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【働く×人生デザイン】終身雇用の崩壊

長かったGWが明けて、普段の生活ペースを取り戻すのに時間がかかった方もいらっしゃったのではないでしょうか。
私などは家でゴソゴソやっているより仕事している方が生活にハリがある人なので、早く仕事したいなーと思っていました。
新しい仕事もスタートし、ペースが出来てきたら自分のやりたいことも広げていきたいな。

さて、先日のニュースでも取り上げられましたが、トヨタ社長が「なかなか終身雇用を守っていくというのは難しい局面に入ってきたのではないかと」と発言されましたね。
世界規模で経済活動が目まぐるしく変化し、日本式の雇用形態が通用しなくなってきています。

このニュースをどう読み解きましょう?

Twitterでもこの発言を多く取り上げられていましたが、私が感じたのはこちらの方のつぶやきにある「日本最後の砦だったトヨタによって宣言された」ことでしょうね。

当然、4月から施行開始された「働き方改革関連法」とも連動しています。政府のグローバル対応の動きをトヨタが知らないわけないですしね。
先に法律改正あっての宣言なので、ある程度想定内なのかもとか思っています。

私たちキャリアコンサルタントの国家資格化も、労働者のセカンドキャリア、サードキャリアの職業能力開発が急務の課題だからだと考えます。
また、対面支援の専門家といえば、国家資格化した公認心理士の分野なんやろな。
相談者のニーズに合わせて住み分けする感じかな?

他、「少子化」「人手不足」という観点からこのニュースを見ると、地方にある工場の労働者に外国人がますます増えていくことになるのかなと思いました。

戦後の高度経済成長期は、田舎で兄弟が多くて田畑を分けてもらえない若者が都市部に就職して働いてきました。また地方活性化の施策として工場誘致して近隣の住民を雇用してきました。
それが、いつの間にやら地方工場で働く人が正規雇用から非正規雇用となり、さらに外国人労働者を多く請負で雇い入れることが増えてきました。

日本人と文化や価値観が違う人々を雇用して現場を回していくために必要なこと。
また、地域の方々と外国人労働者との間でトラブル等があったときにどう対処するか。
さらに、お互いの違いを認めて協力し合い、地域で暮らしていくためにできることとは。
こういったこともキャリアコンサルタントの支援領域ではないかと思います。

終身雇用の崩壊は、雇用が流動的になるという自分自身のキャリアデザインの問題だけでなく、「地方にいながらグローバルに働く」「都会にいながら地方でまちおこしをする」的な、人があちこち動き回るような活動が求められてくるかなと思います。
そう「ライフキャリアレインボー」の帯がもっと増えていくのではないかな?

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