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【自分史ノススメ】語りの効果

「私の想い出アルバム作り教室」では、ご自身の作品が仕上がり、印刷した後、参加者皆さんでお茶とお菓子を囲みながら、教室で作った作品の思い出話を語る時間を設けます。

実際、モニター体験会で作品のシェアの時間を取りましたら、皆さん素敵な思い出話を語ってくださいました。とても感動しました。

講座の後、相方のパソコンインストラクターさんと振り返りの時間を取って考えてみました。
「一枚の自分史」の解説の後、作品作りは皆さん個々に自由に作ってもらうのですが、操作の質問等は主に相方に、私は巡回しながら
「今日はこのお写真を持ってこようと思ったきっかけは何ですか?」
とお声かけして、お写真にまつわるエピソードを引き出していっていたのですね。
なので、作品に向き合う時間を、制作と内省とがコラボレーションするような感じになったのかなと思いました。

これは私たちキャリアカウンセラーの「問いかけ」スキルを使うことによって、参加者が「今ここ」で感じている過去の経験を語り出し、自分自身の意味づけを行うのではと考えられます。いわゆる「ナラティブ(語り)」の効果です。

キャリアカウンセラー(キャリアコンサルタント)の活躍の場は、就労領域、教育領域、企業領域等色々ありますが、地域という視点で活動されている事例は少ないと感じます。
誰もがやがて引退する時期を迎え、セカンドキャリアをどう築いていくかを考えることになると思うのですが、キャリアカウンセラーのセカンドキャリアを描くときに「想い出アルバム作り」活動を選択肢の一つとしていただければと思います。

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