見出し画像

僕は車いすマンじゃないんだぞ!っていう心がけ

以前、おじいさんとの出会いで少し触れましたが、自家用車に車いすを積み込んだり外に出したりするのは簡単ではありません

今回は、そのことを教えてくれた人との出会いを書いてみたいと思います。

施設に自家用車を置かせてもらい、出し入れの練習をしていた時期があります。

一度積みこんだら、「ゼーゼー…オエ~?」と息が荒れて顔色真っ青になる僕を見て、自動車訓練担当の教官は、あきれた表情を浮かべます。

訓練以外は気さくで優しいオジサンの教官なんですが…訓練になると冷酷で鬼の形相になってしまいますから、僕はそれが怖くて仕方がなく訓練時間が憂鬱でした…

ただ、仮免のために試験場まで施設の教習車で一緒に行った帰りだけは、訓練時間であるのも関わらず本当に和やかだったんです!(行きは逆で地獄のようでしたが…)

例えば…

「おっ…もうじき昼飯か~辛島は食堂の飯やろ?俺はどうするかな~あっ!あそこの弁当屋でいったん停めるけん!ごめんな〜唐揚げ弁当買ってくるわ〜お前は何かいるか?缶ジュースでもおごってやるけん!あっみんなには内緒だぞ!」

「いえいえ、おこまいなく…」

そんな教官が、訓練中に出しれのことで持論を言われたのが今でも忘れられません。(冒頭でおじいさんに伝えた心構えは、この持論からきています!)

それを以下に紹介します。

「オイ!辛島…コンビニ行こうとするやろが? 健常な人がよ~出発前にバテバテになることあるか?…ないやろ?ほな、お前も疲れたらいけん!

「車いすと共に動かんといけんお前は、出し入れは必須やけどな、それは可能な限り、あってないようなものにするべきやと俺は思うぞ!運転するときはな、お前は車いす使用者やないと思え!」

そのためにはな〜何度も出し入れの練習せないけんぞ!そしたら、いつか疲れなくなるけん頑張れ!お前が疲れていいのは、コンビニについた後!エロ本でも見て疲れとちょればいいんや~」

コンビニの店内で見るのは…
コンビニの店内で見るのは…

(そうか~よし…僕は車いすマンじゃないと思って、運転に挑んでいくぞ!)

教官の言葉が、僕の背中を押していました!

やっぱり、一人でいるときやわな~
やっぱり、一人でいるときやわな~
本よりも…
本よりも…

いかがでしたか?

今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!これからも、たくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。

サイトマップまでいかないかもですが…

趣向が似た記事を集めた各マガジンの紹介をします。(クリックしてください)

覗き方?の参考になればうれしいです!

伝えたいメッセージをみなさんへ~


僕が書くすべての記事(手紙)は、長い時間かけて継続して書いてきた記録や、そうでなかれば得られないであろう考え方や貴重な体験を基にしています。いただいたサポートは、その評価だと捉えさせていただき、それを糧に今後も多くの記事を書いていきますので、どうかよろしくお願いします。