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【働く×人生デザイン】仕事を通じて叶えたい夢

キャリアコンサルタントが国家資格になって変化したことがあります。

それまでの民間資格時代(標準キャリア・コンサルタント)の受験資格には「20 歳以上て?社会人として通算 3 年以上の職業経験を有する者」に該当する方が養成講座を受講・修了することが条件でした。
私もCDAを受験する時に職歴を証明する書類を提出しましたしね。

今はビジネススクール等で養成講座が開講されるようになり、士業の試験と同じように学生さんがキャリアコンサルタントの養成講座を受講されていると聞き、以前あった社会人経験がなくなったのね、と知りました。国家資格だから必要な知識を学んで受験できるのは一緒ですよね。

しかし、業務独占の資格ではないので、キャリアコンサルタントを取得した後、どのように活かしたらいいのかわからない、ということも聞き及びます。

そもそも、何故キャリアコンサルタントなのでしょうか?
もしかしたらコーチングを学んで相談者とともに伴走することもできるかも知れないし。
心理カウンセリングを学んで、色々なことで深い悩みを背負っている人の力になれるのかも知れないし。
この「何故」を今一度ご自身に問いかけてみてはいかがでしょうか。

私の場合、直接のきっかけは2005年に担当した職業訓練の受講生の皆さんからの相談を受けるところからでした。
色々な事情、色々な人生模様を抱えながら、収入を得て生きていかねばならない。そんな人が多く受講されていました。
それはかつての自分がどう生きるか考え続けていた私の姿と重なりました。

私が中学生で父を亡くした時、専業主婦で家業の手伝いしかしたことがなかった母が、生活のために仕事を探しても社会保障のある仕事をすることが出来ず、結局は非正規の仕事を掛け持ちしていました。
日中はパチンコ屋の定員やって、夜は小料理屋のカウンターで客相手をしていたのです。
私はこの時に「人生何事があっても自分の力で生きていけるようになりたい」と強く思うようになったのです。

これが転じて、今はキャリアコンサルタントとしてお仕事させてもらえるようになりました。
やはり、自分がその道を選ぶ「原点」「原体験」が、自分の力になるのだと思います。

私がこの仕事を通じて叶えたい夢は
●いつでもどこでも人生相談できる場を作りたい
●誰もが自分に無限の可能性があり、自分のことを信じて生きてほしい
●相手を自分の価値観でジャッジしない「先入観で相手を見ない」社会になってほしい

キャリアコンサルタントは「環境に働きかける」ことと「職業能力開発」をする専門家です。
目の前の人と向き合うことも大切なのですが、大きい視野で世界を観て、キャリアコンサルタントの皆さんが自分らしく活躍してほしいと願います。

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