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【働く×人生デザイン】本を通じて語る言葉を持つ

私は2015年より「Read For Action」という読書会に取り組んでいます。

きっかけは前年の2014年。私の所属するキャリアカウンセラーの団体「JCDA」の大会が大阪で開催されました。
当時の私は6年勤務していたパソコン教室を辞めて、県内の大学で就職活動支援の仕事を始めたところでした。
地方の田舎ではキャリアカウンセラーと名乗っても誰も知らず、色々なことを試行錯誤していました。

そんな中、たまたま東京に行った時に、フューチャーセッションズの野村恭彦さんがコメンテーターとして招かれている読書会イベントがあると知って参加したのが「Read For Action」だったのです。
2014年当時は地方で読書会といえば、テーマ本の文学作品について語り合うタイプか、ビブリオバトル(本のプレゼン大会)かでした。
なので、ワークショップ型で短時間で本の概要がつかめる、参加した皆さんと本を通じて意見交換できるスタイルは斬新で「これを自分もやってみたい」と思いました。

以降、現在まで20回近く読書会を開催してきました。
読書会がどんなものなのかをうまく伝えられなかったり、人が集まらなかったりと苦心してきましたが「体験してもらう」ことで気づきや学びを得られることを伝えたくて取り組んできました。

「Read For Action」読書会の良さは
▪️カフェなどの一角でも読書会が開催できる
▪️所要時間は1時間半程度なので、スキマ時間を利用して参加できる
▪️リアル体験型でもオンラインサロン型でも開催できる
といったところでしょうか。
それ以上に私にとって「私に合っている」ことが大きいと感じています。

キャリアカウンセリングの学びを活かして、傾聴スキルや受容・共感、問いかけなどが場作りに役立つこと。
参加者の語りから多くのものが引き出されていく様に魅力を感じること。
本にある言葉を使って自分のことを語ることが思考やマインドを豊かにするなあと思う時がしばしばあることなどです。
何より私が「Read For Action」の手法が大好きだからですね。

特に「本を読むことが苦手だ」とおっしゃる方が、本をパラパラとめくって目に留まった言葉を使って自分のことを語り出す時に、語っているご自身が「言葉にならない気持ち」を言葉にした時のスッキリした表情が素敵だなと感じます。

今では色々な手法の読書会があちこちで開催され、どの手法でも基本は「目的を決めて本を読む」という点でもほぼ一緒です。
違いは何かといえば、進行役のファシリテーターの関わり方と、参加者が心の底から楽しんで活字と親しむことだと思います。

皆さんも良かったらどこかの機会で読書会に参加してみてくださいね!

野口ゆうこのリーディング・ファシリテーター紹介ページはこちら


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