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下手したら大惨事になっていたかもしれないお話・・・

ある日、駅構内のショッピングコーナーで買い物をしていたときのことです。

この日は、あるイベントのためボランティアの女性が僕の車いすを押してくれていました。商品を選んでいると、別の女性が走って近づいてきます。

「何しているの~もうすぐ電車が出発するじゃない!集合時間を聞いていなかったの?」

時計を見ると、事前に聞いていた集合時間をとっくに過ぎています…

「すいませ~ん、すぐ行きます!」

僕の後ろにいる女性は大声でそう言うと、車いすを猛スピードで押し始めました。

買った商品がたくさん入ったリュックサックを車いすの背中にかけていたので、車いすとの距離が少しあって、押し手(グリップ)が掴みにくそうです。

「ちょっと…こんなに速く進めたら危なくないですかね?」

「大丈夫!大丈夫!」

僕がそう言うのみ聞かず、女性は押すスピードを変えようとしません。

しばらく進んでいると、前方が急な坂道になっているのに気がつきました。(そこからは下ることになります)

「そろそろ、道が平坦じゃなくなりますから、もう少しゆっくり進めたほうが…えっ、うわぁ~~~~~!」

僕が注意奮起しようかと彼女に声をかけたのが遅かったのか?彼女の押すスピードが速すぎたのか?車いすは速度を変えずに坂道を急降下!車いすのキャスター(前輪)がガクッと下がって僕は前方に投げ出されてしまいます

怖いオジサンに押してもらうのもヒヤヒヤするけど…
怖いオジサンに押してもらうのもヒヤヒヤするけど…

「え~~~大丈夫ですか!!!」

「ええ、なんとか…」

幸いケガには至りませんでしたが、ヒヤヒヤさせられました…

おそらく、彼女も急な坂道には気がついていたのではないかなと思います。

ところが、車いすの前輪(キャスター)と自分の目線に距離があって、速度を落とすなりの対応が遅れてしまったのではないでしょうか?

目線に注意!
目線に注意!

以上、下手したら大惨事になっていたかもしれないお話でした。

車いすを押す機会があるときは、どうかよろしくお願いします。


いかがでしたか?

今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!

読んだよ〜ってことで、スキを押してもらえたら、今後書いていく励みになりそうな気がします。

できましたら、これからもたくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。

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