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[文字起こし]第43回【メールを読む回!!!】

すみません、32回を起こす前に最新回がまた「おてがみ回」になってたので、ついつい楽しくてそちらに手を出してしまいました。今回、よう先生に色々とご協力をいただいたこともあり、ものすごく早くできちゃいました。3時間少々しかかかってない気がする……。というわけで、久々に最新回をお楽しみください。この後は今度こそ32回を起こそうと思います(^^;

(♪)
よう/メールを読もうかと思うんだけど。
いん/メール回ですね。
よう/送って頂いた方々、ありがとうございます。
いん/ありがとうございます。ありがたいですねぇ。
よう/はい。

★「今尾 唱寿」さんのお手紙

よう/で、1本目が今尾さん。あの~、前回、ツイートを読ませてもらった人なんだけど……
いん/ほう……。
よう/俺ちょっと、勘違いしてて……あの人ね、ブログの方にもコメントをつけてくれてて。「そっちを読めばよかったかな」と思ったんだけど、でもまた、もう1通、メールを送ってくれたので、それを読みます。
「こんにちは。いつも楽しく聞かせて頂いています。今尾……」何さんって読むんだろうな……。まあ、「今尾さん」ね。

(※文字起こし人注:文字では「今尾唱寿」さんです)

いん/はい。

第37回の仕事道具の話について感想を twitter に書いていたら、またあふれて長くな ってしまったのでメールさせて頂きます。

いん/おお。ふふふ、アツいな(笑)

私は仕事で、光学定盤(こうがくじょうばん)の上にレーザーを置き、ミラーやレンズなどを配置して実験系を組み上げ、光軸調整をして実験しており、共焦点とか二光子励起などにも馴染みがあります。

いん/そういう人かぁ……!!

ですので、ぼ~っとしつつ この回を聞き始めたころは、ピペットマンって、「ピペット」に「マン」がつくのかあ、0.5ulてどんなもんなんだろう、とか思っていたのですが、話題が顕微鏡や光軸調整に来たあたりで、「おっ」となり、共焦点顕微鏡と二光子励起顕微鏡が出てきたところで、もう大興奮して、一人で にやにやしながら電車に乗っていました。

いん/こんなので興奮する人いるんだ(笑)ひゃっはっはっは(笑)
よう/まさかの「この方向で刺さる」っていうね(笑)
いん/いやぁ、すげぇ!(笑)

二光子吸収の量はレーザーの強さの二乗に依存するので、レーザーの強度が5%落ちるだけで二光子吸収量が10%落ちてしまいます。昔使っていたレーザーは、朝システムを立ち上げはじめて、昼頃やっと光が出始める、でもパワーはずるずるドリフトして、パワーが数%程度に安定するのは夜でした。

いん/へえぇ~!

そんなレーザーを使いながら二光子励起顕微鏡の話を聞いたときは、しんどそうだし使いものになるのかなと思ってました。最近ではレーザーの安定性も良くなって、昔より顕微鏡として使いやすくなったのだろうと思います。

いん/くっはっはっは(笑)
よう/これ、あの……最近と言うか、ここ10年ぐらいかな。昔は液体レーザーだったのが、今は固体レーザーになったんだよね。
いん/はっはぁ~!
よう/あ、液体レーザーとは言わないか。まあ水銀とかさ。
いん/はいはい、アルゴンとかですかね。
よう/そうだね……あ、あれは気体レーザーか。
いん/あ、そうか。アルゴンは気体か。

よう/それが何か、固体レーザーっていうのが出てきて。大きさも、すごく小っちゃくなったし、パワーも出るようになったし、安定もするようになったし……あと、寿命が延びた。
いん/へえぇえ~!
よう/良いことだらけなんだよね。安くなったしね。
いん/なるほどなるほど。

よう/その辺のこともあるのかな。で、レーザーパワーが安定しないと結局、同じ強さに光るものを見てても、シグナルの強さがブレていくからさ。当てる光が強くなったり弱くなったりするってことだから、それは確かに困るんだけどね。でも我々の世界は、10%変わっても問題ないね。
いん/はあぁ~、そうですか。
よう/いや待てよ、モノによるな。モノに寄るけど……う~ん、見るだけなら、他のブレのほうが大きいから……。ん~、でも……

いん/今のと全然関係ない感想なんですけど……
よう/うん。
いん/普通、何かを情報発信した時にマニアックなリアクションが来るには、ある程度の視聴者数が必要なんですよ。マニアックな人ってパーセンテージが低いので。
よう/うん、なるほど?
いん/でも、『いんよう!』を30回ぐらいやると、あっという間に もうこのレベルのマニアックな人が来るんだなっていうのが、ちょっと、ゾワッとしますね(笑)

よう/あははは(笑)まあ、それは「元々のいっちーのフォロワー数が多い」っていうことと、「そのフォロワーの傾向が、ある方向に偏ってる」っていうのは、あると思うけどね。
いん/いやそれにしたって(笑)まあ、Twitter から作る人ばかりじゃなくて、この Podcast に目をつけてくる人も、いるとは思うんですけど……にしても、すげぇな。「二光子顕微鏡」に反応する人が普通にいるって……ちょっと、なんか……幅広いなあ。
よう/そうそう。前回は、この人、量子力学のところに反応してたからね。「(論文が発表された)その現場に居た」っていう……
いん/あっはっはっは(笑)くっくっく、いいですね~……。

よう/うん(笑)今はなんか、光学系の仕事をされてるんだね。このさ、「光学定盤(こうがくじょうばん)」って書いてあるけど……
いん/ええ。
よう/これって、顕微鏡が乗ってる、穴がいっぱいあいた、あの銀色の金属の台のことかなあ。
いん/あぁ~、そういうことなのかな……。
よう/なんかあれ、あの穴のところにネジみたいなの挿してさ、レンズとかを固定できるんだよ全部。
いん/はっはぁ~。

よう/専門家の人は、そうやってイチから顕微鏡を「組む」んだよね。
いん/ふぅ~ん。
よう/それは、見たことあるんだ、俺。顕微鏡を組んでる人。
いん/僕はそれ、見たことないですね……。

よう/パソコンを組むみたいな感じで、レンズ1コ1コとか、ディテクター(検出器)を買って……。我々、出来上がった顕微鏡を「買う」じゃん。
いん/そうですね。
よう/そうじゃなくて、彼らは「組む」んだよね。そういう時に使うものなんだろうな……「あれ光学定盤っていうんだ!」って思ったんだよ、このメール読んでる時に(笑)

(参考)日本生物物理学会 学会誌「生物物理」より
「顕微鏡、自作してみませんか?」※リンク先PDF注意(2ページ)
https://www.biophys.jp/dl/sup/solabo05.pdf

いん/いやぁ、もうねえ、四文字熟語の力が強すぎて、ちょっと怯えますよね……(笑)
よう/うん……。で、まだ続きがあるので読みますね。
いん/はいはい、どうぞ。

私の仕事は生物や医療とは少し遠い分野なので、続く次世代シーケンサーの話も面白かったです。昔は1回で 10^5個(単位は塩基対数でしょうか?)読んでいたのだけれど、人間の遺伝子の塩基対数(?)である 3×10^9 個 を読むには足りなくて、

よう/この「10の何乗(10^n)」って書いている時点で、「物理」っぽいよね、まあ俺らも使うけどさ。
いん/なっはっはっはっは(笑)
よう/俺は「10万個ぐらい」とか「10億個ぐらい」とか言ってるけど、あれ頭の中では「10^5(10の5乗)」とかで浮かんでるからね。それを、普通の数字に直して言ってるんだけど。「10の5乗」は「10万」だよね。

いん/そういうユーザーフレンドリーな情報はいらないなあ(笑)
よう/「3×10^9(3かける10の9乗)」は、「30億個」ってことだよね。
いん/おお、(計算が)早ぇなあ。
よう/いや普段から使うからさ、勝手に変換されてるんだけどさ。
いん/ああ、そうですね。「普段から使うから」ね。
よう/うん。

物理だと、一個、二個、三個ぐらいまでは個別に扱って、それ以上の個数だと数値計算するか統計量で扱うので、「10 の 9 乗個の情報を読み取って解析する」というのが、想像付かないです。最近テレビで見た「ジャンクDNAが実はゴミじゃなかった」という話も、この技術が寄与してるのでしょうか。

いん/ぶはははは(笑)
よう/まったくおっしゃる通りだなあ。10 の 9 乗個の情報をとっても、解析するのが大変なんだよね。
いん/あ、そうなんだ。へぇ~。

あと私、最近うっすら老眼を感じはじめていて、「顕微鏡視野下でペンで点を打つ」とか、もう しんどくて できなさそうです。

いん/この人は、おいくつなんでしょうね。
よう/ねえ。これ、いっちーが病理の(仕事道具の話)の時に「病変部に点を打つ」っていう話をしたからだね。
いん/そうですね。

そして、ブルドーザーの話は なんともやりきれない思いがあります。ブルドーザーしている側のプレゼン見ると、「このブルドーザーの運転技術や成果や解析がすごいでしょ!」とか言ってて、「それはそうなんだけど……(そもそも)ブルドーザーできるのがさあ……」ってなります。
また、エッペンドルフチューブ?の話を聞いて、「(自分が)学生の頃は生物や化学の実験でガラス器具を使っていたが、最近の生物、化学の実験ではそうではないのか?」と思いました。エッペンドルフチューブの話をいつか聞けると嬉しいです。

いん/おお……ふむ。

このポッドキャストを聴き始める前は、「ブログとか書いている人はすごいなあ、私は書くことがないしなあ」と思っていたのですが、長文感想を何度も連投してしまうので、「私もなんか書きたいのではないかと思うようになりました。

いん/あっはっはっはっはっは(爆笑)いや~、いいな~!
よう/(笑)

とりあえず、 note のアカウントを作ろうと思います。

よう/是非、作ってください、読みに行きます(笑)
いん/はい(笑)

以上、お読み頂きありがとうございました。また楽しみに聞かせて頂きます。

よう/……ということで、頂きました(笑)
いん/いやあ……これは商業でやってるラジオには来ないメールでしょう(笑)
よう/まずこの分量(笑)まあ、読まないからね。
いん/いやいや、たぶん(我々の番組に)ベストマッチですよ。まさにこういうのを送っていただきたい。
よう/そうですよ。
いん/怨念のような、自分の専門領域が、狭い領域で輝くっていうのを送っていただきたいですね。いやぁ、いいですね。
(08分33秒)

よう/そうだねえ。ちなみにこの……10の9乗個っていうか、「人間のゲノム DNA を全部読んで、それを解析する」っていうのは、確かに1コ1コやるのは大変だから……。
よう/うん。
よう/「統計量」というか、「ゲノム上の、性質が違ういろんな領域」があるんだけど、その領域ごとにまとめて、統計値みたいにして、「どの領域にこういう傾向がある」という解析が、基本的には多いね。
いん/ふ~ん……。
よう/だからそこは多分、物理の人と似てるというか……生物学の人が解析しようと思う時に、物理学でやってることを参考にしてやるからね、やっぱり。
いん/なるほどなあ。
よう/うん。物理とか光学とか、そういうのは同じだけど……しいて言うなら、遺伝子は数万個あるから、遺伝子ごとに、それぞれの傾向みたいなのを見て……それも数万個あるから、とても目で追えないじゃん。
いん/追えないですね。
よう/だからまあ、基本的には「こういうグループの遺伝子はいっぱい出てて、こういうグループの遺伝子は出てない」みたいな、統計値の話にはなるんだけど。
いん/うん。

よう/我々は、もっと泥臭いので「何かが多いトップ100遺伝子」みたいなのを出して、100個とか1000個とか、全部、目で追う
いん/はあぁ~!
よう/で、最終的には「あ、この遺伝子知っている」「これが関係していそうだ」とかになるんだよね。「経験と目に頼る」みたいなところがあるよね。
いん/それ……やっぱりそうなんですね。あ~、なるほどな……。

よう/うん。いわゆる次世代シーケンサーを使って専門的に解析している人は、そういうことはしないんだけど、我々みたいにウェット側というか、クラシカルな生物学をやっている人間としては、その解析で出たデータ・値から、次につなげるために「関係していそうな遺伝子を何個か抜き出して、それについて個別に調べる」っていう事をやるんだよね、実験でね。
いん/はあぁ~!
よう/その時に、最終的には目で確認をしている。だから、「見えても、遺伝子の名前を知らないとそれに反応できない」っていうさ……。
いん/なるほどぉ。
よう/なんかね、ちょっとサイエンスなのかどうか怪しいところがあるんだけどさ(苦笑)
いん/うう~ん……。サイエンスのそういう面って、残酷かつストイックですよね……。
よう/そうだね。
(10分56秒)

よう/俺、今日、noteに……
いん/あ、今日は先輩のnote見てないな。
よう/「実験科学は論理的か?」というタイトルで書いたんだけどさ。

いん/うわ~、またマニアックなことを書いてる(笑)
よう/(笑)今みたいな泥臭い、「物理とかじゃねえだろう」みたいな、「経験とか勘みたいなところが入り込んでくるモヤモヤ感」みたいなのを書いたんだけど……

いん/僕、それ大学院2年目ぐらいの時に考えたんですよね。
よう/いやいや……そうか、そうだね。
いん/いやそれで、考えて、いろんな人にしゃべって、答えが出ないまま大学院を卒業しているんですけど……。いやぁ、なんかそのテーマは、僕にとっては答えがなさすぎて、重すぎるなあ。あとで読もう(笑)
よう/そうね……。あのね、最近「大体そういうの気にならない人が生物をやっていることが多い」っていうのが、俺のひとつの答えなんだけどね。
いん/……マジで同感ですね。うん、うん……ほんとに。

よう/そのことも今日の note に書いたよ(笑)「俺らみたいな頭でっかちの人ばっかりじゃない」って書いた。あはははは(笑)
いん/あははは(笑)読みます。いいなあ、メール1コでルサンチマンの蓋の開け方が、すごいなあ(笑)いいですね……。
よう/いやいや……。さて、ええっと……
いん/はい、次のメールですか?
よう/そうですね。
(12分20秒)

★「しんくろっく」さんのお手紙

よう/え~っと……。「万次郎 ジョン」さん。
いん/はい……あはははは(笑)
よう/これは、まあ「ジョン万次郎」さん、だね。多分、メールソフトの設定で入れ替わってるだけだ。……あ、違うな。ラジオネームは「しんくろっく」さん、になってるな。
いん/ちょっと(笑)どこをイジったらそうなるんだ(笑)
よう/あははは(笑)まあいいや。
いん/あ、「しんくろっく」さんは僕、(Twitter の)アイコン分かる。
よう/あ、俺も分かるよ。

いんさん、ようさん、こんにちは。
いつも Spotify で楽しく聞いております。

いん/ああ、Spotify ね。ありがとうございます。

何を書けばいいか分からなかったので、思いついた、「ここがいいよポイント」を書きます。

いん/ほう。

ただのステキなおじさまが愉快に話しているところも素敵であり、静かで楽しそうに、かつ淡々と話されるふたりの話はとても聴きやすいです。

いん/ありがとうございます。(笑)

アニラジ系の流行りの、しっちゃかめっちゃかでハプニングありの笑い声も大きいことが魅力のラジオとは、また違った、聴きたくなる気持ちがあります。

いん/僕は それ、やってみたいですけどね(笑)

専門的な知識に富んだふたりが、専門じゃないところやただ好きなところを語る時、自分と見ている世界が少し近いような錯覚に陥るので、結構そういう話を聞くのも好きです。

いん/おお、ありがたい。

また、時折見せるおふたりの裏にある研究者としての知識量や読書量に驚いたりもします。

いん/んふふ、研究者……(笑)

ヤンデルさんの毒を刺したり、自虐トークや、ようさんの受け止めながらも軽く流すような応答も、またようさんのアニメオタクの業みたいなものが垣間見えることも、どれも素敵だなと感じました。

いん/
あっはっはっは(笑)

これからも楽しみにしています。
体調など崩されませぬよう。

よう/……ということで、いただきました。
いん/ありがたいですねえ。ちょいちょい、ディスってくるところが、フォロワー感があっていいですねえ。
よう/(笑)
いん/よく分かってる。文脈をご存知で(笑)
よう/うん……いっちーは、違う文脈の、そういう(アニラジみたいな)のが出来るかもしれないけど、俺は無理だからねえ。

いん/うん……まあ、無理というか……。そうですね、先輩と普通にご飯食べたり酒飲んだりしてても、今とほぼ同じようなトークしてますからね。
よう/まっっったく、同じだね。
いん/だから、これ長続きするんでしょ? 無理してないから。
よう/無理してないから、疲れないし。……まあ、疲れるんだけどさ、4本連続で録った後は。
いん/疲れますけどね。
よう/まあ、それでも続けられてるってのはそういうことかもね。準備もあんまりしてないしね。
いん/んふふふ(笑)
よう/準備もしていないし、編集もしていない、と。
いん/編集は……前回の分はやってくださいよ、ぜひ(笑)
よう/なんかね、初めて音が結構トんでね……。

いん/そうそう。でもまあ、ナチュラルに続けられるってのは、いいことですけど……。そうねえ、いやでも、人前でしゃべる時のしゃべり方が、声優さんみたいにテンション爆上げで出来たら、それは楽しいだろうな、とも思いますね。
よう/そうだなあ……。
いん/ちょっとやってみたい……。
よう/なに、やってみる?
いん/いやいや、僕らがやるのは不可能ですよ。「やってみたい、な~」みたいな(笑)仮定法みたいな話。やれたら美味しいのに、みたいな。
よう/あははは(笑)もう否定の意味を含んでる仮定法ってことね?
いん/含みます、含みます。いや~、無理だな~……。やっぱり、「しゃべるプロのしゃべり」っていうのと、僕らみたいな、「ある程度専門知識を使ってはいるが素人のしゃべり」では、ジャンルが違うんですよね。
よう/それはまあ、そうだね。

いん/うん……。だって、どうやったらこの番組が「サイエンス・ラジオ」になるのか、分からないですもん。
よう/ああ……確かにね。う~~ん……。それはそうだな。プロの構成作家がいるかどうかってのもあるし、しゃべる人自身の能力もあるし、ねえ……。
いん/そうですね。いやそうでないと……しゃべる能力は限界があるけど。ただ、しゃべりたいことが無限に出てくるってことは、ありがたいですけどね。


よう/じゃあ、次のメールいこうか。
いん/ああ、はいはい。「しんくろっく」さん、ありがとうございました。よう/ありがとうございました。
(16分34秒)

★「mami」さんのお手紙

よう/「mami」さんから、いただきました。

いつも楽しく、興味深いお話をありがとうございます。
知らない世界を覗き見する気持ちで聴いております。

よう/……この人も多分、俺、アイコン分かるなぁ。
いん/そうですね。

第22回で、少しだけですがサイクロトロンの話が出てきたときは、つくばのKEKを見学したのを懐かしく思い出しました。

いん/ほおぉ~。
よう/確かに、つくばにサイクロトロンあるなあ。

そして、いつ聴いてもおふたりはいい声だな?と、家以外でも通勤や移動のおともに、iPodに入れて配信を聴いています。

いん/おお、ありがたい。

今回は おふたりにぜひ聞いてみたいことがあってメールしました。

いん/はいはいはい。

ポッドキャストの編集や配信以外にも、録音されたご自分の声を聞く機会があると思うのですが、そのときどんな気持ちで聞いていらっしゃいますか?
仕事柄、録音された声を聞くことがあるのですが、自分の声だけは一向に慣れません。
その昔おふざけで友人たちとラジオドラマごっこした時からずっとです。

いん/(笑)

聞こえ方がほかの人と自分で違うのはわかっていても、いつもムズムズもぞもぞするような、妙な感じがしてしまいます。

いん/なるほど。

おふたりはそんなことないでしょうか?
『いんよう!』がきっかけで、離れて久しかったアニメが また気になりはじめ、ACCAを見始めました。

よう/……『ACCA13区監察課』ね。
いん/おおお。あの、音楽がカッコイイやつ(笑)……それしか分からないけど(笑)
よう/そうそう。

「浅瀬でパシャっと」くらいは出来たらな、と思ってます。長々と失礼いたしました。これからも毎週火曜日の配信を楽しみにしています。

いん/ありがとうございま~す。
よう/ありがとうございます。

追伸  私もソイラテのギャグ、好きです。

いん/ん? んっふふふふふ(笑)ねえもう、みんな僕にスベらせることばかり考えて(笑)あの~……(と言いかけたところに、よう先輩がかぶせて続きを読む)

紙に印刷して、ヨンデル選書で購入した本のしおりに使っています。

いん/ぎゃっはっはっは(笑)
よう/ふふふふ(笑)俺、「天才じゃないか」と思ったよ、これ読んだ時。
いん/こ れ は(笑)スゴいな、やめてくれよ……(笑)
よう/(笑)
いん/「紙に印刷して」もダメージがデカいけど、「しおりに使ってる」って……すごいなあ、もう好きにしてくれ(笑)
……いやいやとりあえず、そのしおりの話はスルーでいきますけど。

よう/自分の声」ね。
いん/ええ、自分の声の話ね。あなたどうですか、自分の声を聞いて……
よう/あのね、う~ん……なんでか分かんないけど……。人生の中で、何度か自分の声を録音したものを聞く機会があるじゃん。
いん/はい、ありますね、何度かは。
よう/で、すごい違和感があって、イヤだったんだけど……
いん/うん。
よう/なんか、他のものがどうでもよくなるのと同じくらいのタイミングで、数年前に、どうでもよくなったね。(真顔)
いん/あっはっはっは(笑)
よう/だから、これ(『いんよう!』)を始める頃には、ちょっと違和感は残ってたけど、まあそんなに悶えるほどではなかったかなあ……。
いん/いやあ、それは分かるなあ……。
よう/今はね、ほんっとに、どうでもいい。何も思わない。
いん/ああ、そうなんだなあ……。
よう/うん。

いん/自分の声に対する自意識がある状態で、番組を作るのは苦痛ですよね。
よう/苦痛だと思うね。

いん/僕は割と……自分の声は、覚えてしまったので、苦痛はないですね。
よう/まあでも、この人は「分かってても、もぞもぞする」って言ってるじゃん? まあ確かに、それは分かるなあと思うんだけど。
いん/そうですねえ……。僕、どっちかというと(気になるのは)声質よりもテンポなんですよ。
よう/ああ、テンポ……合いの手の入れ方みたいなのに、もぞもぞするってこと? 「そうじゃないんだよな~」って?
いん/そうですね。テンポ、合いの手の入れ方……自分で視聴者側になって聞いてみると「うっとおしいなあ」って思うことが未だにものすごくありますね。


よう/いやぁ……なんか、いっちーが、『水曜どうでしょう』のディレクターの藤村さんがしゃべってる時に、「全部に編集点がある」って言っててさ……
いん/はい。
よう/「まあ、そりゃそうだよな」と思ってたんだけど……今、なんとなくいっちーの言いたいことが分かってきた気がするんだけど。
いん/はいはい。
よう/いっちーは、「自分がしゃべってる時に全然編集点がない」ってことに不満を覚えていて、あのセリフはその裏返しだったんだね。
いん/そう! すごい、そうです、その通り!
よう/うん。確かに、いっちーの話は時々、編集点がなくなる。ずっとじゃないけど。
いん/そう。それが多分、一番僕が楽なやつなんですよ。
よう/そう。あのね、確かに、いっちーの調子が良ければ良いほど、編集点がなくなってくる
いん/そう。もうだから、「長広舌のしゃべり」で、とにかく「編集点なんか知るか、オレの話を全部聞け」っていう時が、「一番ナチュラルに僕が言いたいことをしゃべってる時」なので、ジレンマというか、ダメージがあるわけですよ……。
よう/いやあ、そうだね。……だから1回、ふたりで素人漫才でもやってみればいいんじゃない?
いん/「どうも~!」って(笑)


よう/そうそう。すげえスベる感じのやつ、やってみて……多分、「相手の合いの手とかが入ること前提で、自分の話を組み立ててしゃべる」っていうことを、まあ今も多分無意識にはやってるんだけど……それを強化するっていうかさ。
いん/いやあ、分かるなあ。ちょっと考えたことがあるんですよね。
よう/うん。
いん/特に、しゃべる方はともかく、まず「書いてる文章を短文にまとめてみよう」って。
よう/ああ、「書く時」ね……。
いん/そう。書く時に意識するのが一番簡単なやり方なんで、僕はたまに、それをやってる時があります。
よう/ああ……。
いん/ツイートもブログも、とにかく一つひとつの文を短くして、「これを頭の中でイメージしてしゃべろう」みたいな。


よう/う~んと……「相手に話を渡すタイミング」かなあ?
いん/いやあ、それが分っかんねえんだよなあ……。明石屋さんま の(場の)回し方を見てると、すごいですよね。
よう/ああ、あのレベル……まあそうだね。
いん/いや、あのレベルにならなくてもいいんですけど、「お手本」にはしようかと思ったんですけどね。あまりにも合いの手が細やかすぎて、「いやこれ、必要かいな?」と思って。ダメージを受けますね、う~ん……
よう/……なるほど(笑)そうかあ、難しいね。
いん/いや結局、僕も「自分の声を聞いて違和感」っていうレベルではないんですよ、いまは。そこはクリアしたから。しょうがない。
よう/そうだね。これ「もぞもぞする」ってのは、「慣れ」が一番大きいのかもしれないけどね。
いん/と思うけどなあ。でもなあ、自分がしゃべってるのを聞くと、腹が立つんだよなあ……。
よう/いやいあ、まあ……内容とかテンポとか、そういうことに関しては、不満なことは、まあ常にあるけどね……。

いん/(笑)いやあ、ヤなことを思い出させていただける、絶妙なメールですよ……。
よう/(笑)
いん/「ああ、そこはイタいとこだな」みたいな~、みたいな。『いんよう!』にメールしてくる人、気軽な挨拶とかしてこないですよね。核心に切り込んでくるみたいな話ばっかりしてくる。
よう/ああ、そうだね。これは良い傾向だよね。みんな挨拶が短いっていう(笑)
いん/良い傾向ですよ。
よう/「とりあえず俺の話を聞け」みたいなね(笑)
いん/すごいな(笑)
(23分53秒)

★「新宿アーキテクト」さんのお手紙

よう/次は、「新宿アーキテクト」さん。これも以前にもおたより頂いた方で。
いん/ああ。その後、建築の本を勧められましたよ。
よう/だよね。

先日のメール回で私のメールが読まれてとても驚きました。何しろメールをラジオなりポッドキャストなりに出すことが初めてで、自分の書いたものを改めて他人に読まれる気恥ずかしさもあり、帰宅途中の電車で聴いていて顔が赤くなった気がしました。

いん/あっはっはっは(笑)その「初めて」を僕らに使っていいのか?(笑)
よう/だよねえ。もうちょっと送るべき番組があるんじゃないかと思うけどね。
いん/あはははは(笑)

今はもう落ち着きまして只々嬉しい限りです。

よう/ありがたいですね。
いん/ありがたい、ありがたいなあ。

「アニメと建築」という切り口でという話をされていましたが
一番わかりやすい入り方として、サザエさんの磯野家と、ちびまる子ちゃんのさくら家の間取りがあります。

よう/ほう、なるほど。
いん/はあぁ~!

日曜日の夕方の国民的なアニメのあの家の平面図は
ネット上で検索すると直ぐに出てくるのですが
多分頭の中ですぐに立体化を構築出来るくらいに
なじみ深い建築物だと思います。

よう/……確かにね。
いん/んふふふ(笑)分かるなあ。

平図面を見ながらあの家の廊下を容易く想像して
歩ける自分に気づけるのではないでしょうか
まさに機器装着無しのVRです
映画だとジブリと細田守と新海誠が思い浮かびます。

よう/……確かに。
いん/ふう~む……。

ジブリは「どこにも無いけど出会ってみたい建築」、
新海誠は「技術者として非常に緻密なリアリティのある建物群」、
細田守は「見たことはないけどきっとどこかに必ずあるだろう」
という建物を映像の中に建てています。

いん/おぉぁ~!!
よう/……確かに、『未来のミライ』も、そうだったなあ。
いん/『未来のミライ』、見ましたか。
よう/見ましたよ。
いん/いいなあ。
よう/とりあえずは見に行くことにしてるからね。
いん/(笑)

あとは、幾原邦彦 作品やボンズ制作のものも、建築物としても
非常にかっこいいものが多いなあと思います。

いん/ふ~ん。

たぶん この先を語り始めるととても長くなるのが建築クラスタの常ですが
いつかお二方の琴線に触れる建築物に遭遇されることを
新宿の片隅で少しだけ願っております

いん/「新宿の片隅」かあ……。カッコイイな。

それでは これからの放送も楽しみにしております。

よう/ありがとうございます。
いん/ありがたいですね~。
よう/ええ。幾原作品、確かになあ……。俺、見てない作品もあるけど。『ウテナ』とかも独特の作品だし。

いん/ていうか、なんか、メールのレベルが高ぇなあ。
よう/高いね。
いん/大丈夫か?
よう/確実に我々を超えてくるっていうね(笑)
いん/もうちょっと軽い話で いいんだけどな(笑)
よう/(笑)


いん/いや、こないだの「ブンガクフリマ24ヨウ」の話とかで、「シャープ、面白かったっスね~」みたいな、なんか、「雑いメール」が欲しいなあ、あっはっは(笑)
よう/(笑)
いん/なんでしょうね、皆さんのメールを見ていると「非常に礼儀正しく挑んでくる」みたいなメールが多いんですけど……
よう/うんうん。
いん/『いんよう!』ってのは、そういう「挑む価値あり」みたいな番組になっちゃってるんですかね?


よう/「挑む価値あり」っていうか……本当に放送している(地上波の)ラジオ番組には、なかなか挑めないじゃん。
いん/挑めないですね。
よう/なかなか読んでもらえないだろうし。まあ番組のテイストにもよるだろうけど。
いん/うん。
よう/だから、「ちょうどいい」のかなあ。
いん/まあ、ユルいっちゃユルいのかな……。ちょっとアカデミックな話もしますけど。
よう/そうだね。

いん/うん、ありがたい……ちなみに今、メール3通読みましたけど、これで何分くらいですか?
よう/27分を過ぎてるね。
(27分31秒)

いん/マジかあ……。あと3通メール読んだら、来週の分の収録もできてしまうっていうね(笑)……この、メールの「重量」も結構、ドスドス来ますよ(笑)
よう/そうだね。ええっと……
いん/会話、すげえなあ……。
(27分54秒)

★「かのえ」さんのお手紙

よう/じゃあちょっと、短いメールを2本読んで、終わりにしようと思います。
いん/はいはい。僕は何が読まれるかまったく分からないんですけど、ぜひぜひ。
よう/では、「かのえ」さん。

いつも楽しく拝聴させて頂いております。

いん/ありがとうございます。

ヤンデル先生と同学年らしいと知り、興味を持ったのがきっかけでした。

いん/ほう!

この歳になって、同年代の方々が頑張ってらっしゃるのが、励みになっております。最近は、アニソン投げつけのコーナーが面白く

よう/……あれ、気に入ってくれてる人いるんだね。
いん/おめでとうございます(笑)
よう/(笑)

コーナーに入る時、よう先輩が会話をぶった切って「アニソンの話ししようか」と仰るのがツボです。

いん/ぶっはっは(笑)まあ、あれは分かりやすいツボですね、うん。分かる分かる。

これからも頭のいい人達の会話を楽しませて頂きます。
※まわりにこんな優秀な人間はいないので(笑)

よう/……ということで、いただきました。
いん/「頭のいい人達の会話」にされてるみたいですよ(笑)
よう/……どういうことだろうねえ。
いん/言いたいことは分かるけど、内容はそんなに頭よくないと思うな。
よう/「頭がいい」って、多義語だもんね。
いん/多義語ですねぇ~~!
よう/うん。


いん/構造を解体したら、頭がいい人の会話になるんですよね。
よう/ほうほう。
いん/なんか「これがこういうふうに組み立てられてる」みたいな、「メカニズムの話」をすれば、頭がいい会話になるらしいんですよ。
よう/若干、分析的な会話ってことだよね。
いん/分析、分類、ラベル貼り」……みたいな。我々はでも、どちらかというと、最終的にはメールで「今日も頭の悪いトークをありがとうございます」って言われたほうが、幸せな気がしますけどね。褒められていることは、いいとしても。
よう/俺はまあ、もうどっちでもいいね。
いん/なははははは(笑)
よう/メールをいただけるということだけで。感想をツイートしてくれるだけでも嬉しいので。
いん/我々、なかなか果報者ですよね。
よう/そうそう。だから「頭がいい」でも「頭が悪い」でもなんでもいいよ。
いん/そう。スカイプでラジオをやってたら、感想がくるっていう……ありがたい。
よう/そうだよね。本当に、すごいことだよね。
いん/そう。すごい時代だ。
(30分08秒)

★「けん」さんのお手紙

いんさん、ようさんこんばんは。

よう/ええとね……。これは……ちょっと待てよ、名前が……ペンネームみたいなものがないな。これたぶん、本名だよな……。あ、あったあった。

けん(twitterID:swns6)と申します。
今 医学部の6年生で 国試勉強の合間に聴いています。

いん/ふふふ(笑)「頑張れ」と。
よう/うん。だから今、医学部6年になったばっかりってことか。
いん/おお。

(勉強のお供しては他には超a&g、音泉、響、ラジオ関西のお世話になってる、ラジオオタク兼声優オタクです)

よう/うん、もうその通りだね(笑)全部網羅してるもんね(笑)
いん/……いま聞いた中で、半分以上分からなかったんですけど、そうなんですね?
よう/うん。「超a&g」は分かるでしょ? 紹介したもんね。
いん/はいはい、聞きました。
よう/「音泉(おんせん)」っていうのは、「音の泉」って書くんだ。これも、アニラジ系のものを結構、あげてくれてて。あと「響(ひびき)」も、そういうサイトみたいなのがあって……アニラジ系なんだけど。
いん/へええ~。
よう/「ラジオ関西」も、上坂すみれさんのやつとか、結構やってるんだよね。
いん/ああ、なるほど。

今日はおふたりに聞いてほしい曲がありましてメールを送らせて頂きました。
曲名は『スパイラル』、
バンド名は作中名ですが 「in NO hurry to shout」です。
作品名は『覆面系ノイズ』、ボーカルは この番組ではおなじみの早見沙織さんです。

いん/あははは(笑)「おなじみ」ね(笑)
よう/俺ね、全部じゃないけどこの作品、見たよ。早見沙織さんが、主人公の助成を演ってて、その女性が劇中でバンドをやるんだけど、そこで歌っている歌だね。
いん/ほお。早見さん、なんでもできるな。

もう、しのごの言いません。
大槻ケンヂさんが所属する特撮や、テレビアニメ『さよなら絶望先生』などでおなじみの NARASAKIさん作曲の、激しすぎるロデオのような曲調を、しっかりボーカルを憑依させ乗りこなす、はやみん……
初めて聴いた時に「こわっ……」と呟きました。

いん/(笑)ほお……。
よう/確かに、かなり激しい曲だね。
いん/先輩よりも、よくご存じだと。

全く同じ言葉を使ったのは、生まれて初めてNUMBER GIRLを聴いた時です。14歳の夏でした。

いん/ぶふっ(笑)
よう/(笑)

今後もお二人の番組を楽しみにしております。
更新大変だとは思いますが、無理なく続けて頂ければと思います。

よう/ありがとうございます。
いん/いやあ、個人的なことを言うと、早見沙織さんと NUMBER GIRL を一緒にしてしまったら、お互いにとってダメージがでかいから、やめといたほうがいいと思いますけど……。
よう/あははは(笑)

いん/そうかそうか、いやしかし、NUMBER GIRL ねえ……。
よう/NARASAKI さんって、知ってる?
いん/その人のイメージは、今、浮かんできません。アイコンが浮かんでこない人ってのは……
よう/ああ、いや違う違う。この作曲をしている人。
いん/ああ、それは存じ上げないんじゃないんですかね。
よう/なるほど、そうか。違う文脈にいる人なのかな……
いん/あー、そうか。NARASAKI さん……?
よう/大槻ケンヂさんが所属する、って書いてあるね……。
いん/それは多分、僕は知らないですね。
よう/そうなんだ。まあでも、あんまりメロディがしっかりしている曲というよりは……なんていうんだろうな、本当に「叫ぶ」というか、絶叫系のボーカルを早見さんがやってたけどね。


いん/……多分なんですけど、それはですね。「エモーショナルコア」とはちょっと違う文脈なので……「パンク」なんじゃないかな。
よう/「パンク」ね。若干、ピッチを外している感じだったかなあ。
いん/ああ……なんか、パンクのノリなのかな?っていう感じがしますけどね……。
いやあしかし、『いんよう!』に来るメール、5通読んだら5通とも違うけど、全部同じこと言ってるのが腹立つなあ……(笑)
よう/(笑)そうですか……


いん/結局、我々をニヤニヤさせることだけにカロリーを使っている感が、すごいなあ。NUMBER GIRL の話を最後にするなんてのは、明らかに僕に向かっての狙撃みたいなもんですからね。
よう/ああ、「狙撃」ね。確かにそうだね。俺は全然、標的にされてないからね、この文章に関してはね(笑)
いん/いや、「早見沙織さんが」っていうところで先輩が「ああ、なるほどね」って言ってて、最後に「 NUMBER GIRL が」って言って僕を狙い撃ちしてる、みたいな感じが、透けて見えるっていう……いやあ、なかなか、凝ったメールで僕を攻めてくるなあ(笑)腹立だしい(笑)


よう/NUMBER GIRL も聞いてるし、アニメも見てるし、アニラジも聞いてる、そして国試を勉強してる、と。
いん/僕がよく使う言葉でいうと、それこそ「僕の上位互換」みたいな人間ですよね、あはははは(笑)で、僕が劣化版で(笑)
よう/「劣化版」ね、その言葉、もう15年くらい使ってるよね。
いん/何百回言ったことか(笑)僕、「上位互換」と「劣化版」という言葉で自分を貶めるの、好きなんですよ。
よう/いっちー、1回くらい「俺はお前の上位互換だ」って言ってみれば?(笑)
いん/もうね、そんなシーン、思い浮かばないでしょ(笑)
よう/(笑)
いん/使おうと思ったこともない……。

よう/はい。じゃあ、メールをいただいた方、本当にありがとうございます。
いん/ありがとうございました。
よう/今日は以上です。
いん/すごいなあ……。ありがとうございました(笑)
よう/ありがとうございます(笑)
(35分20秒)
(♪)

※『いんよう!』文字起こしシリーズのインデックスページはこちらです。


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