「サービスやシステムが褒めてくれたり、褒めてくれた履歴を確認する能力が結構低い」設計になっていると(少なくとも現時点では)思っています。

SNSの台頭や各種クラウドサービスの安定により後者はユーザーの努力でカバーが可能なのですが、前者についてはどうしてもシステムとして客観的に提供してあげることで、価値を押し上げる必要があります。

REALITYではイベントの順位、ある程度以上は効果が直接的でなくなるフォロワー数など限られたガチの指標しかなく、褒める/祝う機会に乏しい中、やっと「ネタでもガチでも使いものになるシステムスコア」が提供できたかな、と思っています。

あとは一部でもいいから過去のを確認できるようにしないといけませんね…

4. 配信成果画面

まれによく誰もいなくなる

配信終了画面とか配信成果画面とか配信リザルト画面とかいろいろ言われている、どんな配信だったかの情報が出る結果画面です。

なんだかんだ言って2021年、「一番多くのユーザーに恒常的にプラスの影響のあった」機能というとこれじゃないかな、と思っています。

ちなみに元々ポーズ撮影機能はなかったのですが、雑に好青年が欲しいと言って追加が決まりました。
ネットワークまわりで調子が悪いと気軽に結果がすっぽぬけて誰もいない画像になるのはすいません、今年はなんとかしたいですね、「直前の配信成果画面をもう一度表示する」みたいな能力があれば理想ですかね。

5. 海の伝説・百鬼夜行ほかガチャ

天使悪魔が最強モチーフとして長く君臨している雰囲気の中、2021年は新シルエットの新作が多数ヒットし、バリエーションの厚みが増した1年だったように思えます。

バレンタイン2021(スウィート♡ハート)、ゆめかわ(ゆめかわ☆シンドローム)、厨二(覚醒し漆黒の輪廻)、モノクロ(光と影の仮面舞踏会)、海の伝説(蒼き海の伝説)、水着2021(トロピカルサマー)、浴衣2021(宵夏に舞う蝶灯)、妖怪(陰陽の百鬼夜行)、秋コーデ2021(秋色の庭と秘密の書庫)、ハロウィン2021(リビングデッドハロウィン、ダイナー(Welcome to REALITY Diner!)、チャイナ2021(百華繚乱中華)、聖夜猫(星降る夜と猫の歌)、寅着物(寅年初詣)あたりが新シルエットラインナップですかね。

あとはジェスチャーエモートの追加運用が始まりましたが、ネタっぽい盆踊りに始まり、にゃんにゃん・ようこそ・ガオーとそれぞれ好評なようで良かったです。もう少し気軽に追加できるといいのですが。

ゴリゴリガチャを回してしまう人種からすると、個人的には2022には洋装の靴がもうちょいバリエーションが整うといいなと思っています。

6. サンリオコラボ

メインのガチャとギフトを中心に、キャラクター大賞に絡んだ投票・スタンプ・Tシャツガチャ、専用のクイズの森アレンジ、専用Tシャツイベとかなり盛りだくさんフルコースのコラボでした。

開発方面のサポートはさておいて、多数のキャンペーンを同時に展開する必要があり、運用面での準備が大変でした。ようてん個人としては2021年で一番苦労したやつかもしれません。
リリース当時も愚痴りましたが、とにかく初めてなのでイレギュラーな話が多く、「しょうがない」みたいな気持ちの球拾いが多かったです。忘れないように思い出して愚痴っておくことにします。

  1. サンリオアイテムだけ開発期間が長かったので他のアイテムの開発を邪魔しないようにソートなどを調整するのが大変でした。次はもっと工夫してサボります。

  2. さまざまな理由があってArtがギブアップして溢れたため、TシャツのみPM・ENで作成することになりました。自動生成ツールを急ごしらえでつくったり、英語表示にすると文字列が長すぎて確率一覧で正常に表示されないバグと戦ったりしました

  3. 「コピーして問題データを差し替えるだけだろう」と気軽に請けたクイズの森サンリオバージョンですが、動作確認が大変でした。正解が表示されるチートモードを途中で作ってもらいましたが、それでも時間かかるんですよねこれ。通常、クイズってわからないとつまらないはずなんですが、サンリオクイズの森は「分からなすぎて配信としては面白い」域に入っていて良かったですね。

  4. 4月に入り、アセット制作サイドはお疲れ様でした雰囲気が出てくる中、投票システムはギリギリまで作り込んでいたり(日単位で投票権が付与されるのでリアル日跨ぎで試験をする必要がある)、5/1からちょっとずつ情報を小出しにして5/10リリースということで、運用準備組はGWがむしろ最終追い込み期間でした。

7. note運用

元々は「技術blogはどうだろう」、とションローが用意したnoteスペースに細々とエントリを書き始め、おわちょなど大きめの開発テーマの成果報告先の1つとして運用が始まりました。
そんなREALITY noteですが2021年はエンジニアの持ち回り当番制を実施したり、ArtやPMのエントリも加わって賑やかな感じで運用されました。

決して僕も読みやすい文章を書ける方ではないのですが(短文でシンプルに並べるのが絶対に一発でうまくいかない)「うまい人はそれなりのエントリが一発で書ける」「慣れてる人もそれなりのエントリが書ける」「どちらでもない人は謎のエントリができる」みたいな個人差があって面白かったです。

個人的に気にしてることを並べておきます。
・算用数字と漢数字の使い方を混同しないようにする。数字は半角に統一する。見栄えを想定して、""引用符は半角のみ、()カッコは全角のみを使う。
・英単語の大文字小文字は正式名称をがんばって調べる。雑に間違うのは論外。
同じことを表す用語同じ文字列になるようにする。

一番最後を守るために普段から機能名とか名前付けについてめちゃくちゃこだわっているのですが、「細けぇことは気にすんな派」も多くてたまにしょんぼりしています。

8. エコキャン

REALITYではレアな画像・チェックボックス付きダイアログ

iOSが先行してなかなかその先が進んでいなかったエコキャンについて、AndroidでもOS標準機能をうまく使う形で実現することができ、ハウリング・エコーバックを大幅に抑制することに成功しました。

エコキャンの仕組みとしてしょうがないラインはあるのですが、同時発話で片方が消されてしまうのがつらいんですよね。コラボ時の妙な音声遅延など、まだまだハンズフリーで安定して通話ができてる、というところまではこの先長そうです。

9. ビデオチャット

実は裏技じゃなく横長になるのは初の機能

ビデオチャットが出ました。

僕はほとんど開発に絡んでないこと、出たばっかりでこれからというのもあるんですが「やっとリリースされた」という気持ちが一番で、それだけ記しておきます。

10. アバターカメラ

できればこういうのが一発でできるようにしたい

2021年入ってすぐリリースされたのもあるのですが、リリースされたあと、他の機能と絡むことなくひっそりとしているため、「みんなが存在を忘れてそう」機能1位だと思ってます。

ポーズ解放とか、ちゃんとデバイスが現実の動きに追従する真のARモードとか、外界スキャンによるオクルージョンまで実現するとか、文字で飾る能力をもう少しパワーアップさせるとか、「その先いろいろ考えられるけど今回はこれで」ってスタートしたアバターカメラなんですが、その先はいったいどこに行ったのやら。

Unity部とネイティブ部の切り替えシーケンスがそれなりに複雑なため、「Unityがカメラに対して謎挙動をしがち」なことと組み合わさって、たまにバグってこっそり直ったりしています。たまには思い出してあげてください。

次点. イベント拡大とアバターデータ提出

2021年はイベントの種類と数が拡大された年でした。バリエーションとしても順調に増えているのですが、地域別のイベント並行実施も含めて、数がとくに増えています。

そんな中、「特定の時刻のアバターカスタマイズを提出記録する」アバターデータ提出という機能がひっそりと開発され、運用開始されました。

僕はこの機能については提出だけのオペレーション精度が上がっても、その他色々な工程がややこしいのは変わらないため、コスパフォとして微妙じゃないかなーって思っていたのですが、実際運用が始まってみると、ややこしい複数の工程のうち一部でも堅くなると安定度が増すので、期待していた以上に良かった感じです。


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