見出し画像

【働く×人生デザイン】「働く」を問いかける

キャリアカウンセラーの資格を取得して11年が経ちました。

私がキャリア支援に興味を持ったのは「就職氷河期」の終わり頃。
新卒採用のハードルが上がり、一旦退職したら再就職するのも困難だった時期にあたります。

その頃、職業訓練のパソコン講師をしていて、訓練生さんに仕事や人生の相談を受けるようになりました。
そこで専門知識を学びたいと考え、キャリアカウンセラー養成講座を受講しました。
その後リーマンショックをきっかけとした景気後退、少子化の影響での人手不足と、周りを取り巻く環境が変化してきました。

キャリアカウンセラーも国家資格化でキャリアコンサルタントとなり、個人から組織へのアプローチに焦点が当てられるようになりました。
共に臨床心理士の世界も国家資格で公認心理士ができて、個人のメンタル面を医療機関と共に支えていくようになりそうです。

時代の変化と共に求められるものも変化していきますが、キャリア支援者が関わるのは「相談者に“働く”について問いかける」事ではないかと思います。

私がキャリアカウンセラーになった頃は「若年者」「高齢者」「障がい者」「女性」等、働く人の特性に合わせた支援が求められました。

今も行政の関わる支援は同じ区分けで行われてますが、働く現場・・・組織では「働き方」「ワークライフバランス」「グローバル」といったテーマで働くことを考える機会が増えてきた気がします。

しかし、どのような立場の人でも、自分にとって「働くとは何か」を問いかける。自分に問いかけながら人生を作り上げていくという点では変わらないのかなと思います。

それはキャリア支援者自身も「自分はどう働いていくのか」ということでもあります。
相談者に寄り添い、相談者と共にそれぞれの人生を織り成していけるようなキャリアコンサルタントを目指します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?