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【働く×人生デザイン】本当は背中を押してほしい人

キャリアコンサルタント仲間の間でよく話題になるのは「キャリアコンサルティングをもっと多くの人に知ってもらって利用してもらいたい」というのがあります。
私自身も「野口さんって何やってる人なんですか?」とよく聞かれます。

まず「キャリア」という言葉が「キャリアウーマン」「キャリア官僚」という、バリバリ一線で働くイメージがあること、また最近ではウイルスキャリアという言葉もあって、私たちが考える「自分の人生を自分で創る」という意味から離れていっちゃうんですよね。

あと欧米のようにカウンセリングを受ける文化がないというのもよく言われます。

これはアメリカなど多民族国家だったりすると、自分のルーツによって習慣や価値観、考え方が違うというのがあると思っています。
なので家庭や職場で色々な問題が起こったら、メンバーで話し合うより「その道のプロ」に依頼する方が早く解決するのではないかと思います。

その点、日本は単一民族・・・「目は口ほどに物を言う」文化にいること、これは災害の多い国なので何かあれば皆が力を合わせて乗り越えていく文化を持ってるのではと考えています。
集団で動く文化という感じでしょうか。

なので、長い歴史の中で、なんかあったら年長の経験豊富な人とか、地域の社寺の神主さんとかお坊さんにそっと相談するみたいなことをやってきたんだと思います。
そういう下地があるので「キャリアコンサルティングで対価が取りにくい」というよりも、一般的には先に「信頼できる人に相談する」のではないかと思います。

なので、私は最近「キャリアコンサルティングの先にあるもの」について考えるようになりました。
そこに価値を感じてもらうことと、その導入部に「キャリアコンサルティング」があるからこそ、相談者がスムーズに受け入れられるとなるんではないかと想像しています。

ところが自分ではそれが何かよくわからない(汗)。この「自分ではよくわからない」が、私たちの活動する中でのポイントかも知れません。

私に関して言えば、相談しに来る人の特徴として「本当は背中を押してほしい人」なんだろうなと思います。
私が相談者の話を聞いて助言したからというより、話しているうちに相談者が自己解決に向かうことが多いのです。
それがなぜそうなるのかを私が知りたいのです(笑)

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